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こたなたよりこんなこと

「登場人物」と「人物設定」は「フィクション」です。人物・企業・団体は実在のものとは関係ありません。

イベントは無いけど冬咲きクレマチスとショクダイオオコンニャクの実は見れるよ。

2024年01月05日 | 博物館・科学館

 昨日から仕事始めになられた方もおられるようで、だんだんと世間はお正月が終わってきたようですね。

 「国立科学博物館 筑波実験植物園」も本日から開園ですよ。そして運よく非番でしたので、行ってきました「初筑波実験植物園」に。

 「上野本館」の初開館は開館前から100名近くが居ましたが、今の時期という事もあるんでしょうかね。開園時間5分前に到着したのですが、私以外はいませんでしたね…。思わず受付の方と「誰もいませんね~」なんて話ちゃいましたよ。まぁその後、10時半くらいから結構人が入ってきていましたが。

 コロナ禍明けでしたので何かイベントはあるかな?と思ったのですが、こちらも「上野本館」と同じく、何もお正月イベントはありませんでしたね。

 でも、「冬咲き」の「クレマチス」である「ナパウレンシス」が年始くらいに咲き始めたようで、今日もまだ見れるという事もあり、臨時で「クレマチス園」が「ナパウレンシス」の所だけ見れるようになっています。

 この「ナパウレンシス」はシルホサ系のクレマチスでして、ヒマラヤ東部から中国南西部に自生しているようで、夏は休眠し冬に咲くとのこと。花色は「帯緑乳白色」で小さめ。「カザグルマ」のような咲き方とは違うクレマチスなのです。どうやら例年よりも早く咲いたようで、まだ数週間は花を見る事はできるようですよ。

 そして、こちらは昨年から見る事ができていました「ショクダイオオコンニャク」の「実」。昨年の5月20日に開花した後、結実し。いつからかは覚えていませんが、9月くらいからだと思いましたケド、「実」を見る事ができまして、それがどうやら今月いっぱいくらいまでが見れるようだ。との事。

 私は何度か見ていますが、今回の結実では最後かも。と思いこちらも見てきました。

 「花」は見る機会がありますが、「実」は今回初めて見たいですので、ある意味「花」よりも見る事はレアらしいですよ。

  確かに今の時期、植物園はさみしい状態ですが、それでも「冬の森」の独特な感じを味わう事はできますので、寒いながらもそれなりに楽しむ事はできますよ。

 それでは、本日の登場人物は「植物園関係」で登場している事が多いこの方、「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。今年の初植物園では「クレマチス・ナパウレンシス」と「ショクダイオオコンニャクの実」を見る事ができますよ。ちなみに背景が本日の「クレマチス・ナパウレンシス」と「ショクダイオオコンニャクの実」なのです。

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地震計で見る「能登地震」

2024年01月03日 | 博物館・科学館

 今年は新年早々、日本は大きな事故が発生していますね。昨日の「羽田空港」での「海保機」と「日航機」との衝突炎上があり、その発端であるのは「元日」の「能登半島」で起きた「大地震」ですよ。

 要は「海保機」は能登地震の支援物資を運搬するために離陸する予定だったのですから、「能登地震」が無ければこの事故は起こらなかったのですからね。

 さて、昨日は「かはく初め」で「国立科学博物館 上野本館」へ行ってきたワケですが、「日本館3階南翼」の「日本周辺のプレート配置ともぐりこみ」のコーナーには「Hi-NET」と日本各地に設置されている「地震計」から北海道から九州まで全国38か所のリアルタイムデータを見る事ができる展示があるのです。

 「能登地震」がどのようになっているか?と気になった私は「植物画コンクール入選作品」を見た後に寄ってみたのです。

 1ヵ月、1週間。1日の単位で日本各地での地震の発生ログでは「能登半島」の所は震源が10Km以下でマグニチュード5以上のマークで埋まっており、「石川内浦」の地震計は揺れを線で表すのですが、帯のようになっており私が見始めた10時頃でも、小規模な地震が発生しているようで、「石川内浦」から「富山利賀」から「新潟長岡」まで揺れが伝播している様子が見て取れる事があり、揺れによっては「福井織田」や「栃木今市」などにも伝播している揺れも。

 しかもこの揺れは15分に1回程度で頻繁に見る事ができ、無感地震が頻繁に発生しているようで、余震が収まっていないのを視覚的に実感する事ができました。

 その後も見続けていると、「京都美山」や「福島郡山」まで伝播している地震が発生。大きな揺れが発生したと察し、スマートフォンでウェザーニュースの「地震Ch」で確認するとどうやらかなり大きな揺れが発生したようです。

 その後地震計で揺れは「西」は「大阪此花」を越え「広島」、「福岡若宮」と九州の方まで、北も「岩手河井」「青森」を越え「北海道大樹」まで到達最終的には「本州全土」から「北海道」「九州」に達し、そのご10分以上は揺れが観測され続けていましたね。

 その後この余震は「震度5-」で震源は「能登地方」、深さは「10Km」で「マグニチュード5.6」と発表されていましたよ。

 この「Hi-NET」は来館すると必ず見ていましたが、今まで見た事の無いデータでした。今日もまだ余震が続いており、まだ予断を許さない状況と言えるでしょう。

 それでは本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「地質・鉱物・鉱石研究室」で「学芸員」をしている「ベルジリアン・シェパード・ドッグ・ライノア」の「Chiefille」である「ポレット・テヴェノ」さん。「地質・鉱物・鉱石」が専門である「ポレット」さん。日本で大きな地震があったと聞き、状況を知るために「Hi-NET」で様子を見ていた「ポレット」さんですが、どうやら大きな揺れが発生したのを見て…。ちなみに背景は「10:17」の「震度5-」が発生した時の「Hi-NET」の画面なのです。

 

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「かはく」初め。

2024年01月02日 | 博物館・科学館

 ここ数年「働き方改革」やら「新型コロナウイルス」やらで「元日」に営業する百貨店やスーパーやらが減ってきてますし、公共施設である博物館や美術館も5日から開館する所も多く、結構お正月三が日が出かける事がないようになってきていますが、喜ばしい事に「国立科学博物館 上野本館」は1月2日より開館しているのですよ。

 そんなワケで、今年も行ってきました。「年の初めの国立科学博物館」。

 ただ、コロナ禍が明けたのですが門松やお正月飾りが全くなく、お正月感が無いんですよ。それと、戌年を最後に「~年のお正月」も開催されておらず、純粋に常設展を見るしかない状態ですが、昨年の12月19日より「第39回植物画コンクール入選作品展」と「ミニ企画展 牧野富太郎と植物を見る眼」が開催されており、こちらはまだ見ていませんからそちらを中心に見る事にしました。

 が、この2つとも「筑波実験植物園」で見ているんですよね…。実際に「牧野富太郎と植物を見る眼」は初めに「筑波実験植物園で開催された「ミニ企画展 牧野富太郎と植物を見る眼」を再構成したもの」と書かれていましたし。

 「牧野富太郎と植物を見る眼」と「植物画コンクール入選作品展」を見てから、日本館を気になる部分を見てから。地球館へ。ここで「ものがたりワゴン」の時間になったので、「だます卵と見破る目」と「星空を回す 天球儀」を見る事に。

 「だます卵と見破る目」は「カッコウ」の「托卵」の話で、星空を回す 天球儀」はまぁそのまま天球儀の話でしたね。やはりお正月という事で「ものがたりワゴン」の担当ボランティアの人が少ないようで、他には「ノムラホイホイ」、「恐竜の絶滅のナゾを追う!」「みんな違ってなにが良い?」と全部で5つだけでしたね。

 しかし、やはり他に行く場所があまりないからでしょうか、かなりの混雑ぶりで「通常営業」に戻った「コンパス」は早速「空き無し」状態でしたし、開館前に並ぶ列も結構な長さになっていましたからね。なんだか年々人が増えているような感じがしますよ。

 とりあえず。年の初めのかはくはこんな感じでした。

 それでは、本日の登場人物はこの方。「ベルギー国立博物館」にて「化学・科学館会場職員」をしている「ブラッド・ハウンド」の「Chiefille」、「二ノン・グリュミオー」さんです。年の初めの博物館初めですよ。ちなみに背景は「本日の国立科学博物館 入り口」なのです。

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ミニじゃなくて、普通に企画展で見たかった「筑波実験植物園40周年記念」

2023年11月26日 | 博物館・科学館

 国立科学博物館の付属施設である「筑波実験植物園」は今年の10月2日で「開園40周年」を迎えました。

 それを記念して11月14日から「筑波実験植物園」にて「ミニ企画展 筑波実験植物園の過去・現在・未来」が開催されていまして、本日見に行ってきました。

 が、なんとまぁ、朝から雨ですよ…。そんなに強い雨ではないですが、それでも屋外施設で雨はテンション落ちますし、モーターサイクルで行く事になると、さらに気が重くなりますが、それでも行きますよ。

 さて、「筑波実験植物園」が開園したのは「1983年10月2日」。

 なんでも今から約60年前の「1962年」に「学術会議」で「自然史科学研究センター」設立の勧告を受け「国立科学博物館」の施設組織の拡充が検討され、その中で「乾燥した押し葉標本の他に生植物を対象にした研究を指向した植物園が必要」との指摘を受け、作られたのがこの「筑波実験植物園」だそうで、「実験」とつくのは「設立趣意書」に「系統分類学的研究に関しては植物分類学の最近の進展に対応して、積極的、計画的な実験研究を園内で実施する」とあり、例えば「造成した林内に研究対象である特定の種の植物の集団を移植し、その後の変化を追跡したり、異なったタイプの林内に同一種の植物を植栽して生理、生体あるいは形態上の変化の差を実験的に確認する」などの理由から「実験」との名がついているのです。

 今回の展示では「ミニ展示」とあって「教育棟」のみで、パネルによる解説がほとんど。

 パネルは「筑波実験植物園」の成り立ちや過去のイベントや在籍した研究者、植物園スタッフの組織紹介と仕事内容。ボランティア、コレクション、植物園のこれからの紹介があり、実物展示としては「過去」のイベントでの販促物が展示されていましたね。その中には私が持っている物もいくつかありましたので、懐かしく感じましたよ。

 また、「開園当時」の写真と現在の植物園の写真を比べる動画がありましたが、個人的にはコレもパネルにしてじっくり見れるようにしてくれた方が良かったですね。それに過去の「企画展」などの紹介もあると面白かったのですが…。

 そこまでくると普通に「研修実習棟」も使って「企画展」でして持った方が良いですね。

 それでは、本日の登場人物は「植物園」な話で登場する事が多いこの方。「命を見守り見届ける者」として「命の女神」の任に就いている「天元界 生物運脈省 霊魂運命監査室 霊魂運命監査室長」の「アルセレート・エリクス・エフォナー」さんです。「筑波実験植物園」は今年で開園40周年という事で「ミニ企画展」が実施されており、それを見に来た「アルセレート」さんなのです。ちなみに背景が展示されている「筑波実験植物園」の「開園告知ポスター」なのです。

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身近にあるのですが、ほとんど興味を持たれない「地衣類」です。

2023年11月25日 | 博物館・科学館

 「地衣類」ってご存じでしょうか?街路樹や石垣などの明るい灰色がかった黄緑色の「コケ」のような物が付いているのを見たことがありませんか?それか、木に灰色がかった明るめの緑色の「花びら」が集まったような感じな物が付いているのを。または古いコンクリート塀にオレンジ色のツブツブは?

 ともあれ、それが「地衣類」でして、「ヒメジョウゴゴケ」とか「ウメノキゴケ」、「ツブダイダイゴケ」なんですよ。ただ「コケ」とついていますが、コレは「苔」ではなく、菌類と藻類が共生している「地衣類」なのです。

 そんな「地衣類」について紹介している「企画展」を「ミュージアムパーク 茨城県自然史博物館」で「地衣類 -木を、岩を、地面を彩る身近な生きもの-」が開催されています。

 先ほども書きましたが、「地衣類」は「地衣体」と呼ばれる「菌類」と「藻類」が共生。「菌類」が紫外線や乾燥から身を守る「住処」を「藻類」に提供し、「藻類」は光合成で作った養分を「菌類」に提供し「共生」して「一つの生き物」のようになっているのです。なので「苔」とは違い、「植物」ではなく「菌類」でして、一般的に「きのこ」らしい形である「ハラタケ網」である「担子菌門」、「コウジカビ」や「アオカビ」が属している「子嚢菌門」に属しており、どちらかと言うと「子嚢菌門」に属している方が多いようですね。

 展示では「古いコンクリ塀」や「樹木」は当然としてそれ以外の「岩」や公園のベンチ、はたまた「ガードレール」に生息している「地衣類」があったり、街中から始まり山中に生息している地衣類の紹介がされ、同じ「地衣類」なのに様々な形を持つ事が解ります。さらに成長が遅く、年に数ミリしか成長しないのですが、それが「約180平方センチ」まで成長し、推定で900年から9000年が経っている個体もいるとの紹介。

 分類も似た形のが多いため、「生成される化学物質」や「紫外線ライト」を照射したときの色の変化で見分ける事もあるそうです。

 また、身近な「地衣類」を使った物として、理科の実験で酸性かアルカリ性かを検出する「リトマス紙」。あれも「リトマスゴケ」から作られているんですよ。それと「鉄道模型」の「レイアウト」で「樹木」などを表現するために使用する「ライケン」。アレは「ハナゴケ」の仲間が使われています。ここ最近は聞きませんが、「イワタケ」。アレは「きのこ」ではなく「地衣類」だったりします。

 このように、身近にあるのですが、そのことにほとんど気が付かれていない、「地衣類」について、色々と知る事ができる展示でした。

 さらに「ミュージアムパーク」の「野外観察園」で「地衣類」を探すための「地衣類マップ」も配布されているのでついつい探しに行きたくなりますよ。

 この展示を見た後。街中で見る景色が少し変わって見えるかもしれませんね。

 それでは、本日の登場人物は菌類関連で登場する事が多くなってきたこの方。「霊魂監査室 霊魂回収担当」の「精霊」ですが、一般的には「死神」としての認知がされている、「白い死神」の通り名を持つ「レン」さん。「きのこ」に近い「地衣類」についての「企画展」があるとの事でやってきた「レン」さん、身近に見えていたのに気にも留めていなかった「地衣類」に…。ちなみに背景は会場内の「シンボルツリー」として設置されている「サルオガセ」が付いた「カラマツ」なのです。

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「和食展」を見た後はこちらも

2023年11月24日 | 博物館・科学館

 先日「国立科学博物館 上野本館」へ「和食展」を見に行きまして、当然ながら、展示を見ていると「日本人」にはたまらない、見ているだけで味の想像が容易い「食品サンプル」群に、パネル解説の文章。そして映像。

 国立科学博物館 上野本館内には「レストラン」があり、「洋食」の老舗の一つである、「上野 精養軒」が運営している「レストラン ムーセイオン」があります。

 「精養軒」なので味は確かですし、博物館内施設の一つなので「精養軒」と同じメニューでもムーセイオンの方が多少はお安くなっていたりするんですよね。まぁ「精養軒」よりもメニュー数は少ないですけど…。

 そして「特別展」がある時は毎回「特別展メニュー」が提供され、今回は「和食」とだけあって、「牛タンシチュー 赤味噌仕立て」と「イクラと紅鮭の和食丼」があり、さらにデザートとして「白あん黒蜜のムース 盆栽仕立て」もあります。

 私の予算の関係から「白あん黒蜜のムース 盆栽仕立て」を食べてみました。

 まず、見立てですが、「ワイングラス」のような器に枯山水の敷石のような「白あんムース」の上に「苔むした岩」をイメージした「抹茶わらび餅」。その上には「バニラアイス」に被せた「ココアコーン」。さらに盆栽らしくみせるために「南天」の枝と金魚草がデコレートされています。見た目もキレイなのですが、ココアコーンがあり、コレはどう食べようか?と少々考えさせてくれます。

 結局私は、コーンにバニラアイスを乗せてそこに抹茶わらび餅を乗せて、白あんムースを添えて、ココアコーンから食べ始めます。

 バニラアイスにほろ苦い抹茶の味。そしてココアコーンの食感。程よい甘さとふわりとした食感の白あんムースには「黒蜜」の味が柔らかな甘みをもたらせてくれます。

 しばらくして「バニラアイス」を食べ終えるとコーンの中にはうっすら水あめでコーティングされた大きめの「イチゴ」に生クリームがあり、嬉しいサプライズです。

 ココアコーンで上層部を食べ終え、ムースを掘り下げていきます。

 「白あんムース」には「黒豆」が入っており、コレが食感にアクセントを与えてくれます、また底の方にはわずかなスポンジと生クリームが和と洋のセッションをしてくれます。

 全体的にまろやかな、程よい甘さとスッキリとした味わいでしたね。見た目と味で楽しめる、和食なデザートでした。

 ちなみに「添えて」ある「金魚草の花」は食べられるようですね。ただ、味は無いようですが…。

 それでは、本日の登場人物は「博物館」の話でしたのでこの方。「ベルギー国立博物館 天体室」の「学芸員」で「ブリュッセル・グリフォン」の「Chefille」の「コレット・アバック」さんです。「天体室」と全く和食に関係ない部署にいるのですが、なぜか「和食展」に「リリア」さんと視察へやってきた「コレット」さん。館内レストランで「和食展特別メニュー」の一つである「白あん黒蜜のムース 盆栽仕立て」を注文したようで…。ちなみに背景が「白あん黒蜜のムース 盆栽仕立て」なのです。

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和食についてもっと知ってみましょう。

2023年11月22日 | 博物館・科学館

 「和食」。なんだかんだで私たち日本人はこの言葉、この食文化を当たり前かつ、大事にしているのではないでしょうか?

 食の欧米化が進んでいるとは言われていますが、米を食さないと落ち着かなかったり、旅行へ行けば「そば」や「うどん」に「海鮮丼」。外食するも「回転寿司」へ行ったりと、1日でほぼ「和食」と関わらない日は少ないのではないでしょうか?

 では、その「和食」文化がどのようにしてできていったのでしょう?それを科学的に考察したのが、10月28日から来年2月25日まで「国立科学博物館 上野本館」で開催されている「特別展 和食 日本の自然と、人々の知恵」なのです。

 この展示では「和食」とは?との問いかけから始まり、南北3000Kmにわたり「亜寒帯から亜熱帯」の気候を持ち、周囲を海に囲まれた起伏に富んだこの島国の気候が生んだ「水」に始まり野菜やキノコ。海産物そして、「発酵食品」と「和食」を作る「食材」の成り立ちや種類。その食材から「和食」が成り立つまでと時代によって、西洋の食文化を独自にアレンジした「洋食」と、食文化の進化。その進化から「洋食」が独自の進化を遂げて「和食化」されているモノなどが紹介されています。

 「野菜」とかはとにかく「ほとんど」は「外国」からの物で、有史以来多くの野菜が入ってきました。例えば「大根」、「こんにゃく」なんかは「弥生時代」以前。「なす」と「ねぎ」は飛鳥、奈良時代に入ってきているんですよ。さらに「キャベツ」は江戸時代ですが、「レタス」は「飛鳥・奈良時代」に入ってきていると、意外な事も解りますよ。

 「和食」独自の食材として「海藻」があります。出汁を取る為の「昆布」。おにぎりには欠かせない「のり」もそうですし、焼きそばやお好み焼きなどに使用される「青のり」だってそうですね。ちなみに「海藻」を消化できる「腸内細菌」を多くの日本人は持っているのですが、欧米人は持っていないので、海藻類を食べると消化不良を起こすそうですよ。

 そして、和食には欠かせない「調味料」である「しょうゆ」や「みそ」、「酒」なんて「日本酒」なるジャンルがあるほどですからね。これらを製造するにあたり必要な工程として「発酵」がありますね。これらの「発酵食品」に欠かせない「こうじ」に関しても紹介されています。

 一通り「食材」について知ったらなら、今度はそれらがどのように調理されていったのか?

 海に囲まれた島国である日本にはその周囲の海の幸が中心として、弥生時代になり「稲作文化」が入ってきます。これから「和食」の基本的な構成の一つである「米と魚」の食文化が始まり、戦国時代にはいってくると、さらに「和食」の「米と魚」が強調されるようになる「精進料理」が誕生。「江戸時代」になるとさらに多種多少な「和食」が誕生していきます。その後「明治」となり「西洋化」が進み「西洋」の食事を独自にアレンジした「洋食」が誕生。さらに和食が発展して現在に至るワケですね。

 このように、「和食」ではなく「洋食」として独自に進化した物の一部は海外の目から見れば「和食」としてみなされているのもあり、「ラーメン」「焼き餃子」に始まり「すきやき」「コロッケ」「ナポリタン」「カレー」「オムライス」「焼きそば」「あんぱん」「カステラ」「お好み焼き」そして「テリヤキバーガー」の9種類を「和食かどうか?」のウェブアンケートを取っていましたね。ちなみに「焼き餃子」は「中国」では「日式餃子」と言われているそうです。

 他にも「日本各地のお雑煮」の紹介や、「卑弥呼」や「織田信長」などが食べた和食膳も食品サンプルで再現されていたりと、一つの文化の成り立ちが見れて面白い展示になっています。

 この「和食展」ですが、本来なら「2020年3月」に開催される予定でしたが「コロナ禍」により中止。そして今年が「ユネスコ無形文化遺産」として「和食」が登録されて10周年との事で、開催される運びとなったそうです。3年前に楽しみにしていた特別展でしたので、見れて良かったですよ。ただ、楽しみにしていた私の母は見る事が叶いませんでしたが…。

 ちなみに、3年前の中止の時に「図録」だけは販売されていたので、折角行きたかったのにと、購入しましたが、どこにしまったのか忘れちゃったんですよね…。

 それでは、本日の登場人物は「博物館」の話題でしたので、この方。「ベルジアンタービュレン」の「Chiefille」で「人類学」の中でも「古代美術」を専攻している「ベルギー国立博物館」の「学芸員」である「リリアーヌ・コラフェイス」さんコト「リリア」さんです。コロナ禍で中止となってしまった「和食展」が、「巡回展」としてその内にウチでも開催される予定とのことで、視察にやってきた「リリア」さんたち。「和食」という事で「着物と袴」で見に行ったようでして…。ちなみに背景は「特別展 和食展」の会場内「3章 和食の成り立ち」の始まりなのです。

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日本だって領土問題があるんだよ

2023年11月05日 | 博物館・科学館

 10月24日から、「地図と測量の科学館」で「特別展 日本の「領土・主権」を考える」となんだか右のような特別展が開催されています。

 とりあえず日本の領土問題について考えてみようとみようと思いまして、行ってきました「地図と測量の科学館」。

 昔は「日本は島国だから、国境問題が無い」なんて言われていた時代もありましたが、現在でも「3つ」の「領土・主権問題」があるのです。

 1つ目は戦後から言われている「北方四島」。

 コレは北海道の「国後島」「択捉島」「歯舞群島」「色丹島」の「北方四島」ですね。2つ目が「竹島」。3つ目が「尖閣諸島」。

 この3つの「領土・主権問題」を「パネル」により紹介しており、国土地理院発行の「2万5千分の一地図」で「北方四島」が見れたりします。しかも最近の物から明治のまでも見れますので、ある意味歴史的にも面白い資料があったりするんですよね。

 それぞれの問題に対して、「国際的」にも公に「日本の領土」であるのに「海洋資源」が目当てで国際的にも「問題」を起こす事が多い「ロシア(旧ソ連)と「中国」そして「韓国」が主権や占拠をしている現状。そして「日本の領土」である事の裏付けが紹介されています。

 ちなみにこれらのパネルは「東京」の「虎ノ門三井ビルディング1階」にある「領土・主権展示館」が「地方巡回展」として、本館に展示されているのを要約したものだそうです。

 そして、この「領土・主権問題」以外で「国土地理院」から「硫黄島」や「尖閣諸島」のドローンや人工衛星からのデータで作成した地図なども紹介、展示されています。

 ともあれ、日本は憲法として、他国との問題に対し武力行使をおこなわない。つまり「戦争放棄」があるので、このように国際法に基づいて平和的解決を模索しているのですよ。現在起こっている「ロシア」と「ウクライナ」の戦争も「クレミア半島」から始まった領土問題からですからね…。

それでは、本日の登場人物は「狆」の「Chiefille」で「女子高生」の「浅葱」さん。学校の課題で「領土問題」についての課題が出たようで、ちょうど「地図と測量の科学館」で開催されている「特別展 日本の「領土・主権」を考える」を見に来たようで…。ちなみに背景が「地図と測量の科学館」で開催されている「特別展 日本の「領土・主権」を考える」の入り口なのです。

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母の最期のきのコン作品

2023年10月31日 | 博物館・科学館

 昨日からの続きになります。園内を一通り回り、「研修展示館」へ入り、1階、2階を見て、3階の「きのコン」会場に入ったのは11時頃。

 驚いたのは今年は応募作品数が少なく、130作品だそうで、ここ最近としては久々の少なさです。応募期間などは例年と変わっていないので、何が原因なんでしょうかね?それと入選者はレベルが高い作品が多いですが、それ以外はそこまでレベルが高くないとなんだか極端化してきている感じです。

 今年母が他界した事を、「きのこ博士」に直接伝えるのもなんだか厚かましい感じでしたし、それもどうかな?と思い、少々「きのコン」の趣旨から外れてしまう感じになりましたが、過去の母が初めて受賞してから、殿堂入りするまでの5作品を年を追って1枚にまとめて、コメント欄に母が他界した旨を記載して提出したのです。

 コンテストの趣旨から外れているような作品ですので、どうなるか心配でしたが、キチンと「殿堂入り」の所に掲載されていました。そして、コメント欄にもコメントをいただきました。

 そして、受賞式が始まる12時少し前に「きのこ博士」が会場へ現れ、お話する事に。

 作品を見た時は「今までの受賞作品をまとめてきたのかな?」と思ったそうで、コメント欄を見て驚かれたそうです。その後は私の方から一方的に母が他界した経緯をお話しする事に。

 その際に授賞式で受賞作品の紹介の時に母が他界した事と、子である私の作品もある事を紹介してよいか?聞かれましたので、していただく事にしました。

 授賞式の最後に母の受賞経歴と、脳梗塞で半身マヒとなりつつ、きのコンに作品を提出してくれた事などをお話され、最後に「車イスをいつも押していたお子さんの作品もこちらに」という形で作品を紹介していただき、「作風はかなり違いますが」とのコメントも。

 授賞式が終わり、帰る前に「きのこ博士」に挨拶をして、少し話て、その際に来年も母の過去作品を掲載するかもしれないとのお話もありました。

 ある意味母が一番年間で、一番力を入れていた「きのコン」。その会場で、母が他界した事をお知らせできたの事は、私にとっても一つの区切りみたいな感じがありましたので、きのコンが無事に過ごせて一安心した所もありますね。

 それでは、本日の登場人物はきのこ関連で登場する事が多くなってきたこの方。「霊魂監査室 霊魂回収担当」の「精霊」ですが、一般的には「死神」としての認知がされている、「白い死神」の通り名を持つ「レン」さん。私の母の最期の「きのコン」作品にしんみりなのです。ちなみに背景が「きのコン」で「殿堂入り展示」された今回の母名義の作品なのです。

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雨のきのこ展

2023年10月30日 | 博物館・科学館

 さて、この時期私が一番に楽しみにしているのが「国立科学博物館 筑波実験植物園」で開催される「きのこ展」。今年で14年目になるこの時期の定番企画展で、毎回きのこに関した事を中心にテーマが決められており、今年は「日本のきのこ学をつくってきた巨人たち」と題し、日本のきのこ学・菌類学の基礎を築いた方々を紹介しています。

 そして、昨日が「きのこ展」の最終日。私はある理由で毎年最終日に行く事にしているのですが、朝雨の音で目が覚めましたからね。しかもこの雨、小降りになってきたのが昼過ぎくらいで完全に止んだのは夕方でしたからね。

 「きのこ展」は当然ながら植物園内ですので、屋外がメインとなりそうですけど、実際は入り口の「教育棟」と「研修展示館」でのパネル展示と「きのコン」がメインとなるので、意外と屋内メインなんですよ。ただ、今年は「多目的温室」が改装工事中とあって、「野生きのこ・栽培きのこの展示」は屋外中央広場で「テント」での展示会場となっています。テントですから雨が上から滴る事は無いので傘ナシで見る事ができました。

 「野生きのこ・栽培きのこの展示」は開催期間が1週間あるので、初日から最終日までもたないきのこもあり、毎日展示に耐えられなくなったきのこは入れ替えているようで、昨日は亜寒帯に生える事が多い「ベニテングタケ」がありましたよ。しかも採取したそんなに日が経っていないようで、かなりしっかりしており、関東近辺ではまず生えているのを見る事ができないですから、初めて実物を見ましたね。思った以上に鮮やかな朱色でしたね。また特徴的なイボもあり、当然ながら図鑑や写真の通りでした。

 「研修展示館」の「1F」では「日本のきのこ学をつくってきた巨人たち」でこちらは「北陸きのこ図鑑」を執筆した故・池田良幸氏の紹介を中心に、パネルと関連資料できのこ学の巨人たちが紹介されています。

 植物園ですから、当然ながら「園内」でもきのこが生えている場所があり、その近くに誘導するように「きのこ展 クイズラリー」が開催されていまして、さすがに雨が強かった午前中は積極的に参加している人は少なかったですよ。

 クイズラリーをしながら、私は園内のきのこを探していたのですが、思ったよりもきのこはありませんでしたよ…例年なら「カニノツメ」や「サンコタケ」、「スジオチバタケ」や「ツルタケ」などが見られるのですが、今年は定番の「カキシメジ」がかなり大量発生しており目立ちましたね。ただそれ以外の「イボテングタケ」や「タマゴタケ」も数は少なく、「ノウタケ」「ニガイグチモドキ」「カワリハツ」はほとんど見ませんでした。

 実際に「きのこ展」の責任者である「きのこ博士」さんも「今年は少なめ」との事を言っていましたからね。やはり夏の猛暑が影響している感じです。

 園内を一通り回り終え、「きのこ画コンテスト」、「きのコン」の会場へ向かい…。

 「きのコン」については明日。

 それでは、本日の登場人物はきのこ関連で登場する事が多くなってきたこの方。「霊魂監査室 霊魂回収担当」の「精霊」ですが、一般的には「死神」としての認知がされている、「白い死神」の通り名を持つ「レン」さん。今年は「雨」のきのこ展なのです。ちなみに背景が「研修展示棟」の「きのこ展撮影スポット」なのです。

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