鎌倉散歩の連載の途中ですが、ここ数日アクセスの多い記事がありまして。
この記事ですが、実は今の時期は更にオススメの探し方があります。紹介済みの記事は9月14日の散策での出来事ですが、トップ画像は昨日の夕方見つけた水牛タイプのでかいコクワガタです。ツノがごつくて全長50ミリくらいあった。
今日はこいつの探し方&捕り方を紹介します。本気で捕りたいお子様への実践編です。クワガタやカブトが今欲しい!お子様や初心者必見ですよ。
その前に、昆虫採集のオキテ!について書きますね。これを完璧にやらないと、昆虫採集に失敗します。といっても簡単なのだ。
昆虫採集するときには、装備として長いズボン・ソックス・スニーカー・帽子が必要です。念を入れたいならば、長袖シャツと軍手もしくは手袋ならば安心です。これをやらないと非常に後悔する場面になるかもね。
先にこの装備が必要な理由を書いておきますね。
日中に目指す昆虫は藪もしくは林の中にいます。藪には人間の敵がいるのです!
恐ろしいマダニやヤブ蚊から自分の生皮膚を守らねばならんのです。
そして藪なので、環境的に棘を持つ植物が茂る場所を歩く場合もあるんだよね。ハーフパンツやビーチサンダルやクロックスを着用してたらカブトやクワガタのいる藪や林に入れません。
あ!帽子はね。カブトやクワガタがいる木から昆虫なんかがよく落ちてくるだよね。自分の頭を守るために、ぜひとも着用して欲しい。
では実践編。
実はカブトを捕まえたのは先週、6月26日午後のことでした。
そもそもはきのこの撮影に行ったらば、いつもの撮影ポイントがぐちゃぐちゃになってました。きのこ観察とカブトムシやクワガタ愛好家とは相容れないのですよ。何しろ狙いのポイントが同じなのだ。
で。荒らされた撮影ポイントにがっかりして、側のクヌギの木(もしかしたらコナラの木)の根元にきのこが出てないかな?と観察したら、カブトムシがいました!
手づ掴み〜。
実は上の画像はヤラセです。カブトムシは画像の木の根元にいました。
実はもう1匹見つけた。
おそらくですが、荒らされた撮影ポイントの古い木に去年カブトが産卵したんだと思う。木の根元は草とつる性の植物に埋もれていたので、根元でうごめいているカブトを拾って幹にくっつけました。けど撮影のしやすさを考えて太陽が当たってる場所にくっつけたのがダメだったようで、すぐにカブトが移動しちゃったよ。上の画像はマシなやつ。残像か?という速さで下側のカブトが動いてしまった。
今の時期、地面から這い出したばかりの赤みの強いカブトを見つけれます。
次、藪や林で昆虫観察する場合は、カブトやクワガタを捕りたい人はこういう木を見つけるのです!
林の中で撮影してるので、ピンボケ画像になってますが、よく見るんだ!
探す木はこんな感じで甲虫が、この場合ブイブイがたくさんくっついています。見上げると、頭の上でブイブイが飛んでたりします。
更にピンボケ画像でゴメンなさい。けどこの画像には探すべき幹が所々黒くなってるのが写ってるんだ。黒い場所は木が盛んに樹液を出してるところ。カブトやクワガタも集まるクヌギ・コナラを見つけたら、次にまずはこういう黒い木を見つけてください。
次に判別です。
実は過去に樹液を出してた場所も同じように黒く残っている。黒い色は樹液でなく、雨の後で木が濡れてるだけの場合もある。
見分け方は黒い場所に昆虫がいるかどうか?です。今樹液を多く出してる木だとスイカみたいな匂いがする。その場合、そういう木は有望です。昆虫を多く寄せるので目指すカブトやクワガタがやってくる可能性があるのでよく観察してください。
さて、実は去年のクワガタ捕りのブログ記事の閲覧がここ最近増えてるので、実践編を書くべきか?と昨日急遽撮影画像を再生していたら、林の中での撮影はピンボケ画像が多すぎてね。多くの画像が使えなかったのだ。これはいけない!と昨日の午後4時過ぎかな?再撮影に行ったのだ。
これを。私のお気に入りのきのこの撮影ポイントでしたが、おそらく昆虫愛好家が壊した場所。これを撮影して、ついでに目をつけてたブイブイがいっぱいついてる木を確認に行ったらば!
クワガタ発見!
わかりますか?頭の上。おそらく地上から2、5〜3メートルあたりに発見しました。
となると!捕まえないと!小学生の頃は暇があれば昆虫採集をやっていた私。獲物を見つけてしまったよ。
今いるのは林、いや藪の中です。周囲で枯れ枝を探して。
トウっ!
はたき落としました。
いや、大人の男の人ならば、大きくない木なら幹をひと蹴りすれば落ちてくると思う。けど、蹴るとクワガタも落ちてくるけど、木にたくさんついてるブイブイも落ちてくる。帽子はこれに備えてです。自分の頭をガードするのだ。危険な昆虫も落ちてくるかもしれないからね。ちなみに、今の時期はまだオオスズメバチやキイロスズメバチは少なめです。夏にかけて多くなります。林で目印にする樹液を吸うヒカゲチョウも今はまだ少なめです。樹液を多く出す木は、ブイブイが飛び交ってるので探しやすいです。
そしてクワガタはポトリと落ちた。
どこだっ!!
発見。光量が足りずまたしてもピンボケに。
上の画像は大量の昆虫がついてる木の根元です。上の画像の植物をよく見ると、クワガタの背中あたりに棘が見えてます。つる性の植物で、地面で普通にあるやつです。気をつけて触らないと刺さる。引っかき傷になる。注意せずにクワガタを捕りにかかるには、長袖を着て軍手を使ってれば可能。私は半袖で手袋してなかったので注意して捕る。
ええ、野生に戻って捕っちゃったのよ。
どうすんのコレ!
いや〜、大きな顎を持つ、いわゆる水牛型のクワガタです。小学生だったら見せびらかす場面です。しか〜し!今の私はいい大人なの。
ふと?
虫取りしてる子供がいるんじゃね?と思いまして。
あ!いた!お母さんらしき女性が網持ってるわ。
追いかけて声をかける。
私:「よかったらもらってもらえませんか?」とクワガタを出す。
若いお母さん:「飼い方がわからない。道具もない」と。
興味はあるみたい。だ。よし!
私:「お子さんが喜んだら(クワガタは)放してあげてください」
喜んでもらえるハズ。だって水牛型だぜ?50ミリ超えのコクワだぜ?外国産のクワガタと比べようもないけども。クワガタ好きなら誰だって欲しいやろ?
以上が今の時期のカブトとクワガタの探し方です。
目指す昆虫を捕まえるのに一番大事なのは、いる場所を探すこと!です。当たり前だけどね。
ちなみに、まずクワガタが登場し、遅れてカブトが出てきます。26日にカブトのメスを見つけてびっくりしました。早すぎる!と思ったのだ。
ついでですが。
実は今日のブログタイトルの「30分でカブト2頭とクワガタが捕れた」は実のところ違います。そもそもカブトやクワガタ狙いで林に入った訳じゃないのよ。実質行ったら見つけた!が正解なのです。つまりカブトとクワガタを捕まえたのは別の日で、どちらも林に到着して5分かからずに捕まえてます。タイトル的に的確な書き方って何だろう?と考えてこう書きました。文中でも書きましたが、目指す獲物がクワカブならば、まずはいる木を探せ!これが昆虫採集の鉄則です。ではクワカブの欲しいお子さんや初心者のみなさん、装備を万全にして林に向かってください。今なら地面から這い出てきたばかりのクワカブ。動きはまだ鈍いし、人間様に追いかけられた経験もないから捕まえるの簡単だゾ?そして今なら獲物のクワカブも長生きしてくれる。9月になって捕まえたらコクワやヒラタを除いてすぐ死ぬからね。お得なのだ!では健闘を祈る!ゴー!!
実は昨日捕ったクワガタはコクワガタというていで文章書いてるけど、もしかしてノコギリクワガタかも??と疑っている。私が子供の頃虫取りしてた時捕まえてたのってコクワであって、ノコギリはいなかったんだよね。川の土手の小さめの林というよりブッシュしか近所になかったから。他は神社の樹叢。だからコクワの水牛型だと判断したけど間違ってるかも?間違ってたら実は嬉しい。だって人生初ノコギリゲットだからさ。記事を閲覧してクワガタに詳しい方いれば、コメント書き込みください。お願いします。
ちなみに、私がクワカブを捕まえたのは相模原公園です。この日はそもそも梅雨だし湿度が上がってきたから面白いきのこが出てるかも?だったのだ。公園なので林といっても冬には毎年下草や藪が刈り取られてます。お子様にも歩きやすい林となってます。
9月のクワガタ捕りを参考にするよりは!と記事を挟みました。続きを楽しみにしてた方ごめんなさい。明日は鎌倉散歩の続きに戻ります。
今年4月にgoo blogの有料会員となり縛りがあれこれ解放されました。カテゴリーを新しく増設しました。こちらの記事を【昆虫観察】として新設しました。以前の記事で昆虫観察に力の入ってる記事を順次こちらに移設します。覚えてる中ではカマキリの記事が数本あるはずなんだよね。