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変革の為のステップかな?

2005年07月02日 18時51分07秒 | 行政制度
遂に、政官業スクラムの切り崩し作戦が進められます。「変えていこう」という志を持つ同志は、必ず現れてくれると信じていました。外堀を埋めていくのに、非常に役立ちますね。政治も変わりつつあります。政策決定システムも、情報公開が進められています。行政の一部にも自己変革へ挑戦しようという人々が登場しつつあります。政治が変われば、官僚達も変わっていくでしょうし、民間業者にしても変わるはずです。難しい問題を抱えたことによって、この困難を乗り切ろうという一致協力するという動きが出始めてきたのではないのかな、と感じます。


NIKKEI NET:経済ニュース

以下に一部抜粋します。

日本経団連は退職した中央省庁の幹部が民間企業に移る「天下り」の受け入れ停止を検討している。奥田碩会長(トヨタ自動車会長)が11日の会長・副会長会議で提起する方向。恒常的な天下りが橋梁(きょうりょう)談合事件などの「官製談合」の一因と判断、関係是正に乗り出す。1500を超える会員企業・業界団体は公務員再就職の有力な受け皿となってきただけに、公務員制度のあり方にも影響を与えそうだ。


経団連加入企業となれば、名の通った一流企業はだいたい網羅されるだろう。これが天下りを受け入れないとなれば、かなり強力な効果が期待できますね。偏に、奥田さんの指導力の賜物と言えるかもしれない。

昔には、こんな提言自体が有り得なかったし、国民の知らない所で政治や行政は進み、何が何だか分らない、というのが常でした。しかし、今はそれが変わってきています。「政治には期待出来ない」というのが当然であったのが、今なら僅かながら光明が見えてきました。中枢に近い人々が変わろうと思えば、きっと達成できるはずです。いよいよ官と業の蜜月関係も終わりが近づいてきたかもしれないですね(無論、通常の退職後就職活動というのは、許容されてよいと思います。特定業界等の繋がりや人脈が問題となる場合はダメですね)。民間も、官僚に「何か予算を」って頼みに行ったりするのを終わりにすればよいのでしょうね。


公務員達が、何かに囚われたり縛られたりすることなく、純粋に業務に取り組めるようになるならば、よい方向へと進めるかもしれません。奇麗事と非難されるのを承知で、そういう仕事のできる役人達の登場を期待します。意識を変えてさえいければ、知恵も工夫も生まれてくるでしょう。そういう能力を有した人々の集まりが、エリート官僚達なんでしょ?凡人にない能力があるならば、よい方向にそれを使ってもらいたいですね。高い能力があるならば、退職してもきっといい仕事が見つかると思いますよ。だって、エリートですから、本当に。普通の人ではなれないんでしょ?官僚には。


日産のように役員報酬が何億円とか貰える人々が存在する一方で、首相であってもそんな大金を手にすることは出来ないですね。これも、民間人が数億円貰えるから、首相もそうあるべきだ、と多くの人が考えるならば、そういう方向で決めればよいのです。公務員の待遇については、色んな考えがあると思いますね。よい仕事をして、評価が高ければそれなりの報酬を用意するようにすればよいと思いますよ。その時にはきっと反対は出ないでしょう。



郵政民営化~決戦前夜

2005年07月02日 17時27分25秒 | 政治って?
郵政民営化法案の決戦の時がいよいよ近づいてきました。国内政治においては、非常に重大な局面を迎えております。きっと今頃は、自民党執行部を中心に民営化推進派が党内の反対派議員の切り崩しに躍起となっているでしょう。もう都議選どころではありませんね。しかし、都議選の結果も法案可決を占う意味はあると思います。


もしも、民主党1人負け(社民はないようなもので、無視。減ってもどうってことない)なら、民営化反対派はショックを受けるだろうね。郵政民営化反対のスタンスで国民に存在感を示そうとしたのに、選挙で負けたら「やっぱり、反対に回っている民主党には・・・」ってことだもんね。そういう姿勢では評価されないってことでしょ?衆院本会議の投票行動についても評価されたと考えられるので、民主党の議席数が大きく後退したりするなら、反対派にとっては一大事だろうな、と。自民は議席数が落ち込まなければよく、公明や共産が議席を伸ばしたとしても大して関係ない。民主が勝ち、自民後退が同時に満たされなければ、反対派の勢いには繋がらない。補欠選では、民主の苦戦が明白だったので、恐らく今回も同じ傾向だろう。唯一の心配事は、先日の政府税調の石発言だろうね。「サラリーマン増税」プランを目の前に出されては、「イヤだよ。何で増税なんだ」ということで、自民への反対行動が出てしまう可能性があるからね。


民主の議席が共産や公明に獲られる可能性があるね、多分。自民の議席数に変動がなければ、衆院での採決は反対派にとってはかなり厳しいことになるだろう。民主が大幅にトーンダウンだもんね。民主党はもう少し反省した方がいいよ。この前の補欠選の教訓が何も活かされていない、ってことだよ。何の為の「政権準備政党」だよ。「シャドーキャビネット」は屁のツッパリにもならない、ってことだろ。何だかもう負けることが決まったかのように書いていますが、結果は全く判りませんよ。ですが、全体的な予想としては、「後退」だろうな、と。


自民にラッキー勝利が転がり込んでしまったら(補欠選の時みたいに、民主が勝手に自分でコケてくれて、のような感じで)、民営化法案可決への自信が深まるかもしれないですね。補欠選の時にも、自民連勝しヤマタクが当選(補選後の局面)したことによって、民営化反対派の勢いは止められ、民主党は何を血迷ったのか「審議拒否」という愚かな手段しか思いつかなくなってしまった。多分民主党は敗北したことによって、とり得る手段・作戦が非常に少なくなってしまって、苦し紛れに出した手が「審議拒否」だったというだけだ(民主党の攪乱)。あれでもしもヤマタクに民主党が勝っていたりしたら、戦況はガラッと大きく変わっていたことだろう。だが、連敗したのだ。これも結果は見えていたようなものだったけれどね。


こういう流れなので、民主党は多分1人負け状態なのではないか、というのが私の予想です。そして、民営化法案反対派の気勢は殺がれ、その状況のまま衆院採決へと突入します。抵抗勢力に、最後まで徹底抗戦できるほどの度量のある人間などいないだろう。ワタヌキ殿は、政治生命を賭けて採決に望むがよい。どうせ、高齢だしね。引退したって、全く問題ないですね。安倍ちゃんは、若手議員への働きかけの為に、積極的に動いているだろうな。きっと安倍ちゃん支持の若手は多いから、その辺が他の若手にも「将来を考えろ、自分の番が回って来た時のことを考えろ」という風に説得すれば、先の短いワタヌキ殿と心中など出来まい。
”老練部隊”がどんなに頑張っても、時代に取り残された、守旧派の政治スタイルは受け入れられないだろう。守旧派達は、民営化反対論の敗北とともに一緒に退場するがよい。


亀ちゃんにしても、党を割る覚悟で望んでも勝てまい。ここで勝てるならば、とっくに総裁になれただろう。野田元郵政相は、ある意味、潔い。自分の信念に基づいて行動しているので、一貫している。これも前から言っていますが、もっとも「男らしい」のが野田さんだろうね。多分本気で反対票を入れに行くだろう。そして、法案可決後には、処分が待っているだろう。だが、野田さんなら公認を外れても当選できるだろう。なので、厳罰は与えないことにすると思います。処分は、参院本会議の採決まで保留だろうね。もしも、参院採決前に処分を決定する際、重い処分ではなくて比較的軽いならば、「なんだ、こんなもんか」ってな具合で参院採決での造反が出てしまう可能性が高くなる。なので、見せしめ的に、厳罰とする(本気で公認外すとか除名するとか・・・)ならば、強烈な締め付けにはなるが、次の選挙の時に遺恨を残すことになりかねないかも。従って、衆院採決後に執行部預かりとして処分は保留し、参院採決後に「追って沙汰を申し付ける」ということになるだろう、と思う。しかし、万が一衆院採決で、薄氷の勝利である場合(反対票との差がすごく小さくギリギリであった場合)、参院前に処分することになるかもしれない。この処分の重さがどうなのか・・・これも厄介な問題ではある。


いずれにしても、とりあえず都議選の結果を見てみなければ、なんとも言えないですね。ヤマタクの時みたいにうまく事が運ぶかどうか・・・私の「民主1人負け」予想が果たして当たるかどうか・・・。
地方版の新聞には出ているのでしょうか?都議選の議席予想とか。首都圏に住んでいないので、そこら辺の情報は全く判りません。明日の結果待ちですね。