Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

梅ちゃん2

2010年10月15日 | 友人・知人

先週は梅ちゃんのお誕生日でした。

(『梅ちゃん』は、こちら参照

http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/d/20071119

彼女は93歳になりました。

彼女と私は、今はもうときおり電話で話すだけですが、電話からの様子だと彼女は相変わらず活動的-『敬老の日』に高齢者施設で入所者に、保育園で子供達に、と手品を披露したり、そしてコーラスグループでも活躍中。

さて、そんな梅ちゃんから、面白い話を聞きました。

手品では、玉子を筒に入れて何かに変えるものがありますが、冒頭に梅ちゃんは、

「はい皆さん、玉子はあたためると、何になりますか?」と質問するそうです。

昔は決まって「ひよこ!」「にわとり!」という子供達の声が返ってきたそうですが、最近は、「茶碗蒸し」「ゆでたまご」という答えが子供達から返ってくるそうです。

さて、話が変わって、一人暮らしの梅ちゃんを気遣って私が言った言葉、

「一人暮らしってわからないように、男物などの洗濯物などを干しておいてくださいね。」

に対しては、

「昔ね、職場にいた男性が『○○さん、僕の靴とステテコをあげるから、これを干したり、玄関においておきなよ。』って言ってくれたことがあったの。それでそれを干したり、玄関に置いたりしていたら、近所で『○○さんに“オトコ”ができた』って噂が広まっちゃって・・・。すぐ靴もステテコも捨てちゃった。」

「それから、甥が出張の帰りに一晩泊まったときも『若いツバメができたのでは・・』と思った人がいたみたいで参っちゃった。“バアさん”になった今は、そんなこと言われる心配もないんだけどね。」

という返事。

今、都市部ではスーパーで売っている玉子しか知らない子供達がほとんどで、「玉子→あたためる→ひよこ」という発想を素直にもてる子も少ないかもしれません。

私は都会育ちですが、幼稚園のころ「玉子を茹でて、ひよこになったりしていないだろうか」と不安に思って、ゆで卵を剥くこともできないときがありました。

(もっとも、私は「海で鯵の開きはあのままの形で泳いでいる」と思っていたくらいのオオボケものでした。)

ステテコと靴、“ツバメ”に関してですが、(もちろん土地柄もありますが)今は昔ほどご近所にも関心がなくなりました。

変な憶測をもたれた時代、梅ちゃんには煩わしいことではあったと思いますが、これはこれで、無関心がはびこる今より幸せだったのかもしれません。

時代の移り変わりは、こんなちょっとしたことで、実感したりします。

私の2倍近くの歳月の変化を経験してきていて、楽観的な梅ちゃんからすれば、もう変化も慣れっこ。驚くことはあっても、それを楽しむ余裕もあります。

「ファジィに生きること、これが長く楽しい人生を送る秘訣の一つ」、梅ちゃんから、もう一つ教わった気がしました。

最後に、梅ちゃんから送られてきた、『簡単レシピ』をいくつか抜粋して貼り付けます。

お試しあれ。

1.明太子とろろごはん 

明太子をほぐして、すった山芋と混ぜ合わせ、ゆずの香りをつけて、あつあつのご飯にかけ、上にきざみ海苔をおきます。これならちょっとのご馳走で、お客様の時や、お酒にも結構です。

2.和風カリカリベーコン

トーストや目玉焼きに付け合せるカリカリベーコンは、大根おろしと一緒にすると、ご飯のおかずにも美味しいです。カリカリにするには、弱火でじっくり炒めます。塩気があるのでお醤油は控えめに。

3.ご飯のおともに

キュウリやナスのぬか漬けや京菜などの塩漬けが少し古くなり、すっぱくなってきたら、細かく切って水洗いしてぎゅっとしぼります。

これをごま油で炒め、一味唐辛子とたっぷり炒りゴマと混ぜ、仕上げに醤油を一たらしします。あつあつのご飯にどうぞ。

4.ちから天うどん

お餅をサイコロに切って、細きりの人参や玉葱などと混ぜて、かき揚げを作ります。これをうどんやおそばのカケに乗せます。

力うどんと天ぷらうどんを一緒に食べているようで、ボリュームがあり、美味しいものです。 

5.オレンジ葛湯

片栗粉や葛粉を、熱湯ではなく、100%のオレンジジュースを熱くしてときます。酸味が強くなりますので、好みでお砂糖を。夏の疲れがとれる、ほっとする味です。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« NHK教育『一週間de資本論』の... | トップ | 『マーサの幸せレシピ』とマ... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

友人・知人」カテゴリの最新記事