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虚飾と縁故腐敗のアベ政治を振り返る

2020年09月17日 18時48分38秒 | 政治って?
アベはよく「悪夢の民主党政権」と呼んでいたが、私にとってはアベ政権こそが本物の悪夢であった。

アベ政治のペテン手法は、まずTPP参加表明から始まった。民主党政権時代では参加とは言っておらず、事前交渉に参加するかどうか、という段階だった。

ところが、アベ自民は「TPP反対」と掲げて選挙を戦っておきながら、勝利で政権を奪還した途端にアベがTPP参加を表明した。

アベの嘘つき政治の始まりを国民が目の当たりにしておきながら、その後もズルズルとアベ自民に選挙での議席を与え続けたのだ。アベ政権を増長させ、腐敗をエスカレートさせたのは、愚かな国民の選択だった。

選挙で痛手を受けないアベ政権が味をしめて、後の森友・加計問題や桜を見る会等の伏線となったのだ。

大企業中心の優遇政策と意図的円安効果によって、企業業績が上向き株価が上がったことなどでアベノミクスの大成功を喧伝し、それが消費税の大増税の口実であるにもかかわらず、アベ自民を選挙で支えた「一部の利益獲得者たち」がいたのだ。


唯一、アベ政権に国民側からの目に見える抵抗となったのは、戦争法案に関連する国会議論の時だった。国会周辺でデモが繰り返され、国会審議も難航してはいたが、多数派を占める与党側の馬鹿げた策によって、参院外交委員会のインチキ採決が行われた。

後日会議録は公開が長期に渡り封じられた上、委員長発言や採決結果などは殆ど捏造に匹敵する内容に書き換えられていた。アベ政治の文書改竄・捏造体質はここに結実したのだ。この後からは、いかなる行政文書であろうとも、簡単に偽造改竄が繰り返されるようになった。森友事件でそうしたアベ政治の体質が明るみに出たのだ。


また、アベ政権によって官僚の規律が完全に崩壊した。
以前だと野党議員が各省庁に「~の文書を出してくれ」と要望すると、ある程度は対応していたろうし、国会質疑においても不十分ではあっても応えようとする姿勢は残されていた。

だが、アベ政治の縁故腐敗体質が霞が関に充満すると、一部の官僚たちはあからさまに野党議員を蔑み小馬鹿にするようになった。簡単に言えば「俺らのバックには、アベやスガがついているんだからな、木っ端議員なんか相手にするわけない」、みたいな風潮だ。

特に酷くなったのは内閣官房・内閣府・財務省・経産省などである。文書のインチキ三昧の巣窟となった連中だな。


わが国の戦後政治において、これほどの腐敗とデタラメが官僚内に浸透したことがあったろうか。
文書主義は、ほぼ死んだ。
壊れたものを戻すのは、非常に困難だ。官僚の杜撰な体質が次の政権でも一層強化されることだろう。


都合の悪い文書は存在しないことになった。改竄や偽造がバレると、文書を作るなという方向性になった。要するに、徹底した「検証を妨害する」行政が公然と行われているのだ。


驕りと見栄のアベ政権は、経済統計でも改竄や偽装を繰り返すようになった。アベ政治の実態というのは、桜を見る会も重要な基幹(経済)統計も同じく国民を騙す為に少々見栄えをよくしようというものだ。

ロシアとの北方領土交渉にしても、何らの成果が上がらずとも「もうすぐ妥結できる、領土が帰ってくる」かのように誇張していたのだ。時々あまりに酷い嘘だと、日本政府の公式発表をロシア政府や大使館から否定される始末である。


アベ政治とは、虚飾の腐敗政治であり、捏造風土を政官界に拡大した。


こうしたアベ気質は、裁判所や検察にも当然及んだ。わが国では、法規範が崩壊したも同然だ。出世が大事なので、アベ官邸の言いなりになる輩が続出した。司法が、法よりも「政治権力」に服従することを選んだということである。独裁国家にありがちな体質ということ。


それに伴って、警察や海保のような暴力を行使できる組織が、一般市民に対し何らの法的根拠がないのに身柄拘束を平気でやるようになった。まともな法治国家であれば、違法な暴力を用いた警察や海保などは訴追され罰せられるはずが、日本という国においてはアベ官邸があらゆる支配を強めたことで、国家による暴力が堂々と行使されるようになったのだ。その狂気に目を向けない愚かな国民によって、アベ政治が支えられたのだ。


アベの「あんな人たちに負けるわけにはいかないんです!」演説に、アベ政治の特徴が現れている。アベは自分に反対する者たちは暴力で沈黙させ排除すればいい、と思っているということだ。

アベにとって自分に反対を言う人間は、既に「国民ではない」のだよ。アベがおトモダチを優遇し、味方と思う人間たちは「桜を見る会」に大量に呼ぶというように、ご褒美を与えたいのである。自身のカネではなく、国民の税金で。
森友加計問題は、その一端が垣間見えたに過ぎない。実際には、更に巨額の恩典を受けた連中が大勢いることだろう。だから経団連がいつもアベ政権を応援していたわけで。


そういう腐った連中がアベ政治を支える根幹だったのさ。
戦時中の「国家に反対しなければ、特高警察に逮捕されたりしない」と嘯いてた連中と極めてよく似ている。大政翼賛体質なのだ。

多分、スガ政権でも同じ事が繰り返されるだろう。


アベの約8年間で、大多数の国民は貧しくなった。
増税効果もあって、一層苦しむことになっているにも関わらず、選挙でアベ政治を否定しない国民の気持ちがよく分からない。
世界の中の日本、という視点で見ても、衰退し沈没して行ってるのに、漫然と時間だけが過ぎているのである。


にっぽん、沈、没!  ちん ヴォツ!!(大和田風)


アベ政治は、沈没を加速させたんですよ。
それにすら気付けない国民ならば、更にどんどん落ちて行くしかないでしょう。


福島原発事故後、若年者の甲状腺癌は増加した(データ追加後)

2020年09月05日 11時15分44秒 | 社会全般
2016年以降のデータが公表されてないようなので分からないが、2015年までの数字は発見できた。
(昨日の子宮頸癌の数字も、ここで検索しました)

>https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

※※9/12 16、17年のデータが公表されていたので追加しました
参考>https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html



年齢階級別の罹患率(人口10万人当たり)を一部書くと以下の通り。

男性

  ~4  ~9  ~14  ~19  ~24  ~29(歳)
(年)
05  0   0   0  0.531  0.954  1.374
10  0   0   0  0.384  1.202  2.210
11  0  0.107  0.330 0.321  2.704  0.735
12  0  0.108  0.133 0.290  1.464  1.504
13  0   0   0.337 1.549  1.069  1.826
14  0   0   0.410 0.878  1.411  1.787
15  0.039 0.110  0.417 0.771  1.986  0.950
16  0.1  0   0.4  0.6   1.9   2.4
17  0   0   0.3  0.8   1.8   2.5


女性

  ~4  ~9  ~14  ~19  ~24  ~29(歳)
(年)
05  0   0  0.136  0.687  3.049  4.885
10  0   0  0.242  1.888  5.004  5.583
11  0   0  0.624  1.589  6.868  6.907
12  0   0  0.489  2.476  6.142  6.886
13  0  0.076  0.850  2.747  4.798  7.224
14  0  0.077  1.113  2.833  4.514  9.926
15  0  0.385  0.547  2.787  5.592  8.096
16  0.1  0.2  0.3   3.0   7.1   11.6
17  0   0.1  0.6   3.5   7.1   12.4



男女とも、罹患が増加してる層があるようにも思えるが?

(追記  15歳以上の女性では16年以降、甲状腺癌が顕著な増加傾向である。男性でも同じく増加傾向が窺える)


福島県の大規模な検査実施で発見された例も少なくないだろうが、15年になると何巡目かになっているはずだろうから、発見から漏れてたとは考え難いのでは?


男性は甲状腺癌の発生がそもそも少ないはずが、福島原発事故後に増加に増加したのだとすると、それは何が理由だと思うのか?
ここ数年のデータも秘匿されてて、変だと思わないのか?

データ整理に時間がかかるとしても、16年とか17年のデータさえ非公表ってどういうことだと思います?w

時効待ち、とか何とかですかね?
それとも、記憶が薄れるのを待つとか?


追記:
17年までのデータが公開されてたのに気付いてなかったので、当方の勘繰りでした。お詫び致します。

記事を書く10日ほど前に公開されており、エクセル形式とは思ってなかった為、調査不足でした。すみませんでした。

2011~14年の日本で子宮頸癌が多かったのは何故か?(データ追加)

2020年09月04日 11時28分11秒 | 法と医療
今、必死で新型コロナワクチンの導入に向けて、日本国政府に大金を支払わせるよう、欧米企業が頑張っているらしい。


ロイター記事によれば、既に5億1200万回分の契約を結んだそうだ。
(ファイザー、アストラゼネカ、モデルナ、塩野義、等)

>https://www.reuters.com/article/us-health-coronavirus-vaccine-japan/japan-eyeing-olympics-lines-up-half-billion-doses-of-covid-19-vaccine-idUSKBN25O0EW


「5億だぞ、5億!!」(半沢第1シーズンの江島副支店長風w)

日本国民に何遍ワクチンを打つ気なんだ?
全国民に4回以上も打つのか?全く無意味としか思えないが。


これは、まあおいておく。

本題は、日本の子宮頸ガンの罹患率が何故か増加した時期があったのはどうしてか、ということだ。
(国立がんセンター 年齢階級別罹患率 人口10万人当たり)


※※9/12 16、17年の数字が公表されていたので、表に追加しました。
参考>https://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/dl/index.html



   20~24  25~29  30~34  35~39  40~44(歳)

(年)
00   0.777   5.112    13.577   19.410   18.398
05  1.386   8.157   11.433  20.889   22.844
10  1.220   10.864    22.061  28.427   31.012
11  2.279   12.602    24.454  27.727   35.510
12  2.123   12.236    21.057  28.122   32.864
13  1.224   9.988    20.229  25.789   30.195
14  1.560   9.007    21.071  24.951   30.722
15  0.472   7.283    21.399    25.019    28.422
16  0.9    6.2    20.0   27.8   27.8
17  1.0    6.1    18.9   27.9   27.2

(14歳以下は16、17年共にゼロ、15~19歳では16年ゼロ、17年に罹患者3名のみ)

日本でのHPVワクチン開始は09年でしたよね?
ある程度の規模でHPVワクチン接種が本格的に開始されたのは10年頃からでしょう?


約700万人程度の女性が接種したらしい。その効果はどうだったのか?
目を引くのは、11~12年頃に子宮頸ガンの罹患率が何故か増加していたことである。検診の効果ですかね?


専門家がこの理由を探らないのはどうしてなのかな?
あなた方、気にならないの?(黒崎検査官風w)


日本で、接種者と非接種者のその後の違いを調べてないのかな?
やればいいのにねw


HPVワクチンを接種すると2度とHPVに感染しないとか思っている人もいるかもしれないが、そんなことはないですよ。
例えば90%以上の感染予防を達成したという根拠はないんですよ?

早い話が「部分的には防げるかもしれない」という程度です。

更には、ワクチン接種から5年後に感染防御水準がどうなのか、なんてのは、まともな数字が公表されてないんじゃないですか?
じゃあ10年後にはどうなのか、誰か知ってるの?w

「エビデンスが!」って大上段から説教してくる連中に限って、そういう大事なエビデンスは提示してこないんですよ。

12歳で接種したとするでしょ?

10年後の22歳時点で、ヒトパピローマウイルス=HPVに感染しない、という保障はあるんですか?
それは、誰がしたんですか?

好発年齢はもっと先ですよ?
32歳とか42歳時点ではどうなのか?

本当にHPV感染は起こらない、と思ってるんですか?
更には、子宮頸癌の発生を「ワクチンで防げる」と主張できる根拠って何ですか?


仮に、ワクチン接種するとほんの少しだけHPV感染の確率が下がるのかもしれないとして、子宮頸ガンの発生が同じだけ減るかどうかは、誰にも分からないんじゃないですか?


他人には「根拠がないことは決して言うな」などと言う割に、ワクチン業界にとって儲け話になるとどういうわけか「何らの根拠もない」ことを大々的に主張してくるという謎w


日本だと45歳以下の層での子宮頸ガンの罹患率が欧米より低めなので、全国民にワクチン接種を義務化するメリットはかなり小さい。ましてや、発癌全部を防げるわけでもなく、どの程度の抑制効果があるのかは誰も知らないレベルなのだから、費用対効果面で見ても殆ど意義は乏しい。


やるなら、検診でよい。
検診の効果については、特段の否定的見解は出されてないのでしょう?w


過剰診断バカが反対してくる可能性はあるのかもしれないがwww