昨日渋谷の観世能楽堂であった藤波能の会に行ってきました。
番組は能「菊慈童」狂言「鐘の音」能「楊貴妃」です。
能は私の萌がつまってます。『歴史』『お面』『妖怪OR幽霊』です。
「菊慈童」のあらすじは…魏の文帝は、てつ懸山より流れ出る不思議な水があると聞き、勅使を遣わします。勅使は泉を探し歩くうち、辺り一面に菊の花が咲き乱れる中に、一軒の庵を見つけます。すると、一人の慈童が現れ、周の穆王に使えた慈童と名のります。驚く勅使。慈童は「帝より二句の妙文が記された枕を賜り、その妙文を菊の葉に写し、滴る水は薬の水となり、その水を飲んで700年もの齢を重ねることとなりました」と答え、菊に戯れて舞い、帝の長寿を寿ぎ、山の中へと姿を消す。
ま、お話事体はどうってことない曲目です。慈童の面がかわいい。咲き乱れる菊が綺麗。太鼓、大鼓、小鼓、笛。と、能のフルセット楽隊が揃うのです。曲目としては上演時間が短いし、初心者も楽しめる一曲となってます。
「楊貴妃」のあらすじは…唐の玄宗皇帝は、安禄山の乱で亡くなった楊貴妃の霊魂の行方を、方士(道教の呪術士)に探させます。方士は常世の国の蓬来宮という所で楊貴妃の会う。出会った証を請うと、楊貴妃はかんざしを渡す。方士は言葉を重ね、人知れず帝と交わした言葉があれば聞かせて欲しいと頼むと。「天に在らば願わくば比翼の鳥となり、地に在らば願わくば連理の枝とならん」と誓った言葉を教えて昔を懐かしみ舞いを舞う。方士は形見のかんざしを持って都へ帰っていく。
お話はロマンチックな曲目です。楊貴妃は綺麗で序の舞もたっぷりと見せてくれます。
しか~し!
このお話はもう、「眠い」のね。理由はゆっくりゆっくり進むから。能は大体ゆっくり話が進みますが、この曲目はとくにスローペース。おそらく、舞台が現実にはない常世の国、つまり死後の世界だからと思われますが、余程の技量あるシテとワキのコンビでないと、辛い曲目だなあ~。と。
でも久々、がっつりお能を見れてよかったです。
番組は能「菊慈童」狂言「鐘の音」能「楊貴妃」です。
能は私の萌がつまってます。『歴史』『お面』『妖怪OR幽霊』です。
「菊慈童」のあらすじは…魏の文帝は、てつ懸山より流れ出る不思議な水があると聞き、勅使を遣わします。勅使は泉を探し歩くうち、辺り一面に菊の花が咲き乱れる中に、一軒の庵を見つけます。すると、一人の慈童が現れ、周の穆王に使えた慈童と名のります。驚く勅使。慈童は「帝より二句の妙文が記された枕を賜り、その妙文を菊の葉に写し、滴る水は薬の水となり、その水を飲んで700年もの齢を重ねることとなりました」と答え、菊に戯れて舞い、帝の長寿を寿ぎ、山の中へと姿を消す。
ま、お話事体はどうってことない曲目です。慈童の面がかわいい。咲き乱れる菊が綺麗。太鼓、大鼓、小鼓、笛。と、能のフルセット楽隊が揃うのです。曲目としては上演時間が短いし、初心者も楽しめる一曲となってます。
「楊貴妃」のあらすじは…唐の玄宗皇帝は、安禄山の乱で亡くなった楊貴妃の霊魂の行方を、方士(道教の呪術士)に探させます。方士は常世の国の蓬来宮という所で楊貴妃の会う。出会った証を請うと、楊貴妃はかんざしを渡す。方士は言葉を重ね、人知れず帝と交わした言葉があれば聞かせて欲しいと頼むと。「天に在らば願わくば比翼の鳥となり、地に在らば願わくば連理の枝とならん」と誓った言葉を教えて昔を懐かしみ舞いを舞う。方士は形見のかんざしを持って都へ帰っていく。
お話はロマンチックな曲目です。楊貴妃は綺麗で序の舞もたっぷりと見せてくれます。
しか~し!
このお話はもう、「眠い」のね。理由はゆっくりゆっくり進むから。能は大体ゆっくり話が進みますが、この曲目はとくにスローペース。おそらく、舞台が現実にはない常世の国、つまり死後の世界だからと思われますが、余程の技量あるシテとワキのコンビでないと、辛い曲目だなあ~。と。
でも久々、がっつりお能を見れてよかったです。