男子400mリレーで日本が銀メダルを獲得した。これは物凄い快挙で、銀が金に負けず輝いている。下からのバトン受け渡しという優れた技術はあるが、なんと言っても走力で世界に負けないことを証明したことが大きい。感激した。
為末大が書いていて、私も違和感を覚えるのが、ワンパターンの日本選手へのインタービュー内容だ。成績が悪かった時に、誰もが一様に申し訳ないと謝る。しばしば涙を流して頭を下げる。以前にも書いたが私は謝ってほしいなどと毛頭思っていない。できることをやったのだから、結果が出なければ残念です・・で良いのではないか。自己ベストが出なければ、その要因を反省すれば良いと思う。
一丸となってというのは日本の強みだと思うが、個性的な発言を寄って集って叩くのは日本の弱みだと思う。これは物事の表裏のようでいて、そうでもなく一丸となっても個性を伸ばすことはできると思う。能ある鷹は爪を隠すようになったのは能ない愚図が人を叩くせいのような気がする。
問題が大きくなってしまうが、スポーツのアマチュアリズムの考え方を改めてゆく必要があると思う。スポンサーが居てやらせてもらっているという感覚を優れた選手は持たなくて良いと思う。感謝の心は美しいが陳謝は不要で、まして負けて殊勝でないとここぞと叩くのは筋違いの勘違いと思う。
尤も、サッカーに関してはセミプロ評論家としていろいろ申し上げたいことがある。適切な批評は進歩に欠かせないのだ。