黒永 ペン 左右は合成
年始の挨拶に使わせてもらったペン画です。作品の講評を元旦に書くのも…と思って今日に。今社会人ですが、中学生の頃からアトリエに来ている人なので、私の中ではずっと子ども扱い。タイトルも『学生掛け軸10』と紹介してしまいました。
君に技術面で言う事は何もない。濃淡が効かないペンだけでこんな肉感的に(ムチムチ丸々太った芋虫をぶにっと掴んだら、よじれた時のボリュームを思い出す)、しかも前後関係まで表現できる人はそういないよ。もっと自信を持って、自分を大切にな。こんな素晴らしいペン画を、ぺらっぺらのコピー用紙に描いて「やれやれ。ノリ先生の『辰年の龍を描け!』の要望に応えたから、もうこれでOKですよね?じゃっ!」と、捨てて帰ろうとするの止めて。
結局もらいました。(笑)
本日で『学生掛け軸シリーズ』終了です。好きな事を好きなだけ時間を掛けて制作できる学生クラスで一斉に同じテーマの課題をやると、一人ひとりの個性が浮き彫りになり、比較できて非常に面白い授業でした。心身共に成長期の12歳から18歳の人間ですから、少し経てば興味も性格も今とは変わっていくでしょう。美術を通して人間観察できるなんて楽しすぎる!作品紹介なのか、作家紹介なのか分からないブログとなってしまったのも、致し方ないですな!ワハハハハ