昨日は入生田のしだれ桜〜小田原城の桜〜真鶴町の荒井城址公園のしだれ桜〜小田原国立印刷局の桜〜かながわの名木100選の上輩寺のいちょうを見てきました。あと5分ででかけなばならんので、入生田のしだれ桜だけアップします。
急ぐ理由はすでに散り始めてるから!見たい方は急いで出かけてください。
到着時刻は2019年3月31日午前9時17分から9時30分までです。
入生田駅から徒歩20分程度。けっこうな登りです。
説明板発見:長興山のしだれ桜 小田原市指定天然記念物 昭和32年3月30日指定
シダレサクラは、本州中部以西に生えるエドヒガン(ウバヒガン、アズマヒガン)の変種で、枝が垂れ下がる点が特徴です。また。サクラの種類のうちでも寿命が長く、大木になり、特異な樹形になることから、神社や寺院の境内によく植えられ、市内でも早川の真福寺、下大井の保安寺、城内の二宮神社などに見られます。
この木は、枝を八方へ平均に広げ、シダレサクラの基本的な形を整えています。3月下旬から4月上旬にかけて濃い緑の樹叢を背景に開花する姿はまことに美しく、県下にも比類のない名木です。このサクラは、稲葉氏が紹太寺を建立した頃、その境内に植えられたもので樹齢330年以上と推察されます。
4月1日午後11時頃、以下の文章と画像を追加しました。
上の画像の見取図ですが、右が低く左が坂の上になります。一番右の総門跡から入り左へ進む。途中で道がY字に分かれる。

ここがY字。右を進んでも左を進んでもしだれ桜に行けます。右を進めば緩やかなアスファルト道。左の石段はかつてのお寺の参道になってます。石段が続きます。

体力に自信がある方は石段を登り、降りる時はアスファルト道がオススメ。歴史に浸れるからね。私は体力には全く自信がないので、アスファルト道を登り、帰りを石段にしたのですが、失敗しました。上の画像に写る石段をよく見てください。
石段は苔が生えてたり、昔の石段なので、水平じゃなかったり、自然林の中にあるので朝まで雨が降っていたので濡れてたり。すんごく降りづらかったです。ぶっちゃけ石段に平行に立ち、真横に1段1段降りました。そうした上で滑らないように注意して指先に力を込めたので、帰宅したら右足の指先が赤く腫れぼったくなってました。ちなみに、石段の左右は自然林なので、巨木にハマってる私は木に萌え萌えしてました。
この辺りは石段でなく、土道だったり、石畳だったりの道でした。
いつものダンナのハイライト撮影。こうすれば、参道両脇の木が巨木なのがわかるかも?

この辺りの木にもびっしり苔やシダっぽい植物が幹に張り付いてます。植物好きにもオススメ。
階段は急です。登るより降りるのが大変な感じの石段です。
ここを抜けると道案内の表示があるので見落とさないように気をつけてください。
なぜかというと、迷ってるおじさんに「ここを行けばしだれ桜に行けますか?」と聞かれ、数人の中国人も迷ってた。見落とすと後悔するよ〜。だからしだれ桜の画像だけでなく、道順とかもブログに載せようと思ったのだ。
ちなみに、この標識を左に行くと稲葉一族のお墓があります。

石段を登ったところに立ち上るお墓。画像右奥の白い服の女性の左にあるのが
春日局のお墓。その左となりが春日の局の息子、稲葉正勝のお墓です。稲葉一族は小田原城の藩主になります。ちなみに麟祥院というのが春日局の院号なので、それを目印にしてください。
右肩に「麒祥院殿」と彫ってあります。五輪塔です。

稲葉一族のお墓の手前にあった巨木。巨木サイトをあちこち見てますが、入生田のしだれ桜の道々の巨木を紹介してるのを見たことない。巨木ファンの皆様、オススメです。比較的楽に巨木を鑑賞できると思うんだ。
昨日は山道の両側に、こんな山草が見頃を迎えてました。あちこちにあります。お花好きならば、しだれ桜のついでに撮影できるので石段道もオススメ。アスファルト道にはこの山草を見かけませんでした。
この辺りはかつての自然林も残ってて、巨木があちこちにあります。上の画像手前は、石橋。橋の両側は川。湿気が多いので、木の表面に苔や湿度を好む植物が巨木の幹に張り付いてていい鑑賞ポイントでした。ここを抜けるとしだれ桜。できればすぐにしだれ桜の方へ行かず、短いけど急な登りを上がってください。

こんな感じの道で多くの人が撮影してるのは、しだれ桜を見下ろして全景です。トップ画像はここから撮影しました。

なだらかなアスファルト道を選択すると、しだれ桜が見えた。何気にしだれ桜の一番上の枝部分に花がないのが気になる。これ、枯死してるんじゃなかろうな?以前訪問した時の記事を検索したら、やっぱしだれ桜のてっぺんの枝に花があると姿がいいな。

歴史好きならば、ここから入生田の駅側から秀吉の一夜城にウォーキングコースもあります。上の画像左下のバーは1000メートル。
上の記事で2010年の満開時のしだれ桜の画像を確認できます。
こちらは湯島にある春日の局のお墓の記事です。入生田にあるのは供養塔で、湯島のが本当のお墓。
2019年4月8日に画像と文章などを再追加しました。