梅田 『自画像』 油彩前回の自画像から早２年。
再び梅田さんが自画像を描きました。まずはご本人のコメントから↓
何気ないスナップ写真を見ながら描いたんですけど、私としては引き気味のテイストで仕上がりました。
先生に、日本画っぽいと言われたのは意外でしたね。意図したわけではないのですが、色使いを抑えたりぼかしたりしたからでしょうか。
この自画像を描き始めた頃、人生の伴侶と一緒になりました。引き気味なのは、喜びよりも不安だったからでしょうか。
最初に先生にお見せたとき、右目の辺りを光に溶け込ませるようにと指示を受けました。なるほど、やってみると左目が引き立ち焦点が定まりました。心なしか、希望も感じられるようになったのではないかと思っています。
梅田
この作品は自画像というより一人の男性の肖像画として私は捉えています。大きな理由は視線の外し方。前回の自己と対自する自画像とは逆のアプローチ、まさに引き気味に自己を観察しているように感じます。
人には他人からこう見られたいという外皮の“意識の世界”と、混沌とした内面の“無意識の世界”があります。
たくさんの矛盾した内面と外面の世界を追及し、揺れ動く感情、確固たる思想、魂をキャンバスに表現する。寡黙で抑え目の色調とヴェールは、この自画像の精神性を増徴させています。
絵画は必ずしもテーマだけに囚われて、自らの領域を狭くする必要はありません。しかしきれいごとだけでは済まないという覚悟を持つのも、絵画を生み出す者の責任であると思います。
梅田さんの偏見を恐れぬ自分自身との真面目な取り組み、主観的で自己実現追求の姿勢を崩さぬ真摯な態度に、敬意を表するばかりであります。 オバラ
自画像繋がりで、大人の宴会の時に、コップに描いて頂いた自画像です！（マイカップが行方不明にならぬように）
飲む前なのでなかなか力作。名刺代わりに使って頂きました♪
しかし最後に撮影したので、酔っ払ってて数が足りなぁーい！写ってない方ごめんなさぁーい！
