晴れ時々スターウォッチング

昔の出来事もたま~に紹介

PHOTON ・ED アイピース

2010年04月25日 | 土星
ふだん、ISSの拡大撮影に使っているWHITEY DOB30は
その口径から星雲・星団観望や月面観察では存分に
楽しめる望遠鏡ですが、実は惑星もよく見える望遠鏡です。

惑星を見るには300倍くらいの倍率がほしいところですが
手頃な値段でそこそこ見えるアイピースはなかなかありません。

しか~し、最近…
「国際光器のフォトンは値段の割にはいいらしいよ…」
という噂を風の便りで聞いたので、とりあえず国際光器のHPを
見てみる…「ふ~ん、EDねぇ~、値段は¥6,800ですか。それなりの
値段のアイピースは見え方もそれなりなのでねぇ~」という感想で終了!

ところが、ごく最近、天文エキスパートのKさんから、
「知ってる?国際光器のFなんとかというアイピースがいいらしいよ」
という話を聞いたので、こりゃ本物か?と思いテストしてみました。

使用したアイピースは5mm、ドブにつけるとちょうど300倍です。

天気が悪く、惑星を見るチャンスがなかったのですが
今日は久々によい天気です。テスト開始です。

望遠鏡は夕方6時頃からセットして温度順応させます。
テスト時間は龍馬伝を見終わったあとにしましょう。
その頃は土星が南中する頃です。

時間です。はじめにHC-12mmで見てみましょう。
ふひょ~!今日は気流がいいです。よく見えます。

あちゃ~、撮影すればよかった…と思っても後の祭り、
今からの撮影準備は、ちと無理です。今日は観望に徹しましょう。

今日の土星はきれいです。串のように細い輪、土星の中央に見える
一本の黒い線、細い輪が土星に落としている影です。

ではフォトンで見てみましょう。おぉ、これはすばらしい、
すっきりとした見え味です。コントラストもいいです。
短焦点のアイピースとしては私の持っている物ではベストです。

衛星も見えます。9.7等級のレアはもちろん、10.4等級のデイオネと
10.2等級のテチスも確認できます。気流がよかったことの影響は
多分にありますが、フォトンは十分楽しめるアイピースです。

アイレリーフが高く、高さも調整できるのでとても見やすいことも好印象です。
西の空に傾く火星も見てみましたが、視直径7.6"はさすがに厳しく、模様
までは確認できませんでした。しかし、極冠は確認できました。
なかなかいいアイピースかもしれません。視野が広い(見掛視界60°)
ので長焦点のアイピースもいいかもしれません。

ひょっとしたらISS拡大眼視ミッションに最適かも…!?



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