そろそろ紫陽花の季節も終わり。最後にどこかいい所は…。
ふと思い出したのは
府中郷土の森博物館。ここ、去年の秋に訪問するつもりだったのに、大国魂神社のご神木のイチョウがポッキリ折れてるお姿に衝撃を受けて訪問せずに帰宅した場所です。確か府中郷土の森博物館は梅が有名だけどあじさいの名所でもあったハズ。ついでにあそこから近い高幡不動尊も紫陽花の名所だしセットで訪問するのどうかな?
と閃いてあっこさんにお誘いのメールを送信。
心良くOK!のお返事をいただきお出かけしたのが
7月3日です。生憎天気予報は午後3時頃から雨。この時期仕方ないんだけど、今日は郷土の森の行き帰りで徒歩になるやもしれんのでなんとか降り出すのが遅いといいな。
待ち合わせはいつものJR南武線登戸駅に9時30分。府中本町駅に到着してまずは大国魂神社へ。
その前に、あっこさんは府中初訪問なので、軽く観光案内を。
最初に案内したのが
府中高札場です。ここは既出記事なのでこちらを参照してね。
府中高札場と称名寺(2011年4月17日)の記事かつて甲州街道と府中街道が交差した場所にあります。向かいに残る酒屋も風情あっていいですよ。
その後案内したのは
けやきの参道です。
やはり
初訪問の神社仏閣は、正式な参道から参拝に訪れるのが良い。
なぜならば、現存する神社・仏閣は、明治維新の廃仏毀釈や戦後法律改正などを乗り切るために、かつての境内を切り売りした。
鎮守の森を切り開いて宅地販売した。
現金収入を得る為、幼稚園を経営している。
かつては大きな檀家があったので、そちらからの収入で経営が成り立っていたので、一般の墓地はなかったが、現在は募集してる。(既に新たに墓地として販売する土地がないので、無縁になった墓は撤去し、新たに墓地として再販売している。
といった理由などで、隆盛を誇ったときの神社・仏閣の規模を想像も出来ない所は多いんです。でもかろうじて、総門・山門、参道は残ってる場所も多く、
脳内補完して、訪問した神社仏閣が隆盛していた往時を想像して楽しむ!
これが歴史ファンの基本ってゆーか醍醐味なのね。特に、関東は火災に遭った神社仏閣が多く、敷地は既に鉄筋コンクリートで作ったお社しか残ってない。なんてのもザラなのです。
でも
大国魂神社はよく往時の姿が残っています。そして、けやきの参道の途中にある
源義家の立像を見上げる。
こちらの記事でハンサムな源義家の像の画像を確認出来ます。
>源義家と大国魂神社(2011年4月18日)の記事
ところで源義家って誰ぞや?
前回この像を見上げた時は、前九年の役をおさめた人としか認識がなかったのですが、今
NHKの大河ドラマで『平清盛』を放映してますよね。これのおかげで
源義朝くんの生涯などを検索してみた。
源義家には沢山の子どもがいます。その中に
源為義がいます。彼が源義朝の父親です。つまり、源義家は源義朝のおじいちゃんにあたるのね。
先月の放送、
保元の乱で崇徳上皇方について敗北。後白河天皇方についた長男の義朝くんの手で斬首されてしまいました。
ちなみに、先週の放送は
平治の乱で敗北した義朝くん。あの時、常盤御前と永久の別れとなりますが、その時お腹にいたのが牛若丸。後の源義経です。
なので、半年ぶりに見上げた源義家像は前回とはひと味違う感慨がありました。
あ。ちなみに、源義家の別名が
八幡太郎です。
そんなこんなでいよいよ大国魂神社。
こちらも私は既に訪問済みだったのでそんなに萌えが発動する訳ないや!と高をくくっていましたれば…。
何かある…
ええ~~っ!!あれはもしやせんでもっ
いや~~ん萌えるう~
説明板発見:
茅の輪神事
夏越しの大祓え(6月30日)に茅の輪をくぐることにより疫病や罪穢れが祓われ、心身共に清らかになって後の半年を新たな気持ちで迎えます。
茅の輪神事の由来
…釈日本記より「備後風土記逸文」 和銅6年(713年)の蘇民将来の故事から起こったものといわれている。蘇民将来がスサノオの尊の教えに従って腰に茅の輪を下げたところ、子孫代々に至まで災いなく栄えたということから、今では夏越しの大祓えに茅の輪をくぐり半年の罪穢れを祓い、夏以降の疫病や罪穢れ除けを祈願します。
もちろんぐるぐるしました
拝殿で参拝。ついでに去年ぼっきり折れてしまったご神木の様子を見に行く。
う~む。痛々しいお姿ですが、さすがにこれくらいでイチョウは枯れません。今年も無事芽吹いてました。
や~、木はね、気づいた時には枯死してることあるからね。見れる時に見ておかないと!(今年も安国論寺の有名な海棠が枯死してしまいました…4月の桜散歩の時、わざわざ安国論寺に立ち寄ったのに、海棠が咲いてないな?と思ったんだよね。まさか、今年枯死認定が出るとは…。せめて木が元気な時に見ておきたかった)
ちなみに、在りし日のご神木のお姿はこちらの記事で参照下さい。
大国魂神社でお宝散策(2011年4月21日)の記事
ついでに本殿を除いてみた。
なんか…いる?あれは何だっ!!
説明板発見:
律令時代国府にいた国司が国内における大社六社を一所に勧請祭祀したのが始まりで、当時は武蔵総社、六所社と称していました。
源頼朝以降、歴代将軍家等武家の尊信が厚かったといいます。
現存する本殿は、正保3年(1646)の火事のよる全焼の後、徳川四代将軍家綱の命によつて、寛文7年(1667)3月に完成したものです。
構造は、一間社流造の社殿三棟を横に連結した三間社流造の相殿造です。
流造とは前面の屋根が長く伸びて庇(向拝)となったものです。流造自体は神社の建築様式としては最も一般的な形ですが、三棟合わさった構造様式は、遺例が少なく珍しいものです。三棟の社殿は一つ屋根の下にありますが、それぞれ別々の神を祀っています。
うん!素晴らしい。でも本殿には通常近づけません。直人は、木の柵の間から遠く望むのみ!
最後に鼓楼を見上げて終了…。石燈籠がある。いつの時代のものだろう?と何気なく見たら、天保年間の文字がっ!!う~ん。やはり神社散歩は奥が深いです。
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昨日、相模原市では
光化学スモッグが発生しました。
光化学スモッグって久々な響き。つーか、今でも発生してるものなのですね。ちょっと驚きました。
JAXA相模原キャンパス特別公開 2012年7月27日(金曜)ー28日(土曜)10:00-16:30
今日からJAXA相模原キャンパスで公開が始まります。
●JAXA相模原キャンパス(施設公開・工作・実験・JAXAプロジェクトの最新情報・スタンプラリー・銀河連邦物産展ほか
●相模原市立博物館(宇宙学校スペシャル・プラネタリウム・企画展「宇宙科学の先駆者達ー糸川英夫と小田稔」
●東京国立近代美術館フィルムセンター相模原分館「宇宙科学セミナー、フィルム上映&施設ツアー」
●相模原市立共和小学校校庭「水ロケット教室(整理券配布)…7月28日(土曜)のみ開催
無料バス運行 乗降場所:JR淵野辺駅南口・相模原キャンパス
運行予定
淵野辺駅南口相模原キャンパス9:50-15:15(満員に成り次第発車)
相模原キャンパス淵野辺駅南口11:00-17:50(満員になり次第発車)
別に有料バスもあります。 淵野辺駅南口2番乗り場『淵36または淵37青葉循環淵野辺駅南口行き』バスを利用。「市立博物館」下車徒歩3分。
*
*キャンパス内に売店はありますが、時節柄、訪問時にはのみものを持参して下さい。
一昨年、「はやぶさ」が帰還した時は凄い行列が出来ましたが、去年はそれほどでもありませんでした。
JAXA相模原キャンパス一般公開(2011年8月13日)の記事去年の8月13日から9月6日まで、一般公開の記事を連載しています。よかったらJAXAに行く前に見て下さい。雰囲気がわかります。
小惑星探査機「はやぶさ」の記事
はやぶさの他、オーロラの謎に挑む「れいめい」 はやぶさのイオンエンジン 金星探査機「あかつき」などの記事があります。
記事をアップした直後JAXAへ行って来ました。
忘れてましたが、今年は「宇宙兄弟」の映画化&アニメ化のためが、小学生の見学が多い多い。まさかの1時間半待ちとか、整理券配布が早々っと終わってしまったり。とりあえず、半分程見てすごすご帰って来ました。明日行かれる方は、回る順番を考える。優先順位をつけることをおススメします。