駅前糸脈

町医者をしながら世の中最前線の動きを感知、駅前から所見を発信。

もう師走

2013年12月02日 | 小考

                

 十一月末から突然の冬の寒さで、冬の寒さには備えているのだが、今日から十二月と言われても、ええっもうそんなという感じがする。尤もこの十年くらい、毎年そんな心地で師走を迎えてきた。遠い遠い昔に、もういくつ寝るとお正月気分はなくなり、前期高齢者になってからは首に縄を巻かれて終点に向かう気分の方が強くなった。有難いことに脳力体力は落ちたが、若い時とは違う生きていることの楽しみ方を覚えた気がする。今のところ年を取る楽しみもあると嘯く余裕がある。

 昔は蕎麦の旨さがわからなかった。今は種物としては邪道という江戸っ子も居るかもしれないが、暖かい牡蠣蕎麦を美味しく頂いている。ちょいと値は張るが知れたもの、昨夜は一年ぶりの牡蠣蕎麦を賞味した。

 店に入るとI先生が妙齢のご婦人と席に座っておられた。やーやーとエールを交換した。I先生は北関東の人なので、きっと蕎麦好きなのだろうと思ったことだ。余計なことだがお帰りになる時、代金が二人で2500円と聞こえた、I氏も牡蠣蕎麦を食べたのかな。

 

コメント
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