GYAOで5月11日まで配信中のアメリカ映画です。
サヨナラの代わりに | 映画 | 無料動画GYAO! (yahoo.co.jp)
ケイトが初めて身体に異変を感じたのは、誕生日パーティでピアノを弾いた時だった。やがて難病ALSと診断され、1年半後には車椅子生活となり、人生のすべてが変わってしまう。友人たちの前で明るく振舞うことに疲れ、心の中で「こんな筈じゃなかった……」と嘆くケイトは、弁護士の夫エヴァンの反対を押し切り、患者ではなく友人として話を聞いてくれそうな、大学生べックを介助人として雇う。境遇や考え方が全く異なる二人だったが、夫の浮気を知ったケイトの“家出”をべックが手伝い、彼女たちは本音で語り合える仲になる。残された時間の中で、彼女たちが見つけた、生きる上で本当に大切なこととは――。
この映画は、フランス映画『最強の二人』の女性版という人も多いですが、私は1988年の映画『フォーエバーフレンズ』を思い出してしまいました。
『フォーエバーフレンズ』の主人公たちは同年代で、片方のヒラリー(バーバラ・ハシー)はお嬢様、もう片方のCC(ベット・ミドラー)はユダヤ系の歌手。
『サヨナラの代わりに』の大学生ベック(演じたのはユダヤ系のエミー・ロッサム)の性格はCCによく似ていて、歌手を目指しているだろうことも同じ。
『サヨナラの代わりに』のケイト(ヒラリー・スワンク)とヒラリーのほうは性格は違えど、育った環境、知的であること、ビジュアル的に似ているし、共に自分を理解してくれる女性にも守られて亡くなることも同じです。
Bette Midler / Wind Beneath My Wings(Film: Beaches)愛は翼にのって / ベット・ミドラー - YouTube
肝心の『サヨナラの代わりに』の感想は・・・ストーリーも俳優さんも主演からわき役の演技もとても良いと思うのですが、設定に無理がありすぎるのがやや残念というか。
たぶん私が脳出血で麻痺を治そうとしている状況でなかったら、この映画の評価はもっと高かったとは思います。(ALSやその他の難病、治る見込みのない病にしてみれば、「自分達と同じと考えないでほしい」と言われそうですし、健康な人には気を使わせる書き方になっています。)
ただそれでも、尊厳とユーモアを忘れないケイトと、いい加減に見えて実は繊細なケイトは魅力的です。