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財閥礼讃?~ちきりん女史の主張

2014年12月26日 13時54分40秒 | 経済関連
ちょっと目にしたので。個人批判というわけでもないんですがね。

>http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/20141224


まあ、色々な考え方があるので、大金持ち崇拝とかがあっても不思議ではない。ただ、そういう考え方の人が多数を占める社会になってしまった場合を想像すると、酷い世の中だなと思わずにはいられない。


当然批判は出てくるでしょう。

>http://azanaerunawano5to4.hatenablog.com/entry/2014/12/25/133524


その前提が云々と書かれていますけれども、「1人100万円ずつだったら」という前提の話は、以前に拙ブログでも書いてしまっています。

08年12月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8dc8ae436af93af4d85305fc9fa92b98

(再掲)

個人消費というのは、いってみれば非常に小さな単位の「ベンチャー企業」みたいなもので、大企業に10億円という資金を与えてそれを投資してもらうのも、個人に100万円ずつ小分割して1000人が自由に投資するのも、同じようなものではないでしょうか。その中から、ユニークなものとか、うまくいくものとか、そういったものが生み出される可能性に賭けてみる、ということでしょう。本当に1人が10億円のお金を持たされて投資した方が効率的かどうかなんて判らないのですよ。大きな投資主体もあれば、もっと小さな投資主体もある、というような適度なバランスがある方がいいと思えます。ある人は土地を買って商売を始めるかもしれませんし、トラックを買って運送業を始めるかもしれませんし、放蕩息子みたいに演劇だの芸能だのに使ってしまうかもしれない。それは判りません。が、個々の「何かの考え」があって、お金を使おうとしますので、思わぬ大ヒットみたいなものが誕生してくるかもしれないのです。昔の日本というのは、そうやって消費だの何らかの投資だのにお金が回っていたのですよ。だからこそ、個人で商売を始める人たちなんかが、そこそこ存在していたのですから。規模の経済は確かに大事だろうけれども、新たなものを生み出す力というのは、結局は個人に委ねられている部分がそれなりに大きいのではないかな、と思ったりもします。

========


基本的な考え方としては、今でも変わっていません。
企業の収益をどう分けるのか、ということが問題意識です。

税額は無視して、具体例で書くこととします。


【例1】
賃金       1億円
外注費(下請け) 1億円
株主配当金    10億円  


その他の経費も全部無視して、こういう費目になっている、ということだけ考えて下さい。極端な言い方ですけれども、株主重視というのはこういうことです。

でも、売上が同じでも次のように分け前を変えることは可能です。

【例2】
賃金       5億円
外注費(下請け) 5億円
株主配当金    2億円 


同じ売上高であっても、従業員や下請け企業にも恩恵が行くので、最終的には労働者への分配ということになるわけです。その代わり株主への利益配分は少なくなります。

富を集中させるという点において、ちきりん女史が望むのは例1の方でしょう。そういう社会ではなく、例2の状態についても考えてみましょう、というのが当方の意見です。どちらかと言えば、日本においては、例2の方が望ましかったでのはないか、ということです。


元々、日本企業の配当利回りは低かった。
売上高が100億円から200億円に増加した企業甲があって、発行済み株式数は以前1万株、今は2万株である。配当金は一株当たり100円から300円に増加していました。
この過程において、株式を新規に取得したのは、従業員持株会でもなければ日本ンの銀行でもなく、海外投資家たちでした。配当金が少な過ぎると海外投資家が文句を言ったので、必死で頑張って3倍に増やしました。素晴らしい企業ですね。
でも、この成果を挙げる為に、下請け企業への厳しい節減とか、従業員リストラ+派遣などに切り替え促進で、人件費を大幅に削減。固定費もカットしました。

どうです、経営者としての能力は、高く評価されることでしょう。企業利益を増やし、株主さまへの配当金も3倍にできたのですから。

代わりに、犠牲になったのは低賃金で働く人々と下請けです。下請けは原材料値上がりで悲鳴を上げ、でもボーナス全額カットとかで何とか受注を取り続けなければ生き残れませんでした。経営努力の賜物、ですね。


最も儲かったのは、海外投資家という名のファンド1社でした。株主配当金をたっぷりもらい、投資資金を有効活用できたんだ、と豪語しました。そうですね、確かに結果は見事です。富の集中も達成できていますね。貧乏人たちに小金を持たせるよりも、優秀な人間(この場合は法人)一人に金が集中した方がずっと儲かるんだよ、と。見事に実証されましたね。


つまりは、こういうことなんですよ。
投資資金が有効だった、ように見えたのは、大勢の労働者たちの犠牲に上に成り立っているものである、と言っているんだよ。

富の独占の方がいいんだ、という人の根底にある考え方というのは、極端に言えば、企業帝国こそ正義、ということなんだろうね。それとも、独禁法の否定だ。財閥こそ正しいあり方である、とでも言おうか。


サムスンのような財閥こそ、経済を発展させ富ませるんだ、と。そうだね。独裁的な経営者に金を持たせる方が、有利なんだ、と。ふーん、そうですか。
そういう社会がお望みの人たちは、そういう国や場所に行けばいいのだよ。


最終的な形態は、1社独占でしょうな。だって、優れた正しい経営者がいる限り、他の人間や企業は必要とされないから、ですよね?
これはある意味、市場の否定、である。


富は一人に局在する方がいい、ならば、発行済株式は全部創業者1人が独占すべきなのだよ。優れた経営者が配当金を全部受け取って、全て有効に使った方がいいのだよ。ですよね?(笑)

発行済株式1万株の企業があって、1万人の株主が存在するよりも、たった一人の株主の方がいいってこと。だって、その1人には勝てないんだから。
だったら、上場って、いらなくね?
市場の否定とは、そういうこと。

大勢の人に分散しているからこそ、「大体は正しい方向に進むであろう」というのが市場機能のはずである。一人の偏った考えの値付けや価格評価よりも、もっと大多数の人の評価があった方が、妥当な水準の価格が算出されるであろう、ということでしょう。
なのに、一人独占が正しい、というのなら、市場はいらないでしょう?(笑)



ソフトバンクが大きくなったのは、ヤフーが高くなったお陰だし、テレコムを買収し、ボーダフォンを買ったから、では?
酷い言い方をすれば、元からあったものを買い集めて、「わらしべ長者」作戦でうまくいっただけなのでは?
だって、孫さんが独自に創造できた市場って、何があるのでしょう?

テレコムもボーダフォンも、市場を奪う、という戦略だっただけ。元はNTT&ドコモという巨人がいて、その市場を奪取したという見方も可能でしょう。スマートフォンを生み出した、とかなら、それは創造でしょうけど、市場を作るのではなく奪ったようなもんだな。

固定電話が衰退期に入り、携帯がとって代わった。ネット接続もスマホと代替されつつあるわけだ。

世の中に存在しなかった、電話というサービスを生み出した、とかなら、それはもう凄いよ。それとも、携帯電話市場を作り出したのなら、それも偉業だ。自動車が生まれたというのも同じ。
だが、買収を繰り返すことで大きくなるのは、投資家としての才能は素晴らしいのかもしれないが、企業として生み出してきたものはそう多いものではないように思える。


大金を孫正義に預けたい、ということなら、そもそも株を買えば済むことである。ソフトバンク株を買う、という行為こそ、そういうことでしょう。けれど、個人がどこの株を買うのかは、自由でいいんだよ。運用成績の比較で、たった1人が10億円投資するのと、1000人が100万円ずつ投資するのでは、どちらの成績がよいのか、というのに似ている。長期的には、ほぼ市場が勝つ=インデックスが勝利することが多いのではないのか?

だったら、企業投資だって同じではないのかな?
競争がある理由というのは、そういうことではないのかな?
1社が独占して、1兆円の自己資金をどう使うか決めるのと、1万社に分散して合計1兆円をどう使うか決めるのでは、どちらが効率的になる可能性が高いのか、ということだ。

1社独占の財閥礼讃主義みたいな人なら、他の企業なんかいらない。経営陣も1セットだけあればいい、ということでしょうな。1兆円を有効に使ってくれることでしょう。



それから、話が少し飛ぶけど、投信で毎月分配型というのは、効率が悪いとして批判され易いよね?投資効率だけ考えれば、配当せずに運用を続ける方がいいはずでしょう?
なのに、どうして株主配当だけは、「もっと配当しろ」とかいう、主に海外ファンド勢の妄言が尊重されるのだ?

かつての日本企業の多くは、配当は少なめで、株価上昇という形で還元してきたはずではなかったか?
これはまさしく投信の運用が、毎月分配せずに、年1回くらいで分配するのと大差ないでしょう?社外に資金を流出させるより、自社内で運用した方がずっと効率的だったはずでしょう?株価が上昇すれば、配当なんてゼロでも原理は同じなのでは?
基準価格が上がるなら、投信はそれで問題ないですよね?
何故株式投資になると、配当を増やさなければならないとか配当増加が正しい、みたいな意見ばかりになるのですか?


なのに、もっと株主還元しろ、配当増やせ、という海外勢の要求が強まって配当を増やしたわけだよ。結果、富は「集中」から「流出」へと変わったんじゃないのかな?


中には、成功するファンドがあるよ。アクティブ運用で好成績を出している所はたくさんある。だけど、全部がうまくいくわけじゃない。やってみなけりゃ分からない、んだよ。企業経営だって同じ。ダイエーが消えたのは、成功を収めた経営者が必ずしもいつも通用するわけじゃない、ってことでしょう。
本当に孫正義に100兆円預けたら、社会はうまく行き、国民はみんなハッピーになるのかね?


そんなことは、到底考えられないわけだが。
むしろ、ソフトバンクが凄い、伸びてきた、と言っても、例えば電力設備の毎期の保全・新規投資の経費とか、道路や鉄道の維持管理経費とか、ソフトバンクの売上と比べてどうなんだろうな、とは思うわな。今の社会システムを維持するだけでも、何兆円もかかっているように思うが。


特定の経営者を高く評価するのは反対しないが、それが社会の機能を全てうまく処理できるようになるものとは、思えない。

もっと普通の、平凡な人々の集合体の方が、ずっと賢いと僕は信じている。


日本経済が沈んだのは、企業資金が余剰方向へ(貯蓄率増加)、家計と政府がマイナスへと転じたことによって、強固なデフレ期間が現出した。家計の貯蓄率はもうマイナスになるくらいなのに、どうして企業資金ばかりが余剰でなければならないんだ。そのこと自体がおかしいんじゃないか、という話なんですよ。


大企業という極々少数の、たったの0.2%くらいしか存在しない法人にばかり、富が集中しているのが問題なんじゃないのか、と言っているのだよ。
単なる創業者だの億万長者だのといったレベルの話ではないのだよ。


ああ、あれか、オリガルヒみたいなのが望ましい社会、ということか?(笑)
それで国が豊かになるのか。日本人は幸福になれるのか。僕にはそうは思えないわけだが。




お気にTシャツ

2014年12月24日 13時35分51秒 | 俺のそれ
先日、ネット上で見かけたので、真似をしてみました。
自分の持ってるお気に入りのTシャツを見せる、という企画です。

ぼくは古いTシャツをいくつも持っていますが、有名なものはゼロです。
ブランド品でもなく、普通のものばかりです。貰ったものもあります。
(キャンペーン品みたいなのとか)


これまで妻からは、幾度となく「もう捨てたら?」と言われてきました。
でも捨てられず、今まで着てきました。なので、愛着があるのですね。


で、割と古いもので、気に入っている2つを紹介したいと思います。


白クマのTシャツ

確か、TDLで購入したように記憶しています。どうして買ったのかは、覚えていません(笑)。何となく、心を奪われたのでしょう。
妻は、「ええっー?!これ?」みたいな、リアクションでした。まあ、そうだな、こんなセンスなのかよ、と内心驚いていたことでしょう。




何故白クマさんなのか、全く不明。しかも、冬支度の出で立ち、というのも不明。クソ暑い夏に、気分は涼しく、ということだったのかな。




コカ・コーラのコラボTシャツだったんでしょう。



1994年のものと、今でもプリントが残っています。





首回りは生地がヘタレており、伸びてしまっています。タグも洗濯でボロボロになり千切れてしまいました。




でも、意外性のあるデザインと、どこか間の抜けたようなクマの顔(恐らくカップルの2頭と想像しています)が面白く好きで、夏になると愛用しています。



ヤマハのTシャツ





白熊Tよりも数年くらい古いもので、多分80年代終わり頃だったのではないかと思います。

生地はしっかりしており、若い男の臭い汗を大量に吸い込むというダメージ(笑)を受け、度重なる洗濯にも耐え続けたのですから、大したものです。タグ部分もきちんと付いています。やっぱり日本製は素晴らしい!




胸の小さなロゴも落ちることなく、残っています。





当時には珍しいデザインで、袖口の「折り返しが色違い」という部分が気に入っていました。





折り返しの内側にも「YAMAHA」のロゴが。




ただ、やはり「25年もの」のTシャツですので、色落ちしていると思います。元は、もうちょっとブルーっぽいというか、水色が濃かったように記憶していますが、今となっては薄まっています。



これからも、大事にして着たいと思います。



原油安はロシア制裁というお仕置きの一環か

2014年12月17日 09時18分19秒 | 外交問題
原油安となって日本には朗報となりそうだが、どうなんだろうか。


で、ロシアのピンチが世界的に注目を集めているらしい。
ルーブル下落が止まらず、一気に利上げを6.5%としたそうである。これを、かつてのルーブル危機に重ねて見る向きもある。素人投資家として、多少なりとも投資をかじっていた身としては、忘れることができない出来事ではあった。



先日、財務省にさっさと米国債を売って利益を回収しておけと進言したのに、タイミングを逃してしまったな
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/146615f89fdf04f349550828c1d18f5b


121円台だったのに、5円も戻してしまった。まあ、簡単には売れないんだ、という制度上の問題があるのかもしれんが。

でも、あの時にドル売りを実施して、これからロシア資産買いを実行すれば、かなりお得だったのでは?
日本とロシアの持つ外貨準備は、1兆6千億ドル規模なので、日本がロシアに協力してドル売りルーブル買いを実施すれば、今のルーブル売り情勢には十分対抗できるであろう。


日本としては、その見返りとして、LNG購入などで優遇措置を受けたり、北方領土問題の進展を交渉するなどを実行できるだろう。日本の外交は、そんな機敏なことができるわけでもないでしょうがね。



ここまでの経過を少し考えてみよう。
原油安、OPECの減産見送り、ルーブル安、というのは、一連の出来事のように思われる。


09年の原油安の際には、同じく50ドル割れだったわけだが、簡単に減産に踏み切ったわけである。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8b8c0c93c9aa6f34a0d82faf5991181c


なのに、今回見送りなのはどうしてなのか。


また、昨年の価格上昇についても疑問が多かった。

>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b350e03a2030cd856bf4dd2437f3fbe9


結局、エネルギー価格というのは世界の巨額資金を動かせる連中に支配力を握られており、需給でどうとかいう話ではないのだよ。



90年代のことなども書いたことがあるな。

08年10月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/32c444de76dfd812fe54a19355034c98



現状のOPECが減産しない理由というのは、恐らく米国とサウジ主導で決められたことなのであろう。
恐らく、ロシア、ベネズエラやイスラム国などの資金源を締め上げる為であろうな、と。


特に、非OPECのロシアは減産には応じることがないから、OPEC諸国が競合してやるぞ、ということを意図しているものであろう。
非OPECの生産量は5700万バレル/日くらいで、既にOPEC諸国の約2倍となっているから、減産効果は限定的でもあるだろうしね。


旧ソ連のロシア、中央アジアの国々、それらへの資金供給で打撃を与えることを主要な目的としているのが、今回の原油安であろう、きっと。

ロシアは米国との対立関係が続いていたし、もっと危険な兆候としては、「基軸通貨ドル」に対する挑戦状を叩きつけたかのような動きが見られたからであろう。それは、ロシアと中国がルーブル・人民元の直接取引を行う、ということで、ドル決済を利用しないということである。


原油高の恩恵を受けて、ロシアの富豪がロンドンあたりで豪遊してたり高額不動産や商品をバンバン買っているだけなら、世界の資金支配層の逆鱗に触れることはなかったのであろう。しかし、ドル支配への反逆となれば、由々しき事態ということで、包囲網を形成されたのではないだろうか。


ロシアが米国債を売って他の資産購入に充てたりしており、万が一、日本がそれと同じく米国債売りを実施したりしようものなら、米国債のファイナンスに問題が生じることになるだろう。


日中露がそろって外貨準備の米国債を売却したら、米国は終わるから。
保有高の1、2、5位の国が一致した動きをしたりすれば、いかに資金支配力を持つ連中であろうと、対抗するのは厳しいはずだろうから。


なので、ドル買いに目を向けさせようということで、弱小通貨を狙い撃ちするということなんだよ。
資金支配力のある層は、その程度の為替なら動かせるからな。


日本が本物の国であるなら、ドル売りルーブル買いを実施できるはずなんだが。
奴隷の国だから、無理なのだよ。




『ペヤング炎上』後に満を持して日清食品登場の怪

2014年12月12日 17時47分23秒 | 社会全般
何か、大した話でもないのに、大袈裟な騒動に発展、と。

ペヤングとかいう焼きそばの中に、虫が混入していて、その回収騒動に発展した、ということらしい。

加工食品は衛生的でなければならない。
これはその通り。

だが、過去に一度も混入歴がなかった、ということらしい。
そして、今回の件でも、商品の中に混入していたは判明分で1件のみであった、ということのようである。


だったら、ほとんどは衛生管理に問題がなかった、ということなのでは?
電化製品で不良品率が0.001%以下、とかなら、大体合格ということでは?

製品管理とか、品質管理という分野は全然知らないから、標準的な水準というものがよく分からないんですがね。

仮に、ゴキブリの一部が混入していて、それを誤って摂取してしまったとして、高熱の油で揚げてあり、それを冷凍処理とかしているなら、殆どの感染症の可能性は低いと考えられるのでは?
むしろ、食べてる本人の手の方が、はるかに汚染されている可能性が高いのでは?


虫が混入していても平気だ、とは言わない。けど、大袈裟に大騒ぎするほどではないんじゃ?
そんなに言うなら、小エビのから揚げとか食べられないのでは?
不衛生であることと、気味が悪いというのは別問題として考えるべきかな、と。


それと、不思議なのが、同じ時期に何故か日清食品の回収が、裏でこっそりと報じられていたこと。

>https://www.nissin.com/jp/news/3907


12月10日って、既にペヤングが炎上して叩かれていた後では。
その同じタイミングで回収ですか。

ふーん。


ちょっと引っ掛かるんだよね。
だって、日清食品の方が対応が迅速かつ的確だった、みたいな意見があるようだけど、問題発覚は日清食品の方が早かったわけでしょう?


>http://news.livedoor.com/article/detail/9566186/

日清の方が対応がよかった、って本当か?
11月に発覚していたのに、広報せず隠していたわけだし、回収決定に至ったのは、12月に入ってからも2日と5日に同じく消費者からの指摘があったから、でしょう?


>http://matome.naver.jp/odai/2141820122425332801


日清は3件もの指摘を受けるまで黙っていて、回収決定も発覚後から1カ月経過してから、ではないですか。これのどこが迅速な初動だったと?
差がついたのは、大会社かどうか、では?



もっと不思議に思えることがあるのだ。
それは、ペヤングの場合だと、やけに用意周到なんじゃないかな、ということだ。


>http://getnews.jp/archives/720658


虫の混入発見者は、まず、発見当日の12月2日にまるか食品に電話、同日に保健所にも電話している。

普通の人の行動だと、会社に電話するけど、保健所にまで知らせるかな?
まあ、よほど会社側の対応が杜撰だった、とか、発見者にかなりの「加罰感情」を抱かせるほどの悪対応だった、とか、かな。
だが、会社が全く謝罪せず普通の対応をしないというのも疑問だし、調べるのでお待ち下さいと言うのを待たずに保健所にまで電話するだろうか?


日清の被害を受けた人たちは、いずれも会社に電話してるが、ネットに上げてないし保健所にもマスコミにも知らせなかった、ということでしょう?だから、日清食品が発表するまでは明るみには出なかった、ということですよね?


それにひきかえ、ペヤングの方は、発見者がまず会社と保健所に電話しツイッターでもあげたわけですね?

偶然、そういう人だった、ということであるとしても、やけに用意がいいように思わない?


どうしてネットで拡散した上に、保健所にも知らせたか、というと、まるか食品が日清食品の場合のように「隠せないように」する為だったのでは?

つまり、必ず事件化してほしい、報道機関に気付かれるよう・明るみに必ず出るように、ということだったのでは?


もしそうであるなら、行動の合点がいく。


そして、ペヤングの場合には他の申し出者がおらず、日清食品の場合には複数いた、というのも重要だ。
日清の場合であれば、製造工程の混入と考えても自然であろう。


一方ペヤングの場合であると、混入可能性を説明するのに、「内部の犯行」とか「意図的に用意」されていた製品でも説明可能だ。通常の製造工程では極めて困難であれば、過去に混入歴がなかったことと今回も1件のみであることは矛盾しない。誰かが意図的に行うか、混入製品を作り出せるなら、今回の騒動は説明可能である。


日清の2件目の発覚が12月2日ではなく、その数日前であれば、より疑念は深まるであろう。

  日清食品 → 11月10日発覚、12月2日別件発覚、12月10日回収報道

  ペヤング → 12月2日発覚+保健所、マスコミ報道、10日回収発表



日清食品は、まるで「まるか食品」のペヤング叩きが大炎上となるのを待っていたかのように見える、ということ。
しかも、日清の別件指摘を受けての回収不可避となってから、ペヤングを炎上させることは不可能ではなかったんじゃないか、と。


あくまで憶測に過ぎないので、別に日清食品さんが極悪非道な陰謀を企み実行したんだ、などとは思っていませんよ。
ただ、あまりにタイミングがよすぎないか、日清の方が隠蔽していた期間は長かったんじゃないか、という話である。
特別、ペヤングが悪かったとは思わないけど。因みに、一度も食べたことはありませんw。



ああ、参考までに言っておくと、当方は陰謀論がそこそこ好きですよ。

どうして、オレしか触らないサーバーに赤の他人が興味を抱くのか、不思議に思ったりする。
一見すると非常に雑然としていても、何かの位置が動いているとか、場所が変わっていると、ひょっとすると「誰か触ったのかな?」とは思ったりする。自分なりの位置の基準というのが、あることもあるわけで。


確かこのコンセントを抜いたはずなのにな、という場合だと、自分の思い違いだったかな、と考えたりしたこともある。記憶が曖昧だったりするから。


けど、特定の何かの位置がズレていると、アレ?おかしいな、と感じるってことだよ。
アニメなんかの、息子の部屋に母親が入って勝手に掃除する、というような話と大差ない。当人は元にあった場所に戻している、と思っても、いつも使っている人間からすると、ひょっとして誰かいじったのかなと分かることもある、ということさ。



ま、オレは妄想が過ぎるタイプなので、変な人に違いはなく、所詮は陰謀論と笑われるだけなのですがね。



エコノミスト誌はイギリスの食事を何とかしてから言え

2014年12月11日 17時59分23秒 | 俺のそれ
全く、イギリス人の自己中心的発想には辟易させられる。


>http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/42418?page=4


『安倍氏は、米国を含む自由貿易の包括的枠組み「環太平洋経済連携協定(TPP)」の早期合意によって、自らの改革者としての資質に弾みがつくとほのめかしている。

 安倍氏は、TPP交渉の「早期妥結を最も強力に推進する指導者」を自認しており、日本の交渉担当者に柔軟に対応するよう明確な指示を与えていると話している。自動車や農産物の貿易について日米間で立場の違いがあるにもかかわらず、近い将来、合意が成立する兆しが見える。

 そうなれば、日本経済に大きな弾みがつくだろう。高い輸入関税と国内産業の保護は、日本人が平均で家計予算の14%を食品に支出しなければならないことを意味している。これに対して、英国人ではこの割合が9%、米国人では6%だ。』



アメリカやイギリスに旅行したことがあるなら、かの地での食事に驚くことがあるであろう。

イギリスの料理は、朝食だけあればいい、とかよく言うけど、本当にそう思う。
これといって美味しい料理などなさそうで、味覚音痴なのではないかと錯覚する。


アメリカもそう。
量が多いだけの、ほぼジャンクな食事がメインなのであろう。


だって、年収2万ドルの人が、たったの6%しか食品にお金をかけないとなれば、たったの1200ドルだ。毎月100ドルで食費をまかなうとすれば、ロクな食べ物なんて食べられない。ああ、どうせ野菜とか果物なんかはあまり食べず、パン、ミルク、たまご、豆、コーンフレークみたいな、決まり切った食事しかしない人たちなら、そういう低価格でも過ごせるんだろうね。


日本人の場合だと、年収200万円でも28万円かかるから、食費が月2万以上かかる。単身者の食費なら、まあ普通だよね。
自炊すると不可能ではない。食事のバリエーションも多いし、野菜とか魚介類とか種類が多いから。


ロンドンのスーパーなんて、ロクな食材が売ってない。自炊する人向けのものなんて、ほぼ見かけない。
ごく一部、冷凍肉やベーコンくらいがあるだけ。市場にでも行かなけりゃ、大した食材なんか手に入らない。働いている人たちが勤務終了後に買える時間帯ではないけどな。


そういう食に乏しい国の人々が、我々は食事に金がかかってない、と言っても、ナンだなと。

日本人の場合だと、医食同源という考え方に通じるから、食費と保健・医療費の合計がおおよそ22%くらい、ということになるのではないか?
アメリカやイギリスの場合と、大差ないのではないのか?


アメリカとかイギリスの極めて不健康な医療費の高い国が、愚かなのか、ということを言ったりはしないだろう?


エコノミスト誌の記者氏にとっては、全世界が同一の費用構造であるべきだ、というような世界政府チックな思想を持つのかもしれないが、それは傲慢な連中の考えそうなことなのではないのか?


隣の家と自分ちで、食費や衣料費のかけ方が違っても、普通なんだろうに。
家計費の費目がそれぞれ違っても、なんら不思議でもなかろう。なのに、何故日本人が豊かな食文化を謳歌することを批判するのか、理解できんわ。


イギリス人は、もっとマシな食事をすべきなのだよ。

アメリカ人は、もっと食事を改善するべきなんだよ、健康増進の為に。


結果として医療費抑制効果があるなら、別に食費が対GDP比で多くても何ら問題なんか、なかろうに。


そういうことを理解できない人間が、経済誌を書くというのが間違いのもとになっているのではないのか。


前にも言ったが、TPPがそんなに素晴らしいなら、まずイギリスが加入するべきなんだよ。それを実行してから、日本に意見してこい。




外為特会の為替損失を取り戻すチャンス到来

2014年12月06日 14時12分50秒 | 経済関連
遂に、ドル円が121円台とかっていうことになったらしいですぜ。


やったな、財務省。
消費税増税しなけりゃ、財源がない、とほざいていたはずだ。

だったら、今が好機到来ではないか。


長年の累積損失を取り戻せる、大チャンス到来ですよ!!



>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4a8860c5d3d0897515146a989fce2f1d


前は、ドル円が80円くらいで40兆円の為替損だったので、今なら、ほぼ取り返せるはずだろう。


さっさと米国債を売るんだ。

円安倒産の嵐、とか言っているのに、中小企業相手なら見殺しか?

大企業が泣きついたら為替介入だ、9兆円投入だ、ってなるんだろう?

1兆ドルの外貨準備はこういう時の為にあるんだろう?


何故、為替損を取り戻せるのに、売らないんだ?

米国債の金利だって、歴史的に見れば低いわけだから、債券高で売りチャンスじゃないか。


外貨準備なんて、米国でさえ少ないんだから、さっさと売ればよいのだよ>財務省


それとも、米国の犬だから、売れないとでも言うのかね?



タカタエアバッグ問題は、トヨタバッシングの隠蔽

2014年12月06日 13時23分07秒 | 社会全般
最近、タカタ製エアバッグの欠陥ということで、米国発のリコール問題になっているようだ。
問題とされたのは、近年の製品ということではなく、ずっと以前に製造されたもののようであり、例のトヨタバッシングよりも以前の話であった。


2010年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/30e74bb0f98aaa492d8e8aed3dc7cf09


当時から、タカタ製エアバッグに何らかの問題が存在していたのなら、どうしてその時に大騒ぎをしなかったのか?
米国運輸省がそうした情報を知らなかったわけではあるまい?


トヨタバッシングをやって、普天間基地問題にガイアツをかけ、鳩山政権を追い込み、小沢を潰した。日米合意にハンコを押させた。


そうした米国の黒い歴史を隠蔽したいということだな。
人々の曖昧な記憶を書き換える、というか、上塗りすることによって、米国の悪行を覆い隠さんが為ということだろうね。


  TAKATA叩きは、それ以前に行われた、TOYOTAバッシングを人々の記憶から消し去る為、ということ。


だから、科学的だとか因果関係の有無といったことなど必要とされないわけ。


神の御加護で不思議と停車できたり、プリウスが暴走してテレビや警察が追いかけたのに、その後誰も結果を知らないのと何ら違いなどないわけ。オレンジ郡検察が、トヨタを民事で訴えたりするのと一緒。



タカタは、単なる生贄に過ぎない。
悪事を隠す為に必要な、犠牲者ということだろうね。

それに手を貸す、国土交通省、と。手下でしかないから、まあ、そうなんだろうね。



『突沸』に注意ですか…

2014年12月04日 21時58分31秒 | 俺のそれ
目立たない話ではあるけれども、何故か本日はニュースで何度も取り上げられていたみたい。


>http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/fnn?a=20141204-00000060-fnn-bus_all


食品を温めすぎた場合などに、中身が飛び散る現象「突沸(とっぷつ)」による事故が後を絶たないとして、国民生活センターが注意を呼びかけている。
本格的な冬を迎え、温かいお鍋が恋しい季節になってきた。
寒い季節は欠かせない鍋料理だが、そこに思わぬ危険が潜んでいる。
ガスコンロで温め直していたみそ汁が突然爆発。
これは「突沸」と呼ばれる現象。
この現象は、何の前触れもなく起こる。
これは電子レンジの中でも発生する。
突沸とは、その名の通り突然沸騰すること。
通常、液体は沸点に達するとブクブクと沸騰するが、電子レンジなどでゆっくり熱した場合などには、沸点に達しても沸騰しないことがある。
これを過熱状態と呼び、この状態からさらに加熱を続けると、何かのショックをきっかけに、激しく爆発することがある。
飲み物だけでなく、鍋物などを温め直すときにも起こる可能性がある突沸。
電子レンジなどで温め直した後も、注意が必要となっている。


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なるへそ。
「突沸」の話を以前に拙ブログでも書いていたことがあった。それは、原発の問題で喩え話に用いていたのだった。


>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/ed6fed3424bb064d673b3b035c0204f7

(再掲)

寸胴鍋やヤカンの突沸はどういう状態になったら発生するか、発生の兆候はどんな音や蒸気の出方なのか、水蒸気がどのくらい熱いものなのか、鍋やコンロの構造はどうなのか、火が消える機構はどうなってるか、どう操作すれば消えるか、そういうのを「体に叩き込む」ことこそが、安全向上に寄与するんだぞ。設備を変えることではない。


そもそも安全だ、対処に自信がある、というのであれば、原発事故の賠償責任は完全に電力会社が負うものとして、自己責任でやればいい。地域住民にも、万が一の賠償はないものと思って、自分たちの責任においてやればいいのだ。事故が起こってから、国に助けてくれ、と求める発想がおかしい。事故賠償は、全てを事業者と地域で負い、事業者が破綻するのでリスクを負えないというのであれば、経済原則として成り立たないのだから、やるべきではないのだ。


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バカ揃いの自民党議員の9割は、再稼働推進と報道機関の質問に回答したそうな。
できもしない連中に限って、「できる、やれる、大丈夫だ」などと軽々しく言えるのだ。それは自分自身が責任を取ることなどないからだ。自分自身が高線量の放射線をものともせず、作業したり冷やしたりすることなどないから、だ。

そういう連中ならば、どんな好き勝手なことだって言える。
楽勝だぜ。

戦争も同じ。
前線に立つことのない人間は、いかに無謀な作戦だろうと何だろうと好き勝手言えるのだ。


突沸に注意するなら、原発や戦争にこそ、本当に注意すべきなのだ。