「第一次世界大戦、ロシア革命、第二次世界大戦の中で、最大の悪はナチスドイツ、戦後の悪はソ連か?」
「ヒトラー、ムッソリーニ、スターリン、(フランコ将軍)はファシストで悪」
20世紀の歴史って、単純に言えばこんな風に教わってきたのではないか、と思います。
なので、2012年にトリノに行ったとき、イタリア統一国立博物館(Museo Nazionale del Risorgimento)でムッソリーニの写真が普通に飾ってあったのを観た時も、私より20歳くらい年下のイタリア人の友人が、「小学校の時、ひどくムッソリーニを崇拝している教師がいて、家族が文句を言いに行った」ときも、違和感を覚えていました。
ムッソリーニがイタリアで英雄視されるには、イタリア人としての見方(ヒトラーに途中から協力したことを除けば)しもあり、情報も悪い部分が集まりすぎていることもあるのかもしれない、と考えたこともありました。
知らされない情報が入ると、時として常識と考えていることが変わることもあります。
非常に長い記事ですが、読めるうちに目を通してみてください。1981年11月29日の記事。
THE RIDDLE OF ARMAND HAMMER - The New York Times (nytimes.com)