ALQUIT DAYS

The Great End of Life is not Knowledge but Action.

だらしない

2007年08月20日 | ノンジャンル
昨日は、院内月例会でした。夏季休暇の最終日でもあり、
非常に暑いせいもあって、出掛けるかどうか迷っていましたが、
家でじっとしているより、暑いときこそ動いた方がよいと、
出掛ける事にしました。

前回も大盛況でしたが、この暑い中、椅子が足りなくなる
ほどの参加者で、会場は一杯となりました。

特に今回は女性が多く、体験も女性の発表を多く聞けたの
ですが、やはり、痛感したことは、女性は家庭の太陽であると
いうことです。

男性がこの病気で倒れても、奥様がしっかりしていれば、
少々の事では家庭が崩壊する事はありません。
しかしながら、その女性自身が倒れてしまうと、途端に、
家庭は光を失い、崩壊へと突き進んでしまいます。

どうしても男性の場合は、女性に対する甘えの心理が
働くのでしょうが、女性の場合には、いざというときには、
病巣となっているご主人を切り捨ててでも、
家庭を、子供たちを守るという、本能的な凄みがあるようです。

その女性自体が、この病気で倒れるということが、どれほど
大きな影響をもたらすかは、男性にとっては、想像すら
出来ません。
そして、倒れながらも、再び立ち上がろうとするその気迫は、
逆に見習うべき面が数多くあると思われます。

女性患者にとっては、まだまだ医療環境の整備というものが
進んでおらず、通院治療を主とする専門医でも、患者数で
言えば、4人か5人に1人という割合だそうです。

そんな中、今回、断酒一年表彰を受けられた4人のうち、
3人が、女性でした。
割合から計算すれば、少なくとも12人以上の男性がいなくては
なりません。

それがたったの1人です。 「だらしないわね」と、
言われているような気分でした。

「やっぱり女性には敵わないな。」と、心の中で頭を掻きながら、
帰ってきました。