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【お菓子の材料のお話】マジパン (パート・ダマンドpat d'amande)

2008年01月24日 | インポート

今日の神戸は雪がちらつく寒さ。

「HAPPY おいしいものキッチン」のまこちさんから「マジパン」ってなんですか?というコメントをいただきましたので、今日はマジパンのお話を♪

マジパンはドイツ語からきている発音だと思いますが、フランス語では、パート・ダマンド(pat d'amande)、英語では「アーモンド・ペースト」と呼ばれるもので、ヨーロッパではポピュラーなSweetsです。

日本では「マジパン」と一般に呼ばれています。

とても古くからある食べ物で、ローストしないアーモンドと砂糖を一緒にあわせてローラーで引いて作るそうです。(私は作ったことはありません!)

マジパンは、大きく分けて二種類。

主に焼き菓子の材料として使われる「マジパン・ローマッセ」(ローマジパン)

ローマジパンは「アーモンド2:砂糖1」の割合で練り上げられたもので、黄色味を帯びたペーストです。

ローマジパンを使った焼き菓子はいろいろあるのですが、ドイツのクリスマスの定番お菓子「シュトーレン」にもローマジパンが使われているものがあります。

Photo これは、「マーガレットケーキ」「マルグリット」と呼ばれる有名な焼き菓子ですが、卵、バター、砂糖に小麦粉とアーモンドプードルを配合します。

このレシピも軽くておいしいのですが、「ローマジパン」を使うとよりアーモンドの香りが強く、ケーキもしっとりと落ち着いた濃厚な味になり、格別なおいしさです。

もうひとつは、主にケーキにのせる飾りのお花や人形を作るための細工用のマジパンで「アーモンド1:砂糖2」の割合で寝られたペーストで、白っぽい色をしています。

白っぽい色をいかして食品用の色素を使って自由に着色して使うことも出来ますので、これでお人形やお花を作ったり・・・まるでねんど細工のような楽しさです♪

パティシェにとって「マジパン細工」は大切な技術。パテェのコンテストでもマジパン仕上げデコレーションが必ずあり、そこで賞を取ることはとてもすばらしい名誉なことだそうです。♪

Photo_2 このバラの花も葉っぱもマジパンです。(つたないですが・・・)

少量のお湯でココアを練ってそれをマジパンに練りこみます。

これは食べてもおいしい♪ココアの苦味とマジパンの甘さがベストマッチ。

また、ウェデイングケーキなどの土台のフルーツケーキは「マジパン」でケーキを覆ってからシュガーペーストでカバーすると、味もおいしいのですが、。長期間中のフルーツケーキを保存することもできるのです。

そうそう!チョコレートが好きな方ならマジパンを気がつかずに食べているかも!

バレンタインに贈りたい宝石のようなチョコレート。美しくコーティングされたチョコレートのセンターのガナッシュにマジパンが使われているものがありますよ。

マジパンにお酒やハーブ、スパイスなどでしっかりと香りや味をつけてその周りをチョコレートでコーティングしたチョコレートボンボン♪マジパン独特の食感も楽しめます。

本格的なマジパンを作ることは難しいので製菓材料として売られているものを使います。保存は冷蔵庫ですが、冷凍もできます。

が、インターネットで検索すると家庭で作れるマジパンもあるようです。興味があれば検索するといろいろとでてきますよ。但し、これには少量ですが卵白をつなぎに使うので、卵白アレルギーの方は注意が必要です。

マジパン、機会があれば、一度食べてみて~♪私は甘いものが大好きなので細工用でもおいしく食べちゃうなぁ。

金沢に住んでいたときに実はマジパンを習ったことがあるのです。

「パティスリー サンニコラ」のオーナーシェフの藤田雅秋シェフがベルギーから帰国されて「シュガーワールド」という最初のお店を開かれたばかりのころ。

しばらくマジパンは触っていませんでしたがまたいつかマジパンのお人形も作ってみたいと思います。

大雑把ですが、「マジパン」のお話でした。

もっといろいろマジパンの詳しいお話やお菓子もあると思いますので、ぜひコメントに投稿してくださいませ。

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コメント (6)