途中下車してときどき嵐

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読書感想「仮想儀礼」篠田節子

2024年03月24日 11時30分44秒 | 乱読本感想
新潮社 2011年06月01日

NHKドラマになったということで書店のよく見える場所に置いてあったので買ってきた。久しぶりの篠田作品だ。

あっという間に出来てしまったエセ宗教集団。
そこに集まるのは・・・ざっくりまとめれば今の世の中で生きていくのがしんどい人と欲の皮が突っ張った人(完全に私見です)
元市役所職員だった篠田さんが見てきたり実際に相対した人たちの様子が描かれているのかなと思う。
だからリアルで、それ故に私は嫌悪感を抱いてしまった。
はっきり言って、宗教に逃げる人、利用する人は大嫌いだ。
モンクを言いながらでも読んでいけるのは篠田さんの巧みさだろう。

この作品、読んでいて面白いか?と聞かれれば「面白くない」と答えるが、篠田さんはやっぱり凄いな~と思う。


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