「先生この三年1%ずつ売り上げが減っています(収益減に連動)。患者数は殆ど同じです。あ、いや、ごく僅か増えていますか」。
「仕方ないじゃないか。実質保険点数は下げられたし、長期投薬が増えているからな」。(保険点数は見かけでは下がっていなくても、請求しにくい指導料などでの補填のため、それを請求しない当院では実質低下)。
「これは県の内科系医院の統計です」。
「あれ、収入が下がっていないね。横ばいじゃないか。患者数が増えているのかな?」。
「いや、患者数は少し減っていますね」。
「どういうこと」。
「単価が上がっているんですね」。
「成程。単価を上げて、減収をカバーしているんだ。うちはそうなってないなあ」、(事務長の白い目)。
「患者数が減っていないのは立派ですよ」。
「どうもなあ、敗戦のザックの心境だな」。