いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

続・海兵隊が日本に居座る限り、反日暴動はなくならない

2012年09月30日 18時31分20秒 | 外交問題
続きです。

それでも予定通り進めるしかなかったので、7月下旬には岩国に搬入されることとなった。飛べないけれども、並べておくことはできた。これは、相手に嫌なことを押し付けて行く際の、基本戦術である。馴化とでも言うべきか。オリンピックに気を取られているうちに、運び込んでしまえ、と。

後は、飛ぶこと、沖縄に入れること、この達成を考えればよい、ということになる。そこで8月には、韓国に竹島で大騒ぎをさせた。李大統領を焚きつけて、竹島騒動を長々とやらせたわけである。

やり過ぎた韓国は、スワップ云々と言われたので、急激にトーンダウンとなった。この手の内がバレると、次は中国に頑張ってもらうことになったというわけだ。

8月28日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4831a27b905004566e2034ec87a76a3e


中国に反日行動をやってもらうには、石原知事の尖閣騒ぎを継続させておくことだったろう。だが、丹羽大使公用車襲撃事件後の展開が予定外となっていった可能性がある。

ヒラリー訪中後、反日デモ動員までの予定は作られたであろう。この舞台裏があからさまであると、少々マズいというのがある。まるで中国が米国の言いなりで動いたかのようであるし、日本の尖閣国有化に対してお芝居で対応したかのようになってしまう。これは非常にマズい、と。中国には中国の立場というものがあるから。

9月18日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/e343fbe56bfa86b726689c2ae9f3e85c

拙ブログのように、何でも思ったことを書いてしまうと、その事が立場を悪化させる遠因となってしまったりするのだろうか。そんな影響力があるとも思えないが、「~のように見えてしまう」という解釈を与えられると、そのことが本当ではなく動機とも全然違っているとしても、相手の迷惑になってしまうことはあるのかもしれない。


米国の目論見について、考えられることを書いてしまうと、結果的にそれが中国にとっての不利な点となってしまい、更なる反発を招来することになってしまった面があるのかもしれない、ということである。
平たく言えば「どうせ、ヤラセでしょ?」と言ってしまうと、中国にとっては「そうじゃありません」という態度を示すまで止められない、ということになるということ。大国の面子というものがあるから。それは「日本側がみんなにも分かる態度で対応すること」というのが求められる、ということである。それが出されるまでは、「強い反発」という態度を中国側が先に引っ込めるわけにはいきません、と。


時折、助け舟というのがあるわけである。
「少し頭を冷やしなさい」と水をぶっかけられると、ハッと我に返る人もいる、ということである。日本の外務省のおマヌケさんたちは本当の鈍感揃いだろうから、米国さまの言いつけ通りにしか動けないし何も思いつかないのかもしれない。あれだな、こちらから御礼を述べると、また迷惑をかけてしまうことになるから、何も言うべきではないのだろうがね。


今の中国側の対応としては、日本が舞台に上がってこない限り、厳しい対応を止めることはできない、ということは、理解されるべきだろう。また、回りまわって、結局は米国が一番得をしてしまい、オスプレイを飛ばせることになって、海兵隊が必要だと喧伝できて、後は沖縄搬入というドサクサ紛れの所までやってこれました、ということだ。

7月29日>http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120729/plc12072919540005-n1.htm

加えて、水陸両用戦に備え、「AAV-7」の購入までが報道で取り沙汰されたりした。


8月2日には、防衛省よりグアム共同訓練の公表があった。
同じく報道でも海兵隊の必要性を説くことが続けられた。


8月17日>http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120817/plc12081722560026-n1.htm


日米が初の島嶼防衛共同訓練 21日から、動的防衛力具現化

尖閣諸島周辺の情勢が緊迫感を増す中、陸上自衛隊は21日から9月26日の37日間の日程で、米第3海兵遠征軍(3MEF)が
米グアム島やテニアン島で実施する島嶼防衛に関する実動訓練に参加する。対中国軍を念頭に、日米両政府が目指す
「動的防衛協力」を具現化する動きだ。日本政府としては、実戦的な日米共同訓練で対中国抑止力の向上を図りたい考えだ。


(以下略)

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日本では、いくら海兵隊の必要性を説いたとしても、一般国民の賛同は得られず、そればかりかオスプレイへの反発が一層強まっていった。そこで、中国の過激な反日デモが必要とされた、ということであろう。それには、日本側の挑発的行為―すなわち「尖閣国有化」―があった方がよい、と。それは、米国の指示通りだっただろう、ということだ。


9月5日に国が地権者との合意に至った、と報じられた時、石原知事は鳩が豆鉄砲を食らったみたいな驚きようだった。けしかけられていた石原は、自分が演じていたはずの役割が唐突に終わりとなったことに驚いていたはずだ。4月の購入宣言から主役を張ってきたと思っていたのに、自分には何の情報も知らされずに幕が下ろされてしまったのだから。


日本の外務省は米国との打ち合わせ通りに動いているから、中国に反発を続けても大丈夫だ、という自信があったはずだろう。だから状況変化に対応できない。中国側から、僅かなメッセージがあったのも気付かず仕舞いで、譲歩しない戦術だけを続けたわけである。日本の外務省が「自分たちで収拾をつける」ということができない、ということを示している。解決能力がない、ということだ。


ヤラセだったんでしょ、というのが巷間認識されていて、そこで終われば中国の面子が立たない、ということが理解できなかったのだ。
その具体例は、中国の漁業監視船が尖閣接続水域で臨検を実施した、という時だ。普通に考えると、3千隻とも言われた大漁船団が「尖閣に向かうかもしれない」と報じられ、テレビなどでも1千隻の漁船が集結しているという様が報じられていた。その直前にも「少数の船には対処できても、何百何千と来た場合には、海保は対処できるのか、来たらどうするんだ」といった半分脅しみたいな話が、マスコミに登場していた。つまり、もっと過激にやる手段はまだまだありますよ、ということであったのだ。

それを”中国側の漁業監視船”が、尖閣の海域に漁船が近づくのを「臨検して阻止」してくれたのだ、ということだろうに。それは、中国側からのメッセージと受け止めるべきで、こちらは「抑制しましたよ」というシグナルであろう。そうすると、次は「日本側が具体的行動を示して下さい」ということになるのが当然で、ことらの譲歩する姿勢というものを、即座に出すべきだったろう。

なのに、おマヌケ外務省ときたら、ボンクラなのか超鈍感なのかデリカシーだかリテラシーだか知らんが、そういうのが全く欠けているのかもしれないけれども、臨検に対して「管轄権を正当化するつもりだろう!、臨検はヤメレ」と全くの見当違いな抗議を同日中国側に行ったんだそうだ。
バカを言うにも程がある。
次は日本の番ですよ、というメッセージが、勝手なことすんな、というおバカ抗議で返される、と。そりゃあ、怒りたくもなるんじゃないですかねえ。


ヒラリーを見てごらんよ。
緊急で話をつけなきゃならん、という時には、躊躇なく北京に飛んだじゃないですか。8月末から、遮二無二日程の都合をつけて、直談判に向かったでしょう?
日本は、本当にバカだから、そういうのができないのだ。

暴動もどきの反日デモが抑制され漁船団が来なかったのだから、外務大臣が直接向かうとか、それが難しいなら副大臣か政務官などの幹部クラスを直ぐに派遣して、形式的にであろうとも「お怒りの中国のお叱りを受けに参りました」というポーズを取らないと、双方の引っ込みがつかなくなっていくでしょうが。日本は先に国有化を通したのだから、中国の体面を立てるには「叱られに行く、お詫びに伺う」しかないだろうに。

だから、漁船団が来なかった、そうしたら次は日本だね、ということで、関係修復に動けば終わりにできていたかもしれない。だが、しつこく「オレたちゃ悪くない」と言い続けるだけだった。そういう態度を続けるからこそ、40周年式典とかもダメになってしまったんじゃないですかねえ。だって、日本政府側の人たちに「中国との関係を大事にしましょうね」という気持ちがまるで見えてこないんだもの。自民党の石破なんかも同じ。尖閣を守るには、海兵隊だ、と勇ましいことを言うだけ。そんな連中と、何をどう協力してゆけるというのだね。


拙ブログでも余計なことを書いてしまったりしたのがいけなかったのかな、と思ってしまったりするが、少なくとも日本政府と外務省というのは本物のバカ揃いなんじゃないか、と危惧せざるを得ないということです。


そもそも事の発端は、在沖海兵隊が問題を抱える度に、中国、北朝鮮、韓国なんかが動員されて、反日行動か脅威を誇示する行動をとることになる、ということで、それを防ぐには問題の根元から絶つべき。


すなわち、海兵隊は日本から出て行け、ということだ。
海兵隊がいなくなれば、普天間基地は返ってくるし、オスプレイも必要なくなる。問題の解決が最もしやすい。海兵隊不要論が浮上する度に、けしかけられた中韓北が、外交的にヘタな演技を重ねる必要性もなくなる。日本との関係は改善されうる。

結論は見えている、ということである。



海兵隊が日本に居座る限り、反日暴動はなくならない

2012年09月30日 18時29分14秒 | 外交問題
先日、『バトル・シップ』をレンタルで観てみた。今回は、随分と日本に気を使ってくれましたね、という作風になっていた。冒頭の「リムパック」のシーンで親善の国別対抗戦が行われていたのだが、その競技は何と「サッカー」だった。

以前には、ちょっと考えられないようなチョイスだ。米国でそれほど人気の高くないサッカーが選ばれるというのは、意外である。なでしこジャパンがPK戦で米国相手に勝ちを収めたということもあってか、海上自衛隊が合衆国海軍に勝利するという珍しい筋だった。乱暴ではあるけれども、作品の印象をコンパクトにまとめるとすれば、日米海軍が協力してエイリアンに勝利する、というものであり、同時に退役軍人への敬意というのも込められていたわけである(記念物となった戦艦ミズーリとかつての乗組員たち)。新旧の力を合わせて、共に戦いましょう、という、少年ジャンプ風味の仕上がりとなっていた。

米国の国内向けに作られたというよりも、日本人向けを意識して作られていたような映画であった。それはそれで「気を使ってくれて、ありがとう」と言っておきますが、娯楽映画と政治は別であるということも同時に言わねばなるまい。


さて、中国の反日暴動が9月中旬に盛大に喚起された為、日中国交正常化40周年記念行事などが軒並みキャンセルということになってしまった。この時期に、日中友好ムードが築かれると大変困る、という方々がいるわけである。それは一体誰なのだろうか、ということを考える必要がある。


これまでにも書いてきた通り、最大の利益享受者は米国である。米国にとっては、中国が最大のパートナーであるので、日中が協力的関係となってしまうと最大の不利益を蒙ることになる。現在のバランスから見て、ロシアの影響力よりも中国の方がはるかに大きいので、米中関係が最も重視される。
重要度の低い日本には従属関係を維持するだけなので、主人の言うことを聞く従者という立場を変えさせないようにするのが当然となる。その主人たる米国には、日本に飲ませなければならない要求というのがあった。オスプレイ問題である。これは、オスプレイという名の軍用機を置換配備するという単純な問題ではなく、普天間基地や在沖海兵隊の存在そのものの必要性に対する疑念、という問題を孕んでいる。

万が一、在沖海兵隊が日本から撤退するということになってしまうと、米軍の「日本に対する寄生」という基本構造が崩れることを意味する。これを許すことはできないので、海兵隊や国防総省は日本の「金と利権」を手放さないように必死となるのである。日本以外に移すことは、国防総省の「自腹」が増大することになり、これまでの「沖縄という居心地の大変良いリゾート」という特権を失うことになってしまうからだ。巨額の思いやり予算が大幅に削減されてしまう。米軍にとって、死活的に重要な問題なのだ。

まさしく、「不法占拠のヤクザ」の如し。それとも寄生虫と呼ぶべきか。
(オバマ政権では、拙ブログで「ヤクザ、ヤクザ」と連呼するもんだから、ヤクザを憎んでいるとでも勘違いして、ヤクザ取締強化とか海外資産凍結といったことをやってきたのだと思うが、ヤクザより悪いのが海兵隊だと言ってるのだ。)


いずれにせよ、国防総省は日本にオスプレイ配備を受け入れさせなければならなかった。その為には、沖縄に海兵隊がどうしても必要なのだ、ということをアピールせねばならなかった、ということである。そこで、あの手この手を使う、ということにしたのであろう。


今年3月7日付、朝日新聞には次のように書かれていた。

日本政府が普天間飛行場(沖縄県)に配備される米軍の新型輸送機MV22オスプレイを本州の在日米軍や自衛隊飛行場に一時駐機させることで大筋合意していることがわかった。沖縄への直接配備を避け、反発を和らげる狙いだ。7月中にも12機を配備する。

米側は当初、今年10月から12機を普天間に先行配備し、最終的には24機を配備することを計画。だが、日米審議官級協議などで試験飛行を実施して安全性を強調するため、日本への配備を7月に前倒しすることで一致した。1~3ヶ月間、本州の飛行場に移駐後、秋までに普天間に本格配備していく予定だ。駐機場所は米軍横田基地(東京都)や岩国基地(山口県)、三沢基地(青森県)などの可能性を探っているとみられる。

オスプレイの普天間配備には、沖縄県が「危険な普天間で運用すると、よく考えつくものだ」(仲井真知事)と強く反発。名護市辺野古への移設に向けた国の環境影響評価(アセスメント)の評価書への知事意見でも、オスプレイの低周波が一部で基準値を超えると指摘している。日本政府はオスプレイを普天間に配備する前に本州の飛行場に駐機させ、安全性への懸念を払うとともに、沖縄の反発を配慮する姿勢を強調する構えだ。
一時的な駐機について、対象自治体が反発することも予想されるほか、こうした手法に沖縄側の反発が一層強まる可能性もある。


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つまり、3月から考えられていた通りに、事が運んできたのだということである。
いきなり普天間に10月配備するというのは「反発がある」ということで、まず岩国などに入れてから沖縄へ、ということだったわけである。要するに、官僚どもが勝手に考えて、その筋書き通りにやったというだけだ。


その準備というのは、過去にも使われた手であるが、「中国が襲ってくる」「北朝鮮が暴れ出す」という喧伝であった。ただ、中国をあまりに悪者扱いにすると、中国がスネてしまうことがあるので、あまり過剰には使えない。


そこで、いつもの「北朝鮮のミサイル」が用意された。
4月には、北朝鮮の発射施設の公開などが連日報じられたりして、やけに熱のこもった宣伝がなされた。沖縄には、PAC3が展開する、などといった、大袈裟な準備に追われたわけだ。北朝鮮の危険性を最大限アピールせよ、と。

役者の一人、田中防衛大臣が色々と笑いを誘って、別な意味でアピール力が凄かった(笑)。

4月12日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/feaf21ba785450dea44fa4ad6bbb462b
13日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/d872285122206b6a157e14a41461bd94


だが、誤算も少々あった。
一つは、モロッコで11日にオスプレイが墜落事故を起こしてしまったこと、もう一つは北朝鮮の”衛星”発射実験が華々しく失敗に終わったこと、であった。
脅威としての北朝鮮は全然大した効果を上げることもなく、在沖海兵隊の正当性を力強く裏付けることにも役立たなかった。

沖縄では、オスプレイへの反発が強まっただけであった。

4月13日>http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-189899-storytopic-11.html
  >http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-189920-storytopic-9.html


世間の多くの人たちにとって、本当に在沖海兵隊が必要であるとは認識されなかったわけである。


この後、4月16日に訪米中の石原東京都知事が突然の「尖閣購入構想」というのを発表して、物議を醸すこととなった。石原訪米というのは、例の「ヘリテージ財団」の招きということで、本来なら「ミサイルを発射した北朝鮮の脅威」を喧伝するといったことでもあったのかもしれないが、失敗に終わったことで急遽方針を変更したのかもしれない。尖閣問題をクローズアップしよう、ということになった、ということだ。やはり、中国の脅威を宣伝する方が効果があるから、ということだろう。

参考までに、琉球新報の論調はこんな感じだった。

4月25日>http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-190447-storytopic-3.html
 >http://ryukyushimpo.jp/news/storyid-190560-storytopic-11.html


沖縄にとって、オスプレイは勿論、普天間基地そのものの存在意義というのは、まるで感じられない、ということである。尖閣問題があったにせよ、在沖海兵隊が必要だとは到底考えられないということだ。


少し後、日米の「2+2」共同発表があった。
4月27日>http://www.mod.go.jp/j/approach/anpo/js20120427point.html


4月の「北朝鮮のミサイル騒動」、すなわち衛星発射実験の宣伝作戦はダメダメで終わった、ということである。沖縄の反発は収まる気配を見せることもなかった。海兵隊が必要であることを、認めてもらうことはできないままだった。


(つづく)



ミャンマーの債権放棄で一番得するのは誰か

2012年09月28日 19時55分16秒 | 外交問題
IMFと世銀の年次総会が来るということで、外務省と財務省がお揃いで手土産を用意して待っていました、と。そんなとこですか。


>http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPTYE88P08G20120927

米財務省は先週末、2011年の就任以来改革を推進してきたセイン大統領に対する制裁措置を解除した。また米議会は、世銀などの国際機関によるミャンマーへの開発資金融資に米国が加わることを可能にする法案を可決した。

米国がさらなる制裁緩和に動き、ミャンマー製品の輸入を解禁すれば、外資による投資が拡大し、ミャンマーの雇用創出にもつながる。


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で、こちらも。

>http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2012092500769

世銀は約4億ドル(約310億円)、ADBは約5億ドルの延滞債権を保有している。延滞していると新規融資ができず、国際的な信用も低下するため、経済発展の妨げとなっていた。
 日本政府は、ミャンマー政府がJBICや邦銀のつなぎ融資を活用し、世銀やADBの延滞債務を返済する案を提示しており、東京会合で関係者が正式に合意する見込みとなった。再び融資が焦げ付くことを避けるため、国際通貨基金(IMF)が監視する案も浮上している。
 最大の債権者である日本政府は4月、民主化を評価し、約5000億円に上る延滞債権の放棄や借り換えを柱とする支援策を決定した。ただ、支援策の実行には、日本に次ぐ延滞債権を抱えるADBなどとの調整が必要だった。(2012/09/25-17:49)


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もうね、世銀の作った焦げ付きも「ウチがかぶりますから」ということで、何でも米国のいいつけ通りにするという、米つきバッタみたいな感じと。


そういうのを揶揄して、書いておいたですよ。

7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/17b50c3b4d947f19765edabc701206f2


でも、これって増税だから。
復興増税なんかで金を集めて、日本国民の被災者には借金棒引きなんかさせないけれど、アメリカの言いつけだと全部受けるのな。
何で、避難している人たちに、その5千億円を使えないの?


要するに、官僚どものやりたい放題、ということ。
タカリに遭っても、カツアゲされても、何でも言うことを聞いて金を出す、大馬鹿者だということ。



増原義剛氏の記事に異議あり

2012年09月28日 17時21分52秒 | 経済関連
前にも取り上げたけれど。例の上限金利引き下げに関する記事のシリーズです。


>http://bizmakoto.jp/makoto/articles/1209/28/news010.html


著者の増原義剛氏は、東大卒の大蔵官僚のエリートで経済学部教授ということのようだが、これを真剣に書いているのだとすると、やや残念に思える。

ヤミ金利用に走りたくなる気持ちは、判らないではない。実際の体験ですから、話を聞けば、もっともらしい言い分のように思えなくもないが、お涙頂戴と大差ないようにしか見えない。
増原氏は、本当に正しく分析したのだろうか。疑問が残る。


以下、引用しつつ当方の意見を書いてみる。
(引用部は青字)


「銀行で気軽に借りられていたうちは良かったが、そのうち銀行経営が不安定になり資本の増強、不良債権処理が大きな課題になると銀行融資がピタリと止まった。次に頼ったのがノンバンク。年利30%から40%の商工ローン的なところから借りるようになった。金利が高いというが、100万円借りて翌月で104万円とかの世界。70日後には必ずカネが入るので、そんなに高い金利とは思わず重宝して使わせてもらっていた」。


この前段に書いてあるのは、2005年頃からのマンションモデルルームの造園仕事であるが、そのことと、この記述は関係があるのだろうか?少なくとも、景気が良かった時の話と、引用部の時の話は別な時期だろうと思うが。


元々銀行や信金などから借入をしていたが、全て短期間で完済してきていながら、そういう取引先の銀行等金融機関が、どこも全く貸さなくなる、ということはあるのだろうか?
いや、返済状況とか実際の銀行との取引実績とは知らないから、何とも言えないし、銀行には銀行の審査基準があるだろうから、それではダメと撥ねられたということかもしれないが。
普通に考えると、貸し剥がしなどが徹底的に行われた98~02年くらいまでは、厳しい借入環境だったろうと思うが、それ以降だと銀行が貸出先を必死に探していたわけだし、中小企業にも貸し出すようにしましょうという機運はあったはずだ。だって、その流れに便乗して石原銀行と揶揄された新銀行東京や木村の日本振興銀行なんかが設立されたわけで。


銀行借入が不可能ではなかったのなら、大きな利益が上がる商売だったのなら、安定的な資金として70日後返済までの運転資金分くらい調達できても不思議ではないだろう。仮に1000万円を借り入れて、5年返済だと年200万円元金に金利部分だけだから、それこそ「大したことない」金利負担しかなかったんじゃないですかね。今世紀に入って以降の5年貸出金利が、銀行で年利4%とか5%とかを超える水準ということであると、これはもう「かなりの高金利ですね」という印象ですもんね。もっと安く借りられたはずでは、ということ。


しかし、過去の債務返済状況があまり良くなかったり、事業内容とか資金繰りが悪いということであると、いい顔はしないわな。それとも、90年代から銀行資金が絶たれた後(新規借入には応じられなくなった)、ノンバンクから継続的に借りていたとか、銀行返済資金そのものがなくなり、ノンバンクから借りて返済した結果、その後の銀行借入が困難になってしまった、という可能性はないのだろうか。


事業が好調だったのなら、利益が蓄積されるはずだし、借入が短期で毎回完済していたのなら、返済負担だってそう多くはなかった、ということでしょう?それなら、会社(個人事業かもしれないが)としての財務内容が悪化するとも思えず(だって長期借入金が殆どないはず)、キャッシュがあまり積み上がらない、というのは考え難い。


それと、Cさんの言う「年利30~40%の商工ローン」というのは、出資法改正前の金利ということでしょう?その時代は、2000年改正前、ということでは。つまり、業績好調のモデルルーム造園の話とは、関係ないんじゃないですか?
恐らく、90年代後半には既に銀行取引が不可能となっており(財務内容か返済状況が悪かった、などでは)、恒常的にノンバンク借入をしていて、すなわち、ほぼ慢性的な運転資金ショートを繰り返していた、ということなのでは。


一般の企業の借入とか諸外国の国債でもいいんですが、返済期限が非常に短い3カ月物だけの資金手当てで、そんなに高速回転をしているのは、あまり見ないわけですが。もしやってるとすると、大抵の場合には、借り手の信用不安があって、長期貸出を受けられないということであり、いつ倒れてもおかしくないというような状況なのでは。

いつの時点においても、運転資金が積み上げられない、というのが決定的な問題点だったのでは。それは、一般的に言う「自転車操業」、つまり、いつ溺れてもおかしくない「アップアップの状態」ということにしか見えないわけで。業容が拡大できた時期があったのなら、そこでノンバンク借入を止めることができるはずだし、安定的な銀行資金への変更を考えるべきだったのでは。

取引先の70日後の入金まで常に耐えられないような短期資金不足では、万が一、取引先の企業が不渡りとなったり、入金遅れが発生したり、倒産したりしようものなら、それこそ一蓮托生で連鎖倒産するのを怖れるよね。まあ、「デカイ金が入るんだ」というような場合、入金直後に「ある」と思って金を使ってしまうと、また資金不足がやってくるというのを繰り返していたのでは。


本当に苦しくなった原因は、上限金利引き下げだったのですかね?
むしろ、サブプライムローン問題が大きくなって、マンション業界が軒並み倒れたことの方が原因だったんじゃないでしょうかね。それは、これまで受注が多く取れていたはずの、マンションモデルルームの仕事が急激に細ったことで、「いずれ入ってくる」と期待していた入金が途絶えた(売上が消滅した)、ということでは。
そうであると、過去のストックがモノを言うので、体力がなければ、あっという間に資金不足に陥ることになる。しかも、05年以降の好調時でさえ、恒常的にノンバンク利用で運転資金ショートを補ってきていたのであれば、仕事が減少するとあっという間に資金が底をつく。そこで頼みのノンバンクといっても、売上高の絶対量が減少していれば、給料等の経費が払えなくなることは明白なわけで。



「一度、それまで気軽に借りていたノンバンクの社長と話したが、年利39%が貸し手の事業が成立する採算ラインだという。私らも、そんな金利で借りても仕事が動きカネが入ってくれば高いとは思わない、ありがたいの一言。それを貸せないよう、借りられないようしている法律改正はホント無茶苦茶おかしい。返せないで強硬に取り立てに遭う人たちが被害者というよりも、私らのように借りてきちんと返していた人たちが、法律改正で大きな被害を被っているのですよ。仕事はおカネさえ借りられればいくらでもあるのに、それができない。日本経済のパイを縮小させ雇用も鈍らせているのは誰なのか、ですよ」。


んー、そのノンバンクの社長さんの言う「39%が採算ラインだ」というのは正しいのかもしれないが、採算の悪い企業は競争に負けて退出するよりない。田舎の電気店なんかが、「ウチはこのテレビは10万円が採算ラインだ」といくら言おうとも、量販店やネット通販なんかが5万円で売れるなら、負けても文句は言えないわけで。
そもそも採算ラインの高い企業は、生き残れないのが普通です。29.2%ですら達成できなかったのであれば、その時点でほぼ負けは不可避でしょう。それは、06年改正以前の話ですね。


それから、Cさんがマンション造園をやらなくなって、その業種とか仕事は消滅したのでしょうか?他の誰かがやっているのでしょうか?
だとすると、単に代替された、というだけであり、その仕事や事業や売上やGDPがまるまる消滅したわけではないのでは。他の誰かがやってるなら、その事業は残っていて、市場も残っているでしょう。それとも、マンションモデルルームの造園仕事そのものが減ってしまったか、消滅してしまったのであれば、(金利40%で借入ができていたとしても)早晩行き詰っていたのは確実です。


ラーメン屋の1軒が潰れたとしても、市場から退出させられるけれど、他の店が代替するということでは。そのラーメン屋の店主の腕がどんなによいと自負していようとも、経営的にダメなら退出させられますね。



「しかし、所詮実績など作れないで話はコロコロ変わるばかり。そこで私はヤミ金をあきらめ、その代わりに手持ちのカネでやれるよう従業員も事業規模も一挙に縮小、なんとか急場を凌いだ。今はなじみ客の庭の植栽で細々と食べている」。


これは、正しい判断だったのでは。縮小せずに維持し続けようとして、借入を無理に増やしてしまうより、妥当な選択だったのではないでしょうか。借入を増やして破綻するより、勇気ある撤退を選択したことで、今も生き残ったということなのでは。


外資系金融機関がレバレッジを効かせて、借入と投資との両建てでバランスシートが大きくなっていたのを、借入を減らして縮小せざるを得なかったのと似ているかもしれません。

ノンバンク借入を恒常的に行うより、手持ち運転資金でできる範囲にした方が経営的には安定するのでは。利益が上がれば、いずれ銀行借入も可能となるのではないでしょうか。だって、どこからも借入が一切ないのですから。



以上、ざっと書いてみましたが、増原教授がCさんの言い分を全部真に受けて、金利規制のせいでこうなった、ということだと考えているのだとすれば、それはおかしいと思いますね。はっきり言えば、世間知らずなのか、金利規制のせいだという先入観で、それを指摘する為だけに取り上げた事例なんじゃないのかな、ということです。



時計の針が止まったままの日本~安倍自民党総裁の再登板

2012年09月27日 19時21分55秒 | 政治って?
自民党の総裁に安倍元総理が返り咲いた。谷垣さんは、重要な勝負所で間違えたのだった。5月から書いてきたけれども、野田と結んだことが失敗だった。おまけに、小沢切りを迫ったことが自らの墓穴を掘ることになった。

傀儡の野田を動かしていた霞が関とマスコミの一派が、小沢切りを何よりも望んでいたからだ。谷垣さんにいくら警告しても、彼には分かっていなかったんだ。そういう連中の声を聞き入れたらどうなるか、用済みになったら、今度は自らが討たれる番だ、ということを知るべきだった。


5月28日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/3df1d1d5a6e763849e07afbf161dda3d
6月7日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0cb8def811380db4a42ef24f777902bc


そして、その谷垣の寝首を掻いた石原は、どうなった?(笑)

6月21日>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/cbe92d7c487f1f290f3a9ffa8e14fe22

ペテン師石原は、谷垣総裁を倒して、自分が出ると言い出したんだろ。で、共倒れになった、ということだな。お調子に乗っていた町村さんも、あの一瞬だけ威勢が良かった。けれども、もう終わった。



安倍総理が辞任してからというのは、日本の政治は時計の針が止まったままだった。
何一つ、解決できないままに終わった。年金テロと呼ばれたほど大騒ぎした年金問題にしても、何も進んでいない。そして、更に悪い方に後退してゆくことになるだろう。


06年7月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/1f7edb0162a3c73858a359ce70cf2203

当時から、書いていたではないか。

調子よすぎ。後から、「実は財源はないので増税します」じゃ、バカでも考え付くことでしょ。政策だけ先に決める、予算が足りなくなる、なので後から「金出せ」って、こんなやり方がありますか?
(中略)
というわけで、国庫負担引き上げ財源として「消費税増税」は許さない、絶対に。約束を守れ。
三党合意があるのだから、社会保障の一体改革(年金一元化は当然含まれる)、それに伴う税制・保険料等の一体的見直し、これをやらない段階で、消費税増税なんて許されない。国民を欺くのはいい加減にして欲しい。



拙ブログでは、小泉政権時代の三党合意を守ってやれ、と何度か言いましたが、ダメだったではないですか。当時のマスコミだって、バカみたいに大騒ぎするだけで3党合意に基づいて一体改革をやるべし、ということを言わなかった。この当時、拙ブログに書いたことが、6年経っても何一つ変わっていない、ということだ。全く前進していない、ということだ。


本物のアホだ。
政治について、ブログを書くまでよく見てこなかったけれども、何故こんなに政治がダメなのかが判りました。マスコミの政治評論家だとか知識人気取りのヤツラとか、影響力のある連中がみんなダメだから、ですな。世論形成に役立たないどころか、混乱を助長するだけ。そういう連中が寄ってたかって滅茶苦茶にしている、ということだ。


06年9月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/2ea988b3b7ba1e88e55b65baf02c72da


そうだな、谷垣さんのミスはここだったかな。

幹事長ポストは、自分よりも重たい人材を配置するのはリスクがある。1対1で必ず自分が勝てる相手でないと、万が一叛旗を翻された時ヤバいことになるので、ここには自分よりも上にいくことがなく裏切らない人物が必要。本格的な実力者を置くと、自分に挑んでこないとも限らないので。

石原幹事長はまんまと裏切って、叛旗を翻した、と。


安倍総裁が石破さんを幹事長に据える、ということにしたらしいが、当方だったら絶対にしないだろう。閣内に置く。得意の防衛大臣か外務大臣でもやってもらえばよかったのだ。それとも、政調会長でもよかったろう。前にもやったことがあったと思うし。

安倍さんで有名になった言葉が「再チャレンジ」だったので、組閣の時につけたのが名前が「再チャレ内閣」というものだったが、今回本当に再チャレンジとなった。何たる偶然(笑)。もし安倍総理が誕生するなら、次こそ本当の「再チャレンジ内閣」だな。

06年9月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/b012cd3ffb082e3f89ee3874236bb551


降板が伝えられた時、次のチャンスは厳しい、ということを書いていた。
07年9月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/845c3892048c90f9265446bf52dae45c

今回の辞意表明によって、安倍ちゃんは大きな傷が付くこととなったであろう。参院選の直後に辞めていれば、捲土重来の可能性は残されたであろう。5年か10年後か判らないけれども、再び登板するチャンスがあったかもしれない。けれども、今回のような辞め方をしてしまうと、「もうイヤになったので辞めました。自分はやりたくありません」ということだけになってしまい、無責任さだけが強く残るであろう。駄々っ子の如く、放り出したかのようになってしまう。


登板チャンスが失われたかのように書いているが、そうでもなかった、ということか。ただ、今後に総理になるかどうかは、まだ分からない。

安倍さんが総裁になれたのは、兎にも角にも、谷垣さんが自分で転んだお陰だった。応手さえ間違わなければ、勝ちはそう難しいものではなかったはずだし、あともう一歩というところにまで来ていた。ところが、将棋でいう頓死の如く、間違えていけない所で間違ってしまって、自らの総裁再選の目を潰した。

まあ再選していたとしても、増税路線では経済情勢が悪化することは避けられず、旧式自民路線を踏襲して、原発も維持推進ということになってしまうことになったろうから、国民からは支持が困難なことに変わりなかったけれども。


再チャレンジする安倍総裁に対して、多くの国民は、また「アベしちゃう」ことを危惧することになるだろう。



あげまんジャパン

2012年09月27日 12時35分02秒 | いいことないかな
おめでとう。

>http://www.nikkansports.com/soccer/japan/news/p-sc-tp2-20120927-1023564.html



そうかー、こんなところでしっかり”仕事”してたんだなー(笑)
吉田は、落ちついてるな、と思っていたが、早く結婚してサッカーに集中できる環境の方がいいだろう。


男を育てるのは、本当に女ですな。
女性の支えが、ものをいう。
彼女がいてくれたお陰もあって、吉田は世界一流の舞台へと階段を上がってこれたからな。


なんだかんだ言って、誰かの為に頑張ろう、と思える時の方が、成長させてくれるものなじゃないのかな、と思う。自分の為にサッカーをやってる、というのは、確かにその通りなのかもしれないが、それだけでは行き詰まる時も出てくるから。


タイトルが不謹慎でスマン。

いや、彼女さんがきっときちんとした人なんだろうな、と思ったもので。


若い二人の末永いお幸せを願っています。
おめでとうございます。



逢坂貞夫元大阪高検検事長は大阪市顧問弁護士だった

2012年09月27日 10時43分19秒 | 社会全般
関西の法曹界というのは、どうなっているんだか。


今でも顧問弁護士の地位にいるかどうか知らないが、関西法曹界の特殊な階層社会というのを映しているのかもしれんね。


土肥孝治と逢坂貞夫がその頂点にある、というのを、よく表しているのが、この2人ということだろう。三井環事件の際、三井氏が当時検察にいた逢坂から受けた話というのが有名らしい。



これは、まあいい。

>http://jisin.jp/news/2521/3279/


こういう女性誌にも書かれているくらいなので、その後橋下市長がどうしたのかが気になるな。同じ弁護士同士、話は通りやすいだろうから。


元検事総長の土肥孝治、元大阪高検検事長の逢坂貞夫、この2人が検察の力を背景に政財界に深く関わっているのであろう、ということが想像されるわけである。


記事によれば、逢坂貞夫は小沢の秘書逮捕の事件で舞台となった、あの「西松建設」の取締役に収まったということである。


土肥のアーバンコーポの件といい、逢坂の西松といい、元検察幹部の支配力というのはどういうものなのか、ということだな。下衆の勘繰りで申し訳ないが、当方のような人間はついつい考えてしまうわけですわ。




松岡農水大臣の死と水ビジネス

2012年09月26日 09時19分30秒 | おかしいぞ
当時、報道にまんまと踊らされていたのは、自分だった。表面だけしか、見えていなかった。そこに表れる一面的なものしか、見ていなかった。本当にすまない。

松岡大臣がまさか死に至るとは思っていなくて、批判していたことの責任を感じないわけにはいかなかった。意図してはいなくとも、イジメに参加していたのと何ら違いはないんじゃないか、と。そういう後ろめたさがある。

当時、まず問題になったのが、松岡大臣の事務所費だった。伊吹大臣も問題になったのに、何故かそちらはあまり取り上げられなかったのだった。「ナントカ還元水」と答弁し、一躍有名になってしまったのだった。

07年3月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/150f4f0f69bd3c2a596d9ba22522597d


当方も松岡大臣を非難した。事務所費を誤魔化しているんだろう、と。それだけしか見てなかった。すると、松岡大臣を告発、ということになって行った。

07年4月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/14810da22868593ded3b4233637de71b


この記事中に登場する、オンブズマンの人に見憶えのある名前があった。

 『オンブズマン共同代表の上脇博之・神戸学院大大学院教授』

この、上脇神戸学院大教授は、小沢一郎元民主党代表の事件でも同じく告発しており、不起訴発表の日と同じ2月4日に記者会見を開いていたのだった。

12年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/5cb7b3305e8e971c8e49d4071a6e4dd7


何たる偶然。
当時から、上脇教授らはよかれと思って告発していたのかもしれないが(まさか検察と繋がっている手先、ということでもあるまい?)、結果的に検察権力のお手伝いとなっていたのだった。
ずっと以前から、与党自民党を攻撃する側に立つ共産党が、意図せずとも誰かの失脚のお手伝いとなってきたのと似ているのかもしれない。誰かを罠にハメる時に、まんまと権力側の協力をしてしまうことで、陰謀を達成させてしまう、ということである。


当方も同じく、農水省への攻撃に加担してしまった。それが、どういう目的のものなのか、故松岡大臣が何に反対していたりしたのか、判らないのは今も同じである。ただ、推測は可能であろう。

考えられそうなのは、米国産輸入牛肉の検査とか基準というものであろう。20か月以下、全頭検査という基準を緩和しろ、という要望はあった。しかしながら、それ以降の農水大臣がみんな攻撃されたわけではないので、何とも言えない。きっと他にあったはずだろう、と推測している。それは多分「水ビジネス」に関することだったのではないか。
これが当方の推測だ。


事務所費では松岡大臣の辞任や更迭には至らなかったので、向こうは更なる手を考えてきたのであろう。それは、検察権力を使う、というものだった。ここぞとばかりに、東京地検特捜部が登場してきたわけである。


緑資源機構談合事件
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%B7%91%E8%B3%87%E6%BA%90%E6%A9%9F%E6%A7%8B%E8%AB%87%E5%90%88%E4%BA%8B%E4%BB%B6


主に林野庁管轄の水源涵養林整備に関する事業というのが、目障り極まりないものだったのではないだろうか。問題とされた林道整備や農地云々なんかの工事や整備事業なんてのは、枝葉末節に過ぎなかったのではないだろうか。
山林を欲しがっていたのは、「水ビジネス」で一儲けを企む連中であったはずだ。そういう金を持つ外部の人間たちが、水源地となる山林を安く買おうという動きが活発化してきていた。水ビジネス・ファンドも数多く立ち上げられていたはずだろう。

整備困難な山林を持っていても、金にならないばかりか、税金なんかで費用が嵩むことになれば、持ち主はきっと手放してくれるはずだろう、と。
しかし、農水省や林野庁なんかが余計なことをして、持ち主がいても自力整備が困難な山林を「じゃあ、代わりに整備しますね、植林もしましょうね」なんて、公金を投入して余計な手出しをされたんでは、地主が売りに出すことに首を縦には振らないだろう、と。
そういう行政の手出しを止めさせて、グリード連中の「餌食」として日本の水源たる山林を「さっさと買わせろ」と。そういう金儲けに目の眩んだ連中が、自由化だの規制緩和だのと求めていたのではないか。

そうすると、山と森と水の国、日本の、大事な山林をどこの馬の骨とも判らない外資の手に渡すわけにはいかない、というような反対する連中がいた、と。それは、恐らく地元の山林事業で食ってる業界の人々や、持ち主を昔から知っているというような、まさしく日本的な「ムラ社会」ということだったのでは。こういうのを排除するのが簡単ではなかったので、過激な手法に出たということでは。

それは、大元締めたる農水省・林野庁と、下請けの旧特殊法人(公団)たる緑資源機構という独立行政法人を徹底排除することだった、と。

検察の配下は大勢いる公取を動かし、後は「東京地検特捜部」に任せろ、ということだな。で、家宅捜索を行った後の捜査資料の中に、非常にマズいものが含まれていたのであろう。捏造がお得意の検察は、何故か不可解な証拠紛失ということが起こってしまった、と。当時の報道で、次のように報じられていた。



「緑資源機構談合事件 東京地検、証拠品紛失で7人処分

 緑資源機構の官製談合事件で公正取引委員会が押収した証拠品を東京地検特捜部が紛失した問題で、法務・検察当局は24日、この事件の証拠品を管理していた検事を戒告の懲戒処分とし、栃木庄太郎東京地検検事正を厳重注意とするなど計7人を処分した。地検は同日、紛失した証拠品が書類、手帳など26点に上ることを明らかにした。

 ほかに処分されたのは岩村修二次席検事=厳重注意▽八木宏幸特捜部長=訓告-ら。地検によると、特捜部は4月27日、公取委から借り受けていた段ボール箱200箱分の証拠品を返却する作業中、1箱を紛失。清掃作業員が中身を廃棄していた。返却当日、公取委から証拠品の一部が返却されていないとの連絡を受け、確認作業を進めた結果、5月8日に焼却されていたことを確認した。

(2007/05/24 21:16)」
http://www.sankei.co.jp/shakai/jiken/070524/jkn070524016.htm

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これも単なる偶然だと?
最も重要な書類とか手帳なんかを、うっかり燃やしてしまった、と?


そんなことを、今、誰が信じると思うか?
元検事総長の土肥孝治が秘密漏示罪で告訴するくらいだからな。証拠なんかを真剣に検証されたら、非常にマズいことになるもんなあ?


そういう危険なブツは、証拠隠滅してしまえばいいんだ、と。そういうのと違う証明できますかね?
小沢の秘書だった石川議員を逮捕した後、押収したパソコンは「ウイルス感染によって使えなくなった」として、東京地検特捜部から戻ってきた時にはもう使用不可能になっていた、というのと非常に近いんだな、これが。肝心の部分が、「なくなってしまった」ということなのだよ。


これは、東京地検特捜部に特有の「異常な体質、ミス」である。他の地検とかで、同じくそういうミスは頻発しているのですかね?
そうそう毎回毎回、都合良くというか「都合の悪いもの」を消し去ることが起こるもんなんですかね?
見られるとマズい、それとも検証されるとヤバい、肝心な証拠が消滅(消去)される、なんてことが、そんなに何度も起こりますかね?


この松岡大臣の事件では、地元側近が18日に自殺、28日には松岡大臣が、29日早朝には公団の元理事が、次々と亡くなった。彼らを死に追いやったものは何だったのか。当方のような、報道に踊らされてしまった愚か者の非難も、責任の一端がある。

しかし、真の悪は、どこに存在しているか?


危険な権力を好き勝手にふるい、法を弄ぶ連中こそが、真の悪党なんじゃないのか。


この事件の後、外国人なんかの山林買収が問題になっていった。08年には、水源地を守るべきではないか、という動きが出てきたが、そのような事態を招いたのはどうしてだと思うか?
確かに非効率だったり利権に群がる部分があったりするかもしれないが、地元民勢力を排除した為だったのではないのか。


農水省攻撃は、例えば中国人大使館員のスパイ活動、みたいな形で最近もあったわけだ。それは、TPP反対を潰そうという動きではないか、という危惧があった。


談合事件で3人が何故死なねばならなかったのか、特捜は証拠を燃やしたワケは何だったのか、謎が多いということだ。

日本は、司法の死んだ国なんだよ。それが、国連で「法の支配を説く」と来たもんだ。大笑い。狂気の連中が法を恣意的に運用する、独裁国家か恐怖支配国家みたいなものだというのに、一体なんの説教を垂れてくると?(笑)




陛下、これが今の日本の姿にございます。
誠に残念ですが、彼らのような人々が全てを牛耳っている世界、これが現実の世情というものにございます。


陛下の前に立った人物というのは、このような者であったということにございます。

陛下の眼力を欺けるものではなかったかもしれませんが、わたくしにはこのことを訴える先がもう残っていないのでございます。


権力の座にある者たちは、悉くこのような者たちの同類にて、司法の頂点でさえ腐敗組織の自浄が叶わぬ、行政や立法(政治家)は強大な権力を握る連中の恫喝に簡単に屈してしまうか、報道や検察権力により排除されてしまうのです。


我々一般国民にとっては、訴え出る先がもう何も残っていないのです。頼りになるものは、一つもないということなのです。権力の全てを、彼らに握られてしまっている、ということです。三権に加えて、報道(情報)さえ支配されてしまえば、本当にどうすることもできないのです。


いま残されている、インターネットの世界でさえ、権力側の支配が浸透してきています。新たな規制の立法が進められました。ネット世界の情報管理は、中国などの他国では常識的になっています。多くの人々に気付いてもらうこと、目覚めさせること、それはいよいよ困難となるでしょう。あらゆる手段を失うからです。






自民総裁選で町村辞退に戦慄した石原陣営

2012年09月25日 13時28分35秒 | 政治って?
町村元官房長官が緊急入院した時、総裁選辞退の一報が流れたことがあった。

あの時、それを最も恐れていたのが、石原伸晃陣営だったはずだ。


だから、町村辞退を何とか阻止しようと、必死で説得に当たった人間がいたはずだろう。それは、石原を推すマスコミの連中だの、長老系の人間だの、だったのではないか。


町村辞退となれば、派閥内は安倍に一本化され、1、2位の目はほぼ安倍、石破の2人に絞られてしまう。安倍をひっくり返すだけの集票力は、石原にはないから。


なので、何が何でも、町村には辞退をして欲しくはなかった、ということだ。下位争いで傷つくのが判っていても、敢えて運動を継続しろ、と焚きつけていた連中がいたはずだ。本意は、石原を2位に入れたいが為、である。その説得にまんまと乗る、町村陣営は浅はかだ。ここで安倍に乗り、勝った暁には重要ポストを獲った方がいいのに、だな。


まあ、恐らくは、麻生さんなんかも当初は下位でしか得票できてなかったが、最終的には総裁になれたじゃないか、小泉さんだってそうだ、総裁選では下位から挑戦してゆくことが大事なんだ、とか何とか煽てられたりすかされたりして、まんまと総裁選続行と言ってしまったのであろう。


そうなれば、町村派の票は確実に割れる、とな。

これほど不利な状況で、名前を売るも何も、人前に出られなければ話にはならない。後で重要ポストに入れるのは、ほぼ確実なのだから、元から名前は知られているわけだし、チャンスを窺う方がよかったろうに。ここで、あまりの不人気であるということになると、町村さんの名前に傷がつくことになりかねない。


しかし、運動を続行してしまった、ということだな。

それは、石原持ちの連中の策略だとも考えずに、まんまと乗ってしまったのだな、ということ。




関西電力監査役、土肥孝治元検事総長はどうして9年以上も監査役でいられたか?

2012年09月25日 13時07分00秒 | おかしいぞ
日本の、腐れ司法を支える、悪徳検察及び卑怯で穢い裁判所ども、本日も不埒なお勤め御苦労さまです。


自分たちの親玉が、どういうことをやっているかということについて、よく考えるといいでしょう。


最高裁判事は言いました。
高度な倫理を必要とされる職業というのがあるのだ、と。

はあ、そうっすか。



日本の司法界には、高度の倫理なんぞ存在してこなかった、法の正義なんぞ、ただの出鱈目であり幻想であり、ニセモノでしかなかった、ということですね。

日本の司法は、本当に腐っていて、それを「誰にも正せない」という、恐るべきシステムになているのだそうですぜ。



で、土肥孝治ね。
>http://blog.goo.ne.jp/hamagikukai/e/0c21505af3555d43a3f4118efda5fd53



おいおい、未だに現職だそうですぜ。


電力業界が原子力ムラと結託してきたのは、ダテではない、という見本ですかな。


任期4年のところ、9年以上の就任期間というのは、誰でもそうなんですか?
同じ人がずっと担当ですと、癒着の温床になってしまうのではないですか?


まあ、天下の関電さんですから、間違いではない、とかいうのかもしれませんがね。


上が腐ってるから、末端がどんな綺麗事を言おうが、「俺達は頑張っているんだ」なんて言い訳しょうが、そんなもんはただのクソだ。通用するわけないだろ、ボケが。


司法界の外道どもが司法制度を知らんはずないだろう?

例えば、下級裁判所がどんなに頑張って立派な判決を出そうが、そんなもんは関係ねーんだよ。
上級審でひっくり返されれば、ただのゴミになるだけ。



つまり、上に性根を入れ変えさせない限り、日本の司法なんて、一ミリも変わらねーんだよ。
末端が何をどう頑張ろうとも、簡単にひっくり返されるだけ。
それが、司法制度んだんろが。
検察だって、上の意向に逆らえんだろう?

上が止めろ、と言えば、それで終わりなんだろ。
逆もあるけどな。
やれ、獲れ、と言われりゃ、捏造だろうがなんだろうが、ハメてきたんだろうがよ。


そういうことを平気でやってくる連中が、お前ら腐れ司法の外道どもだ、って言ってんだよ。
そんなヤツらに、倫理も良心もあるかっての。ただのクソだろ。
偉そうに正義を騙ってんじゃねーよ。


反吐が出そうだ。


今もって、法務省も、最高裁事務総局も、何一つ変わってない。
検察庁も、当然お仲間同士、何も変わっちゃいない。
誰一人、反省なんかしてないんだよ。
絶対安全圏にいるから、誰にも手出しなんかできない、と高笑いを続けているんだろ。
どうにもできんのだ、この腐れ司法システムを。
聖域なのさ。
悪魔のような外道どもにとっては。


悪の巣窟を、誰も止められず、誰も改善させることもできず、ただただ現状維持に流れているだけ。
戦争に向かって突き進んだ、戦前のエリート軍人たちの有様と何ら変わりない。



システムは、今も健在だ。
権力サークルの連中は、震災後であっても、福島原発事故であっても、原子力ムラの出鱈目構造が見えてきた今となってでさえ、何らのダメージも受けていない、ということだ。


そのいい見本が、この土肥孝治って、野郎が関西電力の監査役に収まり続けてきた、という事実なんだよ。


そういう権力サークルの連中は、以前と変わってなんかいない、ってことだ。



アーバンコーポ取締役だった土肥孝治と「ノーパンしゃぶしゃぶ」の接点

2012年09月24日 16時38分26秒 | 社会全般
先日、BNPパリバの偽計取引問題があったとされたアーバンコーポレーションの、取締役に収まっていたのが「元検事総長」どのだった、という事実を知って驚いたという記事を書いた。


で、ふと気になって、土肥検事総長がどういう経歴の人なのか、ググってみたわけだ。すると、アーバンで出されていたH20年3月期の有価証券報告書には、次のような略歴紹介があったようだ。


取締役
土肥孝治
昭和8年7月12日生
平成8年1月 検事総長
平成10年7月 弁護士登録(現任)
平成11年6月 株式会社小松製作所監査役(現任)
平成11年6月 マツダ株式会社監査役
平成14年4月 積水ハウス株式会社監査役(現任)
平成14年6月 阪急電鉄株式会社監査役(現任)
平成15年6月 関西電力株式会社監査役(現任)
平成17年4月 阪急阪神ホールディングス株式会社監査役(現任)
平成18年6月 当社取締役(現任)




なるほど、関西法曹界のドン、とか呼ばれるのもダテではない、ということですかな。大変立派な肩書きを多数お持ちで。
関電監査役に長年居座る、ということになると、これは「かなりのお方」ということになりますか。検事総長殿というのは、こんなに凄いポストに就ける人、ということなんですかな。参考までに、歴代の元検事総長の就職先を知りたいですな。

この人だけ、特別だ、ということなのかな?
何かの報酬、ということだったりするとか?(笑)


一体、何の手柄があったのかな、と。土肥が検事総長に就任していたのが、96年1月~98年6月だったそうだ。
あの激動の金融危機があった時期だ。拙ブログでは何度か「97年ショック」と呼んでいた、あの時代だったということだ。ふーん。

そうすると、大蔵省のキャリア逮捕とか、日銀職員逮捕といった接待汚職事件に取り組んでいた時期が、丁度検事総長だったというわけだ。思う存分検察権力を発揮し、国民の敵たる悪徳官僚をバッサバッサとやっつけていた、と。ノーパンしゃぶしゃぶ接待に溺れた官僚諸氏を逮捕・起訴していった、と。

その後、大蔵解体、金融自由化の波が大挙して起こっていった、と。その結末は、世界に金融危機をもたらした、ということになったわけだな。このことを記事に書いてきていたから、身近に感じるな。


・大蔵解体に関して

09年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/234ecc65543be43a5f6c93b0d5a82fc0
11年11月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/afa5644de0833fdb90e28c97f12e1c47



そして、更なる事実を知ることになった。
>http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9C%9F%E8%82%A5%E5%AD%9D%E6%B2%BB


草薙厚子らを刑事告訴したのが、何と土肥だったというのだ。拙ブログでも鑑定医の秘密漏示罪として、幾度か取り上げてきていたのだった。なんという偶然。ここで結びつくとは、思いもよらなかった。


・秘密漏示罪のこと
08年4月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/534d35bba0ece002f02541aa201f7cdb
最高裁判決
12年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/688a1f9677e9cbb4fd9eb63aae2a29d3
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/0798981d79bb3f9008d33a342ab7eab6


今なら、ははーん、とは思う。
検察は、裁判資料なんかを見せるわけにはいかないから、だな。もしも本当に事後的に調書類なんかを精査されたら、出鱈目調書や捏造調書なんかがバレバレになってしまうもんなあ。
裁判所のヤツラは、告訴した人間が誰なのか知っていたはずだ。あの土肥だ、というのを知らないわけがない、ということさ。元検事総長さまが、「これは有罪だ」と確信しているからこそ告訴してくるわけで、その元検事総長さまのご意見に反抗して、これをひっくり返そう、無罪にしましょう、などという軽率な判断を行う者などいるわけがない、ということさ。関西法曹界のドンが、検察に告訴している時点で、誰も逆らえない、というようなことになっても不思議でも何でもないわな。


これは、検察の総意である、ということが、アリアリと判るね、という話だ。
検察のご意向に反して、検面調書みたいなのが公開されたり、マスコミに取り上げられたりしたら、どうなると思うか?
検察がハメてきた、過去の事件はほじくり返されて、検察のウソ八百や捏造がバレてしまいかねない、ということさ。腐れ検事どもの、悪行が明らかにされかねない、ということさ。


・検察批判
10年1月
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/58589d711ef2b0119eba68e0d61b7efc
>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/4f6800611a2f87553952f7a93fa5af98



元々、秘密漏示罪の裁判なんてのは、当方に何の関係もなかったし、凶悪重大事件というほどのものでもなかったし、取り立てて興味を惹くというほどのものでもなかった。記事に書いたのは、本当に単なる偶然だった。何となく目に留まった、というだけに過ぎなかった。だけど、神の差配ともいうべき、繋がりが発見されたんだわ。


・三井環氏の検察裏金(調活費)事件
05年2月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/6eb93011795bdb516d6644dd3c2604a3

因みに、三井さんの書いた本には、土肥孝治検事総長が使った額が1億1590万9000円、と出てくるそうですよ。



なんということでしょう!
当方は、本当に無知無能であったことが、反省されるわけですよ。当時、世間を賑わせる情報(報道)というのは、意図的に生み出されたものなのではないか、などとは考えたこともなかった。情報操作にまんまと引っ掛かってしまっていたのだ。


「ノーパンしゃぶしゃぶ」騒動、金融危機と金融自由化、大蔵解体、金融庁発足、日銀法改正、三井環事件と裏金、暴走検察、そして、意外な鑑定医秘密漏示事件。

思わぬところで、繋がりが見えてくるものなのだな。知らなかった事実に行き着くこともある、ということなんだろう。


そして、日本の検察が本物のクソだ、と知るに至り、せめて最高裁なんかの裁判所はまだまともだろう、と思っていたら、それも間違っていた、ということを気付かせてくれた。己の愚かさに呆れ果てましたわ。

日本の司法というのは、心底腐っているのだ。そういう制度を維持してきたのは、本来司法界のエリートであるはずの人間なんだ。そういう偉い奴らこそ、あくどい外道どもだ。
法曹界がまともになることなんぞ、期待できると思うか?


無理だろうね。上が次から次へと腐った人間しか登らないから。悪いヤツじゃないと偉くなっていかないんだよ。腐臭漂う人間ばかりが、そういうコロニーを形成しているからだ。ポストを占めてるのは、そういう連中だけ。それで、何が良くなると?


もうね、疑いなんかじゃない、確信なんだわ。
疑念なんてレベルは、とうの昔に過ぎました。



これぞホントの”核家族”

2012年09月22日 17時03分01秒 | 社会全般
日本の原発を維持させることに必死の勢力が、野田政権の閣議決定を阻止した。敵は非常に強力だ、ということを物語っている。
原発維持を求める連中は、国内外に大勢存在している。日本では、電力会社を筆頭に、讀賣新聞などの大マスコミ、シーラカンス級経済人、原発メーカー、等々だろう。問題は、それだけではない。もっと複雑な事情というものが存在するであろう、ということだ。


①何故「天然ガス」は10倍もの高価格だったのか

電気料金値上げ問題に絡んで、東電の買っているLNG価格があまりにも高額であったことが明らかとなり、厳しい批判を浴びた。どうしてこのようなことが起こってしまうかといえば、一言で言えば競争がないから、ということに尽きるだろう。高い価格の燃料費は、家庭に転嫁されるだけで、一種の税金みたいなものと同じということになる。大企業は、負担しないのだ。

構図はこうだ。
まずLNG輸入に関する商社や、エネルギー開発部門への「利益供与」ということと同じ意味になる。東電が高値で買ってくれる=特定大企業への利益提供、ということ。代金を払うのは、大企業ではない。一般庶民や小規模施設しか持たない零細工場だ。

それに、エネルギー効率などの点から見て、LNGに分があるとなれば、石油からLNGへのシフトが起こることになるだろう。これは、石油業界や石油メジャーや産油国などにとってはゆゆしき事態となる。
産油国は、例えばサウジやクウェートなどGCC諸国に代表される中東勢であり、親米的関係の国々が多い。そこからの石油輸入が減少すると、これらの国々の外貨獲得が減る上に、油田利権の多くを持つ石油メジャーなどにも打撃となる。だから、天然ガスの輸入価格が安いと彼らの不満が募るから、許さないということになる。LNG価格が下がって得をするのは、一般庶民だとすると、そんなことは許さないというのが彼らの本音だ。

また、天然ガスの輸入相手国はロシアやイランやパキスタンなどになってしまう可能性があり、親米国家ではない国々に日本の金を持っていかれることが腹だたしい、というのもあるし、彼らに金を渡すと反米的な態度(軍備増強など含め)が助長されて危険だ、ということもあるだろう。

だから、天然ガスの輸入価格がが安くなったら困る既得権益層は多い、ということだ。原発の発電単価の競争力も失われるかもしれないから。

原発で発電した「安い電気」は大企業さまへの供給源となる。割引価格となるのは、税金が多額の投入されているから、だ。同時に、処理費用を将来に先送りすることで価格抑制としている、ということである。不良債権の処理をせずに先送りしているのと、似ているのだ。ゴミ屋敷とも近いかもしれない。

ゴミ処理費用が、10kg当たり千円かかるとしよう。あなたの家にゴミが溜まっているが、今ゴミを片付けて処理費用を算出してしまうとべらぼうに金額がかかってしまう。すると、どうなるか。ゴミを抱えたままにしておこう、ということになる。ゴミが家中に満杯になりそうになる度に、処理費用を明確にしないまま建物を建て増し(=原発新設)して、そこにゴミを溜め込むわけである。増築費用は税金が投入され、見掛け上費用が抑えられているのだ。このゴミ屋敷はゴミ処理の先送りを繰り返すことで、本当の費用というのを隠し続けてきたということ。

正確な費用を隠しておくと原発での発電は安い、だから大企業はその安い電気を使わせろ、ということになる。その電力料金が適用されるのは、1%にも満たない特定の大企業、ということだ。使ってる電力量ははるかに多いが。

こうして原発依存関係というのが出来上がるわけだ。



②核ビジネスの利権

原発メーカーというのは、一番判り易い。WH系やGE系は、日本企業という形をとっているけれども、実質外資系と変わらない。アメリカさまの下請け、という事情があるからだ。アメリカの意向を無視できるはずがない。

他にも、燃料棒の製造工程とか運搬、輸入のシステムなんかがあるはずで、そういう「核ビジネスのファミリー」が形成されているであろう、と思う。これこそが「核家族」と言ってもいい共依存体となっているのだ。ただ単に電力会社の決算がどうという問題だけでは済まない、ということになるわけである。

ウラン鉱山の開発会社なんかにしても、日本の燃料使用が止まれば大打撃を受けることになる。そもそも核兵器削減でかなりの打撃を受けたはずであり、アメリカとロシアが核兵器を減らすと、困る連中が大勢いたということだ。加えて、核兵器の廃棄処理には費用が多額にかかるはずで、核弾頭の持って行き場ということになれば、原発の燃料に転用するといったことになってしまうわけで、核兵器を減らせば減らすほど、その処理をどうにかせざるを得なくなる。ウラン市場の供給過剰要因となり、日本が原発から撤退して燃料を買うのを止めれば、大勢困ると。

核ビジネスの利権構造というのは、かなり広範に及んでいると想像され、それは核兵器とその削減といった軍事面とも繋がっているはずだろう、ということだ。



③エネルギー自給率の高まりは日本の自立を促す

アメリカや従米派たちが何としても阻止したいのは、これだ。日本が自立的な振る舞いをしようとすることは、許せないのである。だから、日本が独自のエネルギー戦略なんぞを持とうとすれば、それを阻止しようとするに決まっているのである。

具体的なよい例が、イランのアザデガン油田だったろう。日本がイランなんかの反米国家からエネルギー供給を受けると、アメリカの支配力・影響力が薄れるので、それを邪魔することはアメリカの利益となるのだ。同時に、アメリカの特定大企業なんかにも利益となるわけである。

原発は、ある意味、覚醒剤中毒者と似ている。止めるに止められない。覚醒剤(核)で縛り続けることが、バイニン(アメリカ、多国籍企業、エネルギー関連企業など)にとって好都合ということになる。だから、「止めたい」と言う人間を「はい、そうですか」などとは手放さない。覚醒剤で縛り続け、支配し続けるのである。

万が一、日本がクスリ(原発)を絶って、依存から抜け出してしまえば、エネルギー革命とも呼ぶべきインパクトがあるかもしれない。それを怖れているのだろう。上で見てきた利権者たちは、みんな影響を受けることになる。既得権益が失われる、ということだ。
だからこそ、猛反発ということになっているわけである。

政治家だけの問題でもない。
電力会社だけでもないのだ。
とてつもなく大きな利権構造を突破する、ということを意味するのである。銀行だって、電力会社や商社はお得意様だから、右へ倣えとしか言うはずがない。東芝などの大企業が反対と言えば、その関連会社や下請け企業群などは、みんな反対と言う他ない。石油業界だって、これまでの構造が破壊されるのを守らんが為に、「LNGシフト」を阻止しようと躍起になる。精油関連なんかも、同じく影響される。


原子力ムラやマスコミだけではなく、『核家族』とも呼ぶべき巨大構造を守ろうと立ちはだかっている、ということである。


アメリカさまが、「反対」と言うにはそれなりの意味がある、ということである。

>http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2012092290070744.html

(以下に一部引用)

政府は「革新的エネルギー・環境(エネ環)戦略」の決定が大詰めを迎えた九月初め以降、在米日本大使館や、訪米した大串博志内閣府政務官、長島昭久首相補佐官らが戦略の内容説明を米側に繰り返した。

 十四日の会談で、米高官の国家安全保障会議(NSC)のフロマン補佐官はエネ環戦略を閣議決定することを「懸念する」と表明。この時点では、大串氏は「エネ戦略は閣議決定したい」と説明したという。

 さらに米側は「二〇三〇年代」という期限を設けた目標も問題視した。米民主党政権に強い影響力があるシンクタンク、新米国安全保障センター(CNAS)のクローニン上級顧問は十三日、「具体的な行程もなく、目標時期を示す政策は危うい」と指摘した。これに対して、長島氏は「目標の時期なしで原発を再稼働した場合、国民は政府が原発推進に突き進むと受け止めてしまう」との趣旨で、ゼロ目標を入れた内閣の立場を伝えていた。また交渉で米側は、核技術の衰退による安全保障上の懸念なども表明したという。


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アメリカは、日本が自立への道を歩もうとすれば、それを邪魔する、これが脱原発阻止の本当の目的である。そして、脱原発達成は、同時に従米派たちの敗北を意味する、ということだ。
原発ゼロに徹底抗戦している連中は誰なのか、ということをよく観察してみるとよい。構造がよく理解できるはずだ。


敵は、家族総出(笑)で大反対をしているのだから。



腐った検察の見本~アーバンコーポ倒産にまつわる事件

2012年09月22日 11時03分19秒 | 社会全般
これまでにも言ってきましたが、検察腐敗を示す典型例として、取り上げてみたいと思います。


>http://yamikabu.blog136.fc2.com/blog-entry-51.html

(以下に一部引用)


アーバンの場合は、それが原因かどうかは分かりませんが、倒産して多くの株主に迷惑をかけたわけですが、その直前に「299億5000万円が入金された」とうい開示をしたことは、まさに重大な偽計なのです。

 しかし、これに対する金融庁(証券取引等監視委員会)の処分は、転換社債発行時の臨時報告書の虚偽記載として150万円(間違いではありません!)の課徴金の納付命令を出しただけです。もちろん誰も逮捕されていません。
あと1000万円くらいの課徴金がかかっていますが、これは後から分かった有価証券報告書の虚偽記載に関してで、「偽計」に対する課徴金は150万円です。そもそも、同じ「偽計」なのに、逮捕されるケースもあれば、課徴金のケースもあり、どこで違いが出るのかも分かりません。


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検事総長殿が天下りではなくて、自力で民間企業の取締役に見事に収まった、ということですかな。
検事さんが、不動産業界のデベロッパーなんかの業務とどういった繋がりがあるのか、全く判らないわけですが、どこぞの筋の口利きでもなければ、まあ無理だわな、という話では。


で、苦境に立たされたアーバンは、詐欺同然の取引で騙されて、資金を手に入れるどころかケツの毛まで毟られることになって、その金の出しては全て「市場」の何も知らされていなかった投資家たちだった、ということだな。


そういう、非常に汚い取引が行われたにも関わらず、逮捕者ゼロで全員逃げ切った、と。
これも、元検事総長殿の御威光の賜物、ということですかな?


金融庁も、ヘタに「検察のドン」の根城に手出しなんぞ、できやしない、と。


アーバンと言えば、この件を持ち出してきたのが、逮捕された木村剛と池田信夫だったな。
拙ブログでも取り上げていたことがあった。

09年6月>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/56b3df5623499022789766017c43604e


当時、アーバンのことで、何が問題になっていたのか、というのをよく知らなかった。
だが、竹中平蔵をはじめ、木村剛なんかが何を宣伝していたかというと、「官製不況」というもので、言い換えれば「アーバンが倒産したのは偽計取引なんかではなく、上限金利引き下げだ」ということで、それは「金融庁への攻撃・非難」というものだったわけだよ。


金融庁が本気でアーバンの偽計取引問題を犯則調査に乗り出したりして、その累が外資系証券―本件はBNPパリバだった―全般に及べば、ロクでもない詐欺的取引だの投資家を騙すスキームだの、いくらでもホコリが出てくることになったりして、まあ金融危機まっただ中で苦境に立っていた外資系金融機関が更なる窮地に陥ることは確実だったからな。


だから、ヤツらはひたすら金融庁攻撃となるものを探して積極的に論を張っていた、というわけだ。その後ろに控えていたのは、ヤツらとつるんだ検察だった、と。


拙ブログでは、BNPパリバのスキームは全然知らなかったので、以下のように記述していたのみだった。

『MSCBとか、そういう直接資金調達に賭けてみたものの、これもアウトだったわけだろ。』


当方は、自分のマヌケを自覚しましたわ。
当時、何故「木村が切られた」のか、理由があんまり判らなかった。だが、お仲間連中からの「しっぽ切り」に遭ったのであろうな、ということは薄々感じてはいたものの、これといって何というのは見当もつかなかった。


今なら、何となく判る。
「その他大勢」の芋蔓に連なっている方々が、危機に陥るのを防ぐためだったわけだ。元検事総長殿がいるわけだから、検察を動かすことなんてできないわけではない、ということなんだろう。


ふーん。そうですか。
用済みになれば、こういう目に遭わせられる、ということですな。


同時に、検察腐敗は、中枢にこそ最も酷く、最も浸透している、ということだ。


偉いヤツほど、悪いヤツら、ということかな。

また勉強になりましたわ。

水戸黄門の世界と、何が違うと?(笑)


法曹のやつらは、よく見てみろよ。
これが検察の実態だ。
検事総長がこんなヤツだなんて、天皇陛下も御存じなかろうて。

陛下の前では、シレっとして、さも聖人君子が如き振舞いなんだろう。だが、一皮剥けば、欲にまみれた、特権をフル活用するような卑怯な人間だ、ということだな。



民主党代表選で聞こえる崩壊の足音

2012年09月21日 19時48分42秒 | 政治って?
野田総理が圧勝だったそうです。


民主党は、本当に消滅危機の淵に立ったでしょう。
他に回避できる道がない、ということですから。もうこうなったら、野田と一蓮托生、行くところまでトコトン行くぜ、ということですね。


野田でどうにかなるとは誰も思っていないけれど、他の選択肢もない、ということみたいです。
自民党総裁選挙の方は、マスコミを散々賑わせたみたいですが、民主党の方はというと「かませ犬」を数頭立てて、殆ど出来レースみたいなもので終わった、ということですね。


なんとまあ、情けない話です。
このまま野田総理が代表で次の選挙を戦えば、他の政党にとっては大喜びの追い風ですな。


大歓迎の結果だった、と言えましょう。
次の選挙が楽しみです。



がっつり間違っていました

2012年09月20日 19時17分56秒 | 俺のそれ
ウチのブログでは、大体誤用の典型例として当てはまります(笑)。


>http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120920-00000098-jij-soci


「口先三寸」というのはありましたよ。

つい最近だ>http://blog.goo.ne.jp/critic11110/e/8720d4628ad3bfa9fc98b41b8c459106


うーむ、返す言葉もございません。

『意味を理解せぬまま誤った使われ方を見聞きし、そのまま覚えてしまうのではないか』


全く、おっしゃる通りです。
意味を理解せぬまま、とは、これまた手厳しい。その通りで。
そのまま覚えてしまう、とな。


にやける、って、ニヤニヤしているのかと思ってたですよ。

割愛する、って、時間もないので割愛とか聞くもんで、まあいいか的な省略かな、とか思ってたですよ。だって、割愛しますと言ってる人が、そんなに残念がってる様子を見たことがない。本当は言った(やった)方がいいんだろうけど、もう面倒だし時間(紙面)もないし、しょうがないから省いておくよ、というような感じかと。これが全然違ってた。


元々使う人が間違っていると、次々間違いが感染してゆく、ということになるのでは。
と、人のせいにしてみる。

すまん。