あられの日記

カテゴリーは場所優先。鶴岡八幡宮は寺院・仏閣ではなく「鎌倉」に。一部検索し易さ優先で、花カテゴリーに入れてる場合も。

能(清経)

2007年11月29日 10時26分23秒 | 展覧会&観光施設&能楽
久々に観た能は(清経)と(梅枝)の二つ。
清経のあらすじは「平家一門が西国での源氏との戦いに苦戦する頃、都に残る平清経の妻のもとに、家臣の粟津三郎が清経の形見の黒髪を持って訃報を伝えに現れます。
悲嘆に暮れる妻の夢枕に清経の霊が現れ、平家一門が源氏に追われて西国に逃れ、九州での戦にも敗れ、宇佐八幡の神にも見放されて、前途を儚んで自害をした経緯を語り聞かせます。
そして死後に修羅道に落ちた有り様を見せ、やがて死の間際に唱えた念仏の功徳により、成仏したことを告げるのでした」
というものです。なんてことない話です。が、当時の男の美意識がそこにはありまして、清経が雑兵の手にかかるよりはと、船から身を投げて溺死という名の自害する前にしたことが現在の私には笑えます。(都に残された妻は自分勝手な夫に「身を投げて亡くなったですって?せめて討たれたなら。又は病で亡くなったなら諦めもするが、勝てないと嘆いて自ら身を投げるとは~~。私との約束は嘘でしたか。呆れて恨む気にもなれないわっ」と恨み言を述べるんですが、これもうなずける。)
そんな妻の夢枕に清経は派手派手な衣裳で現れまして語る訳です。「敵が攻めてくると聞き、取る物も取りあえず夜に船に乗り豊前の国に着いた。宇佐八幡に参詣し、棒ものをして祈ったが託宣なく見放されてダメだった。我等一門は気を落し、そこへ長門の国まで敵が迫ったと聞き、またどこへいくともなく船に乗った。秋空の月を見ているうちに、いつまで船で漂えばいいのだろうと思い、横笛を吹き鳴らし、今様を謡って朗詠した。西に傾く月を見て、私も連れていけと念仏を唱え船より身を投げ修羅道に落ちたのだ」で、ここだけ聞くと「もののあわれかな」とも思うのですが、「でも最後に念仏を唱えたおかげで、僕、成仏出来たんだよね」と告げ清経は消えていきます。そんなんありか!残された私はどうなるの?ときっと妻は思ったと思うのね。でも能の舞台はここで終るんです。日本の昔話はそういうものだからです。
もし目覚めた妻があなたなら、まず始めに何をすると思いますか?私なら取りあえず、自分の美意識に死んだ夫の形見の髪に八つ当たりします。で、夫のことはきっぱり忘れて今後の対策に入りますよ。
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ある「木」を探してます

2007年11月20日 08時36分42秒 | 漫画の日々
実は今「ある木」を探してます。詳細を話すと1時間位かかるのですが、9月に旅した山西省にある玄中寺で聞いた話に出てきた「棗の木」を探してるのです。
あれこれ調べてどうやら台東区の浅草にある運行寺の和尚なら知ってそう~と、おとといまずはともあれ行ってみることにしました。が!私知らなかったのですが、浅草って寺が一杯あるんですね。浅草と言えば「浅草寺」しか知らない私は、運行寺へ辿り着くのも大変。当日イベント帰りに向かったので、出発は豊洲から。目的地は浅草から一駅の田原町。
そこで乗換えを失敗して420円かかってしまい…。ヘコんでる所へ田原町の駅員の田舎者を見下した態度と嫌味な口撃を受けてベコベコにヘコまされ(今時警察官でももっと優しいと思う。あの何様な駅員なんかリストラされてしまえっ!と呪文を呟いてしまった私。ちくそっ、訳もなくバカにされて泣かされてしまったのよ。負けた気がする)、でも今更諦めることも出来ず、仏具関係の多い商店街で運行寺さんの場所を教えていただき向かいました。
どうも戦争の時に焼けてしまったのか、運行寺さんは鉄筋2階建てのビルで、隣も向かいも裏にも別の寺という都会ならではの立地にありました。
これ、どこから入れるんだろうか?一般人の受け付けしてるのかな?まさか檀家しか入れないんじゃ~。と不安で一杯。さっき田原町の地下鉄駅員にヘコまされ、心が弱っている私はもう泣きそう~。が、私の運はまだ尽きてませんでした。観察していると実はなんか法事の最中らしく、結構人の出入りがあるのです。おかげで入口発見!あとはもう聞くしかない。で、出て来た法事のお手伝いの人に「なつめの木を探してるんですが…。ここになつめの木はありますか?」と尋ねました。そのおばさまは知らないらしく、中へ声をかけます。と!現れたのはどうみてもこの寺の和尚さん!うわっ。ど、どうしよう~~~~。とビビりまくり、ちっとばかしパニック!(でもここで諦めたらなんの為に…)思い改め「山西省の玄中寺ゆかりのなつめの木を探してるんですが、教えて下さい」とお願いした所「小石川植物園の方に今はあります」とお返事をいただきました。が!立派な田舎者の私はそれがどこにあるのかわからず「小石川後楽園ですね。わかりました。行ってみます」とおおボケをかましてしまいました。「いえ。東大の方です。後楽園ではなく、植物園です」と和尚さんに訂正され、再度お礼を言った私。もうこの時点で今日、探している木に辿りつくのは諦めた私。目的地の小石川植物園が浅草からどれだけ離れてて、最寄駅がどこかも見当がつかん。そこへ和尚さんが「事務所で場所を聞いても、事務員がなつめの木の場所を知ってるかどうか…」と更なる不安要素を追加して下さいまして…。「探してみます」「私もこの所行ってないんですが、木の前に履歴の札が出てるから…」「探します」みたいな会話をして辞しました。本当はもう少し詳しく話をうかがいたかったのですが、和尚さんはどうも檀家さんの法事を中座して出てこられたようなので、時間をそれ以上割いていただく訳にはいかなかったのです。…一応、前持って電話で訊ねようと思ったのですよ。でも私の調べ方が悪かったのか、運行寺さんの住所を見つけるので精一杯だったもんで…。
次回!せめて葉っぱが落ちる前に、小石川植物園へ行こう!と決意しました。
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旅行代金に注意!

2007年11月11日 13時48分28秒 | 旅々しい
年末年始の休暇を狙い、新聞に旅行広告が増えてきました。が、その旅行代はちょっと注意しないといけません。募集文句には
例えばH旅行社の場合、ソウル&北京4日間3万円!とかバリ島&シンガポール6日間5万円!と魅力的な価格が踊ります。
が、それらには絶対に「燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)と空港税」は含まれてません。
これを見落とすと泣くことになります。ガソリンの価格が150円を超えているのに、なぜに航空機の燃料が上がってないハズがない。現在日本では、燃油特別付加運賃は3カ月毎に見直しがあって、2007年は10月-12月は同じ価格です。で、上の表だ。これは12月20日ー12月23日出発分のY旅行社のツアーの場合です。日本から南米に行くと、空港税だけで2万円超え。燃油特別付加運賃は約4万円にもなります。
ちなみに、燃油特別付加運賃は、航空機1回に乗る毎にかかりますので、例にあげた「ソウル&北京4日間3万円」の場合、成田ーソウル間、ソウルー北京、北京ー成田の3区間分の燃油特別付加運賃がかかります。
それと成田空港の使用料(¥2040)とソウル(¥3640)&北京(¥2240)の空港使用料が合計¥7920かかる。
日本は空港使用料は出国する時だけかかりますが、アメリカのように出国の時も空港使用料に相当するものを徴収している国もあります。まっ、私の予想ですが、上記の「ソウル&北京3日間3万円」の旅の場合、旅行代金の半分は確実に別予算を覚悟しないとダメですね。それてもこの募集している旅は充分に安いですが…。これから旅に出る皆さん、その辺に注意して旅行予算を用意して下さい。
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歯の平均寿命と磨きにくい部分

2007年11月11日 13時10分53秒 | 健康
うちのマンションは1階が歯医者です。便利っちゃ便利なんですが、原稿で修羅場ってる時に痛くなって辛抱たまらず、通院して応急処置だけして以後放置してました。たま~に商店街で歯科医の先生と顔を合わす度気まずく、これはイカンと先々週から歯科通いをしてました。この度ようやく完治して歯科通いは取りあえず終了。次回は半年後にチェックだとか。
上の奥歯、親知らずが妙な生え方をしてまして、これは歯科でなく口腔外科でないと処置出来ないそうです。なので経過観察中。もう2年も経過観察中。
で、上の写真は受け付けにあった歯ブラシのパンフレットです。いくら私の歯が他人より軟らかいとしても!(だそうです)せめて平均寿命くらいは頑張って欲しいです。みなさん、歯は健康ですか?歯を削るのはダメージ大きいぞっ。
過去に顎関節症を発症していた私は、口を大きく開けるのがイヤダっ。歯医者に行くと、一日ダメージが残るからなっ。
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さよならクィーンエリザベス2世号

2007年11月07日 16時25分42秒 | 
クィーンエリザベス2世号を知ってますか?世界を巡るクルーズ船です。
実は私はこの船を見たことがあります。横浜に寄港した時に見に行きました。あれは何年前だったか…。この船、QE2が来年11月を最後に引退し、ドバイで洋上ホテルになります。というニュースを目にしたので、QE2の歴史など書いてみます。
「1967年9月20日、英国ニューカッスルでエリザベス女王の手で進水してから今年で40年目。QE2は大西洋航路オーシャンライナーの歴史を牽引してきたキューナード社が20世紀の新しいクルージングを世界の人々に紹介する象徴となり、超豪華客船という言葉を一般に知らしめたのです。QE2の歴史
『1967年9月20日エリザベス女王による命名式典
1969年5月2日処女航海に出航
1970年6月大西洋航路で3日と20時間の記録を達成
1975年1月4日サザンプトン港から初の世界一周クルーズに出航
1975年3月25日最大級の船として初めてパナマ運河と通過
1982年5月3日フォークランド諸島への兵員輸送船として英国政府によって徴発
1990年7月27日エリザベス女王が一般乗客と共に乗船
1998年3月29日ネルソン・マンデラ大統領(南ア)が乗船
2002年8月29日世界最長『就航500万マイル』の記録達成』
引退前に1日でもいいから(例えば横浜-神戸間とか)一度位乗ってみたかったなぁ~。
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