欧州映画界とブルジョア-18(ピーター・セラーズとジェローム・ヘルマン、米国~英国~) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
の末尾に、
「ヘルマンのプロデュースした作品には、ユダヤ系の俳優など映画人のほか、音楽のジョン・バリー、ジェーン・フォンダ、ジーン・セバーグなど、フランス映画界に関係する人たちがいます。」
と書きましたが、
ヘルマンの制作最初のピーター・セラーズの映画以降2本目、
素晴らしき男 - Wikipedia
ジェームズ・ボンド役のショーン・コネリー(Sir 卿)、ポール・ニューマンの妻のジョアン・ウッドワード、そして、フランス映画『悲しみよこんにちは』『勝手にしやがれ』に出演したジーン・セバーグが出演。
3本目
真夜中のカーボーイ - Wikipedia
監督はイギリスのユダヤ系監督のジョン・シュレシンジャー、出演はアンジェリーナ・ジョリーの父親のジョン・ボイド、やはりユダヤ系のダスティン・ホフマン。音楽が、ジェームズ・ボンドの映画シリーズや、ヘルマン政策の映画の音楽担当することがあったジョン・バリー。
ジョン・バリー氏が直接フランス映画・エンターテイメントと関係したというわけではないのですが、ジョン・バリーの2度目の妻が、フランス人のセルジュ・ゲンズブール。
帰郷 (1978年の映画) - Wikipedia
こちらはジェーン・フォンダとジョン・ボイドが主演の反戦、フェミニズムを訴える映画。
ジェーン・フォンダは、1965年~73年までフランス映画監督のロジェ・バディムと結婚をしています。
どのみち、ジェローム・ヘルマンがプロデュースした映画はリベラル色が強い映画で、さらに言えば、ジーン・セバーグとジェーン・フォンダは政治色が強い女優でした。ジーン・セバーグは1978年に40歳で死亡。自殺とされているけど、他殺の可能性もあるのではないかと個人的には思います。
ジェーン・フォンダ - Wikipedia
ジーン・セバーグ - Wikipedia
ついでに-こちらはユダヤ系の米国中心の映画俳優。
Jewish Actors (imdb.com)
Jewish actresses (imdb.com)
ユダヤ教改宗者のエリザベス・テイラーも入っていれば、おそらく、ユダヤ教徒でなく、ユダヤ系の親族がいるだろうマリリン・モンローも入っています。1970年代の『大草原の小さな家』のマイケル・ランドンも、メリッサ・ギルバートもユダヤ系。『スターウォーズ』のハリソン・フォードもキャリー・フィッシャーもユダヤ系
何度も言うように、ユダヤ教信者ではないけど、ユダヤ系の親族がいる欧米人はさかのぼればたくさんいるはずですが、「ユダヤ人」のイメージがダメージに繋がる間は、あえてユダヤ系という映画人は少ないでしょう。
「危ないユダヤ系」は少ないはずなんですけど、映画界は危険なユダヤ人ネットワークも絡んでいることがあるようで、若死、変死する人が少なくない気がします。
(ジェローム・ヘルマンが「危ないネットワーク」に入っているという意味ではありません。)
参考:
ジェーン・バーキンの訃報・「保護される「LGBTQ権利」」とセルジュ・ゲンズブール - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
フランス映画『ミナ』とユダヤ人-3(セルジュ・ゲンズブール) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)
欧州映画界とブルジョア-8(アヌーク・エーメとロジェ・ヴァディムとベルギー繋がり) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)