こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

今回は許せるかな?

2007年03月31日 | プラネタリウム

3月26日の「期待して良いですか?」に書きましたように、今日「日本橋HD DVDプラネタリウム」へ行ってきました。ともかくここは2回目ですから、設備とかの詳細は1月17日の「メガスターⅡってスゴイ」(http://blog.goo.ne.jp/creatorworks/d/20070117)に書いてありますから、今回は新上映作品でsる「宇宙へのパスポート」についてです。

 今回は第1回の11時上映の回で、土曜日なのに思ったよりかは混んでいませんでしたね。むしろ前回の方が混んでいたのでは無いでしょうか?席の埋まり具合は大体半分よりチョット少ないくらいでしょうかね席で言えば「H列」の半分まででしたから。ただし、春休みでもありますし、土曜という事で「子供連れ」が5、6組いましたかね?しかも、私の斜め後ろに小学生低学年の子がいましたので、少々不安でしたが思ったよりか騒がしくなかったです。でも、子供にとってはあまり面白くない内容でしょう。私としてはお子様には「横浜こども科学館」をお薦めしたいですね。メガスターではないですけど上映内容も近い物がありますし、星座の解説もキチンとしてくれますから。それか、メガスターの星を楽しみたいのでしたら「川崎市青少年科学館」の方が良いですよ。話が少しそれてしまいましたね。それで、今回は時間通りの上映開始。ドーム内が何の前触れも無く暗くなり、今はドラマとかでも結構出演している「人気声優」の「山寺宏一」さんのナレーションが流れ第1章「宇宙への誘い」の「宇宙連詩」が始まります。「宇宙連詩」とは「連詩」と言う詩人「大岡信」により日本伝統文化の連歌・連句を発展させた形式なそうです。この「大岡信」監修のもと2006年10月から今年3月まで、ネット上による一般公募と詩人・文化人による寄稿を組み合わせて全24詩が編慕し完成された作品です。この「宇宙連詩」はルールがあり①、5行詩、3行詩、5行詩…と5行詩と3行詩の繰り返しから構成されます。②、直前の詩の中から、ある言葉、またはある1行を引用して、詩の出発点にします。引用は直前の詩の言葉、行をそのまま引用しても、ワードを踏襲して別の言葉にしてもかまいません。③詩の中で「宇宙」という単語をなるべく使わないようにします「宇宙」という単語を使わず宇宙をイメージできるような詩を作ります。④連詩を作る時には次の事に注意しましょう。前の詩から「ポン」と飛ぶ事。完結せず、次の人が続けられるようにすること。抽象的な表現では無く具体的な表現を使うこと。この点を守って作りましょう。「第1連詩」から「山寺宏一」さん「坂本美雨」さんが交互に朗読していきます。BGMは「ゲド戦記」の挿入歌と主題歌を歌った「手蔦葵」さんの歌が流れ、背景には大体1月20時くらいで正面が南の空でしょうかね。星空が映し出され、徐々に緯度が下がり赤道直下くらいまで行きます。そして9連詩まで読み終わると、暗くなり、またもや「山寺」さんのナレーション。そしてメイン作品である「宇宙へのパスポート」がはじまります。この作品は「プラネタリウム」での上映作品では無く、プロジェクター上映作品ですので、内容的には大画面で見る「科学番組」ってトコでしょう。全編がCGで製作されています。オープニングナレーションが入り、水平線あたりに数列が並びランダム変わっていくサイバーな雰囲気でワクワクさせてくれます。まずは、地球を衛星軌道上から眺め、火星、木星、土星とそれぞれの惑星の簡単な説明をし、太陽系を離れ1500光年先の「オリオン大星雲」に向かいます。オリオン大星雲はまだガスやチリが多く星が生まれる場所。その中で新たな星が生まれて、惑星が出来て行きます。原始の太陽系もこんな感じだったのでしょう。そのガスやチリは、生きていくのに必要な「酸素」や「水素」などの気体を生み、人間を構成している「炭素」を作り、星が作られた元素から出来た人間は「星のかけら」であると「ある科学者は言ったそうですが、何だか納得できます。そこからさらに遠くへ行き、「天の川銀河」の外へ、一番近い、といっても200万光年離れている「アンドロメダ銀河」を横切り、さらに遠くへ。そうすると、今度はまた星空へ戻るのですが、普通の星空とは違うのは輝き一つが「恒星」では無く「銀河」である事。「天の川銀河」も多くの輝きの一つでしかないくらいの広大な視点、「おとめ座銀河団」の眺め。それからさらに宇宙の果てへ、今現在、ハップル宇宙望遠鏡や様々な望遠鏡や観測機器で調べた宇宙の姿。中心から扇状に、泡のように広がった「超銀河団」の世界へ。今地球から確認できる星は約5000万個。でも銀河系はそれ以上の星を持っています。そしてその銀河は、数万個確認されています。でもこれは見える範囲。実際はもっと多くの銀河があるのです。しかもその銀河は、星の集まり。そうなると星の数は砂漠の砂の数よりも多いのかもしれません。宇宙ってとてつもなく広く、その中にいる私達の存在は、本当に小さな物なのですね。でも、この小さな人間はこの広大な宇宙の中の「おとめ座銀河団」内「天の川銀河」の中「太陽系」の「地球」。で、その想像力と広がりは「宇宙へのパスポート」になるのです。そのようなナレーションが入り、134億光年からブラックホールを通って地球へ帰り、「オリオン大星雲」の時に「私達は星のかけら」と言うナレーションで締められ、クレジットが流れますが、これでまだ終わりではありませんよ。「宇宙連詩」はまだ途中ですからね。そして、淡々と、今度は「朗読」なしでただテロップが流れるだけで第24連詩」まで映し出され「この完成した「宇宙連詩」は2007年末に国際宇宙ステーション・日本実験棟「きぼう」に保管される予定です」のテロップ。そしてクレジットが流れて終了…。

 正直「メガスター」出番要りません。それに「日本橋HD DVDプラネタリウム」ですからプロジェクターのデーターを「HD DVD」を使って更なる画質アップを図るとかして欲しかったです。でも画質アップは「アメリカ自然科学博物館」製作ですからムリですねぇ・・・。あと、全天スクリーン映像は、水平式でリクライニングシートよりも傾斜式で見た方が疲れませんね。。それと意外と気になるのが「メガスターⅡ」の「冷却用ファン」の音。これが結構大きいんですよね。1号機である「メガスターⅡフェニックス」よりは静かですが、一般のプラネタリウム、「インフィウム」や「ヘリオス」に比べると大きいですから。

 とりあえず、今回の番組は「思ったよりかは良いかな」と思いました。まぁ「宇宙連詩」は要らないですが。やはりプラネタリウムですから「天文学的内容」は欲しいですよ。「エンターテイメント」じゃなくって。

 参考リンク

 日本橋HD DVDプラネタリウム 宇宙へのパスポート

http://www.tfm.co.jp/star/passport.html

 横浜こども科学館

http://www.ysc.go.jp/ysc/ysc.html

 それでは、本日の登場人物は「期待していいですか」で登場していた「鎌倉の双子」こと「三笠姉妹」のお姉ちゃん「三笠 千光」さん。どうやら思ったよりも良かったみたいです。妹の「千影」さんはどうだったのでしょうね。

2007_03_31

コメント
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