駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

選手が生きるザックジャパン快勝

2011年11月12日 | スポーツ

 

 ザックジャパンがタジキスタンに四対零で快勝した。例によって出だしのもたつきというか、離陸がスムースでなかったが、徐々にグランドとアウェイの雰囲気に慣れ、持ち味を発揮して危なげなく押し切った。浮足立たず、個性を生かし本分を果たしたのが勝因と思う。

 フォワードの本分は点を取ることバックの本文は点を取られないことにあるわけだが、現代サッカーでは攻めと守りは切れ目なく連続したもので、ゴールキーパーを含めたすべての選手が流れの中で攻めと守りをしなければならない。

 だから攻めと守りの役割分担はその割合とポジションに現れるだけで、明確なものではなく融通無碍であることが望まれる。

 恐らく攻めと守りの最大の違いは選手の心と個性にあると見る。隠れた守備の要である今野には確実安全の心が植えつけられているし、点取り屋の岡崎にはいつもどんな時もゴールを目指す猪突の精神が宿っている。

 それを見出し生かすのが監督ザックの手腕ということのようだ。

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