5月31日19時45分のISS撮影記録です。
今回の通過は日没50分後(太陽高度-8°)なので空に見える星は金星と月とアルクトゥールスとベガのみでした。天頂付近のアルクトゥールスはそれほど瞬いてなかったのですが、東の空のベガは激しく瞬いていました。
Windy予報では気流はそんなに悪くないはずですが、ベガの瞬きを見ると期待できる気流ではないようです。気流も問題ですが今回はさらに大きな問題がありました。それは通過コースに居座る意地悪な雲です。全天の雲量は2~3なのですが北天の通過コースにだけ張り付いたように動かない雲があります。
う~む、これは奥羽山脈を超えてやってくる波状雲の一部で、たぶん上昇気流による雲発生ポイントとなっていて動かないものだと思われます。このままだと最大仰角を過ぎて距離が遠くなったところでしか撮影できません。
おっと、通過まで、あと5分です。お~い、お願いだから雲よどいてくれ~、と心の中で叫んだら、なんと通過直前に雲が北へ移動しました… まじ!? いや~、超ラッキー! おかげさまで撮影開始ポイントと決めていたおおぐま座の頭を通過するISSがはっきり見えました。
しか~し、今回は雲越しの撮影だなと思って、露出はやや多めの Shutter=0.920ms、Gain=285 (47%) にしていたので雲なしでは露出オーバーかなぁ~と思いながらの撮影スタートです。
今回の通過コース、北天から南東へ抜けていきます。
最大仰角は73度、距離は436kmで
秋田から岩手を通って太平洋へ抜けるコースです。
幸いなことに通過コースの雲は見事に無くなったのでISSが見えなくなることは無かったのですが、どーも、北天コースの追尾は苦手で最大仰角付近はロストする時間がかなりありました。
で、こちらが動画のフルバージョンです。後半はかなりの露出オーバーとなっています。
5月31日19時45分のISS
こちらは画像処理を終えたISSフォトです。
撮影仰角51°、推定距離509km、1枚画像(photo)
撮影仰角52°、推定距離505km、4枚コンポジット画像(photo)
撮影仰角54°、推定距離491km、3枚コンポジット画像(photo)
撮影仰角73°、推定距離437km、3枚コンポジット画像(photo)
撮影仰角47°、推定距離570km、1枚画像(photo)
さて、今回撮影した動画では最大仰角付近でISSが写っていない時間がたくさんありましたが、これは追尾でロスとしたことが理由のひとつですが、もう一つの理由としてキャプチャーソフトのコマ落ちがあります。
実は、5月12日の撮影からキャプチャー数を多くするためノートPCをハイスペックのゲーミングPCにしてあるのですが、インストールしたFire Capture の設定がイマイチ決まらず、フレームレートが安定しないトラブルが起きています。
現在、カメラを接続して机上で行うベンチテストを続けているのですが、もう少し時間がかかりそうです。安定するセッティングが見つかったらブログで報告したいと思いま~す。
次回のISS好条件通過は6月26日、6月27日です。それまでにはセッティングを確立したいのですが、その頃は梅雨入り後で天気が悪いかな?
今回の通過は日没50分後(太陽高度-8°)なので空に見える星は金星と月とアルクトゥールスとベガのみでした。天頂付近のアルクトゥールスはそれほど瞬いてなかったのですが、東の空のベガは激しく瞬いていました。
Windy予報では気流はそんなに悪くないはずですが、ベガの瞬きを見ると期待できる気流ではないようです。気流も問題ですが今回はさらに大きな問題がありました。それは通過コースに居座る意地悪な雲です。全天の雲量は2~3なのですが北天の通過コースにだけ張り付いたように動かない雲があります。
う~む、これは奥羽山脈を超えてやってくる波状雲の一部で、たぶん上昇気流による雲発生ポイントとなっていて動かないものだと思われます。このままだと最大仰角を過ぎて距離が遠くなったところでしか撮影できません。
おっと、通過まで、あと5分です。お~い、お願いだから雲よどいてくれ~、と心の中で叫んだら、なんと通過直前に雲が北へ移動しました… まじ!? いや~、超ラッキー! おかげさまで撮影開始ポイントと決めていたおおぐま座の頭を通過するISSがはっきり見えました。
しか~し、今回は雲越しの撮影だなと思って、露出はやや多めの Shutter=0.920ms、Gain=285 (47%) にしていたので雲なしでは露出オーバーかなぁ~と思いながらの撮影スタートです。
今回の通過コース、北天から南東へ抜けていきます。
最大仰角は73度、距離は436kmで
秋田から岩手を通って太平洋へ抜けるコースです。
幸いなことに通過コースの雲は見事に無くなったのでISSが見えなくなることは無かったのですが、どーも、北天コースの追尾は苦手で最大仰角付近はロストする時間がかなりありました。
で、こちらが動画のフルバージョンです。後半はかなりの露出オーバーとなっています。
5月31日19時45分のISS
こちらは画像処理を終えたISSフォトです。
撮影仰角51°、推定距離509km、1枚画像(photo)
撮影仰角52°、推定距離505km、4枚コンポジット画像(photo)
撮影仰角54°、推定距離491km、3枚コンポジット画像(photo)
撮影仰角73°、推定距離437km、3枚コンポジット画像(photo)
撮影仰角47°、推定距離570km、1枚画像(photo)
さて、今回撮影した動画では最大仰角付近でISSが写っていない時間がたくさんありましたが、これは追尾でロスとしたことが理由のひとつですが、もう一つの理由としてキャプチャーソフトのコマ落ちがあります。
実は、5月12日の撮影からキャプチャー数を多くするためノートPCをハイスペックのゲーミングPCにしてあるのですが、インストールしたFire Capture の設定がイマイチ決まらず、フレームレートが安定しないトラブルが起きています。
現在、カメラを接続して机上で行うベンチテストを続けているのですが、もう少し時間がかかりそうです。安定するセッティングが見つかったらブログで報告したいと思いま~す。
次回のISS好条件通過は6月26日、6月27日です。それまでにはセッティングを確立したいのですが、その頃は梅雨入り後で天気が悪いかな?