駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

響きで味わう言語

2016年08月29日 | 世界

          

 英語はかなりわかる。医学の講演であればほぼ完璧に理解できる。ドイツ語は少しわかる。フランス語スぺイン語イタリア語は単語がいくつかと挨拶がわかる程度だ。トルコ語ロシア語ベトナム語中国語・・・は全く分からないが、ロシア語中国語など、どこの国の言葉かはわかるものもある。タモリは言語の音と抑揚をうまく捉えてそれらしく話す、確か藤村有弘のもそうした特技があったと記憶する。

 中国語には四音というのがあって似た音を高低前後に発音して意味を変えるようで、聞いていて落ちつかない。水滸伝の豪傑に似合わない感じがする。イタリア語は母音が多くはっきりしていて、わからないのにわかるような気がすることがある。

 そうして意味は分からないのだが言語には聞いていて飽きない味わいがある。ドラゴンタツーの女でスウェーデン語を初めてまとまって聞いた。流れるようではなく、えーと それで、確かあれだったという感じで語尾が僅かに上がる。子供が話しているようにとつとつとしたところがあって面白い。ドイツ語に似ているかと思ったらそうでもなかった。

 誰がべベルの塔を建て始めたのか知らないが、世界各地に多種多様な言語ができてしまった。もう少し外国語ができたらと思うが、もう時間が残っていない。せいぜい洋画で字幕を見ながら言葉の響きを味わう程度だ。それでも言葉の響きにとても興味がある。文法ではなく音や抑揚から言語に迫った研究はどの程度進んでいるのだろうか。偏見(卓見?)だが、亜熱帯の言葉には動物の鳴き声に似ているものが多い気がする?。美女にはあまり似会わない。

コメント (2)
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