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駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

三郎さんに引かれて

2016年08月16日 | 

    

 上の写真を見てどこかわかる人は少ないだろう。北上川と岩手山だ。実は五十年前に一度盛岡に来たことがあるのだが、北上川の川面と冷麺をうっすら覚えているだけだ。それでも何となく素朴で良いところだった印象が残っており、川本三郎さんも勧めておられたのでお盆休みに家内を連れて再訪した。

 昔、岩手は日本のチベットと習った。確か教科書にそう書いてあった。チベットに悪いんだか岩手に悪いんだか知んねえが、これはまつがっている。それでも、盛岡は信号が変わるのは、東京よりもゆっくりしていた。人は口が重く言葉が足りない感じがしたが、根はとても親切と感じた。

 盛岡三大麺の二つ冷麺とじゃじゃ麺は希望を通り食べることができた。大感激と言うほどではなかったが、美味しくいただいた。家内の評価も悪くなかった。

 女性は秋田に負けない人もチラホラ、ジャアジャア麺のお姉さんが大地真央に似ていてびっくり。勿論、秋田にも岩手並みの人が居るわけだから、驚くことはないか。

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難しい引き際

2016年08月13日 | 人生

              

 四、五年前からいつ辞めようかと、折に触れて考えてきた、考え始めた頃は七十でと思った時もあったが、まだ働けそう跡目もあるかと先延ばしにした。

 今は多少は衰えてもまだ働ける体力はあるし、家内が隠退に反対するので、もう少しと思っている。これはいづこも同じようで、総合病院の院長を辞した同級生のKもパートでゆっくりしようとしたら家のが許してくれなくて、今度は健診センターの院長だよと苦笑いしていた。

 リオオリンピックでも有終の美で引退を口にする選手、目標に達せずこんどは東京でと口にする選手、メダルを取れなくても東京は考えていないと引退を示唆する選手と様々だ。オリンピックの選手は私の年頃と違いこれから長い第二の人生があるわけだから、引退の意味合いは違うが、大きな方向転換という意味では似ていると思う。

 陛下や澤穂希は見事な引き際ということになるだろう。なぜか共に流通業界だがダイエーの中内さんやヨーカ堂の鈴木さんは隆盛を作り出した人なのだが、引き際の着地に失敗?している。

 別に大事業をしているわけではないが、引き際を考える年頃になった。すっぱりという方法も一つ、並走して徐々にバトンタッチというのも一つ、いずれにせよ準備が必要で、決断には時間がかかる。あらかじめ日時が決まっているサラリーマンとは違う。自分で決められると言うのはありがたいようで難しい。

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リオ五輪サッカー、結果が実力

2016年08月12日 | スポーツ

        

 今朝の風には秋風が混じっていた。セミが高い梢で鳴いていた。夏も盛りを過ぎてゆく。

 いつもは嫌なことを言うと思うセルジオ越後だが、リオ五輪日本サッカー代表への評価にはそうだよなと同意したくなる。手倉森君、泣いたって駄目, 監督は交代だ。選手も半分は入れ替える必要がある。

 もっと考えてサッカーをしなければ勝てない。次は頑張る、申し訳ないなどと言っている選手に次の代表の席はない。こういう時にはどうすればよいかを瞬時に考えることができない選手組織では勝てない。最前線のサッカー指導者の意識を変える必要がある。

 結果が実力、負けた人は道を譲らねばならない。

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人混みに圧倒される

2016年08月11日 | 身辺記

 

 山の日に東京に行ってきた。人混みを歩いて疲れた。どうしてこんなにたくさんの人が居るのだろうとお上りさんのように阿呆なことを考えた。飲食店が数え切れなくあるのに、昼飯時のせいかほとんどが満員で、こじゃれた店は5人待ち6人待ちだ。どれくらい待ちますかには、時間制ではありませんのでわかりませんと、当然のようで不親切な答えが返ってくる。その上、店内でお待ちくださいと、座るところもないのに高飛車な指示をする。ほなさいならと待たずに店を出る。東京は怖いところだと、いつの間にか田舎者になった老夫婦は顔を見合わせる。

 空いているところはそれなりの理由があり、待ち時間なしでは入れた店で、もう一つのお弁当をいただくことになった。東京には空がないというわけではないが、ゆったりのんびりの安くて旨い店はない。ないわけではないだろうが、お上りさんにおいそれとは見つからない。

 展覧会を見て、物作り展を見て帰ってきた。物作り展ではお試しコーナーがあり、見学者向けに絵付け、篆刻を切り子細工をやっていたが、とても素人とは思えない巧さにびっくりした。思わずあなたは何か心得があるのですか、お試し絵付けのお嬢さんにおじさん丸出しで聞いてしまった。いいえとあっさりかわされてしまったが、指導のおじさんもびっくりの巧さだった。

 先ほど帰宅したが、疲れたやっぱりうちが一番と座り込んでいる。

 愛ちゃん、一生懸命やったが残念だった。相手は本当に命がけだからね。

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暑くない人寒くない人

2016年08月10日 | 自然

       

 この数日狂ったような暑さで、雪も降る日本は嘘のような亜熱帯の天候だ。サウナジャパンと命名したい。

 人様々で快適温度は人によって違う。患者さんとは陽気の話をよくするので、暑がり寒がりがよくわかる。暑がりと寒がりは半々くらいの感じだが、一番多いのは暑いのも嫌や、寒いのも嫌やという人達だ。これは女性に多い。女性には忍耐力が強いイメージがあるがそれにも人様々で、実は多くの女性には贅沢指向が潜んでおり、年中22度前後で湿気の少ない環境を好まれる人も多い。そうは見えなくとも女王体質、否女王気分なのだ。

 暑いのは適わん寒いのは辛いという人に対して、暑いのは平気寒いのは平気とおっしゃる患者さんもおられる ほとんど男で、病人には見えない人達だ。寒いのは平気には頑丈タイプ、暑いのは平気にはほっそりタイプが多い。どちらにも色白は少ない。

 困るのは夫婦で嗜好温度が逆の場合だ。クーラー大嫌い男と暑がり女の組み合わせが多い。こうした場合、結構男が主導権を握っているようで、熱中症になりそうな部屋に旦那が陣取り、妻は二階に避難していたりするらしい。

 太めの暑がりには汗かきも多く、腹部の触診で臍に汗が溜まっており、手が滑りそうになることがある。「申し訳ありません」の言葉を聞きながら、慌てて看護師がタオルで拭いてくれたりする。本当の美人というのは滅多にいないのだが、玉の汗はかかない。不思議だ。

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