Various Topics 2

海外、日本、10代から90代までの友人・知人との会話から見えてきたもの
※旧Various Topics(OCN)

「ロシア人」というだけで罪があるのか?

2022年10月27日 | 戦争・紛争

海外の友人にも、日本の友人にも、ロシアの若い人達のインタビュー動画を届けましたが、日本人の友人は一人を除いて興味を示さず、海外の友人の一人(若いころ人権団体のボランティアをしていた人)は、「ロシア人の動画」と言うだけで嫌悪感を示しました。

最初のころは、ロシア人どころか、ロシア人作曲家のクラシックや文学まで目の敵にするところがあったり(日本はそういうケースは少なかったと思う)、異様でしたが、やっとこんな記事が最近でてきました。

動員逃れのロシア人、「指導者が変わらない限り祖国には戻らない」(ロイター) - Yahoo!ニュース

ロシアでは、9月21日にプーチン大統領が部分動員令を発表してから数万人が、アルメニアなどソ連を構成していたCIS(独立国家共同体)諸国へ逃れた。多くが若い熟練した専門家であり、渡航先でチャンスをつかんでいる。祖国でのさらなる厳しい措置を予想して「現時点でロシアに戻るつもりはない」と話す人もいた。

ニコライ・サルニコフさんは、ロシアの部分動員令を逃れるためアルメニアの首都エレバンにいる。IT技術者のサルニコフさんはロシアに戻る意味はないという。 動員対象年齢のロシア人男性数万人はウクライナに送られるのを避け、海外でチャンスをつかんでいる。 9月21日にプーチン大統領が部分動員令を出した2日後、サルニコフさんは海外へ脱出した。 ロシア人IT技術者のニコライ・サルニコフさん 「多くの友人が国外へ出た。残っているのは数人だけだ。

ここアルメニアや、カザフスタン、あるいはウズベキスタンなどソ連を構成していたCIS(独立国家共同体)諸国に散らばった。 皆、何らかの形で海外へ出るだろう。 ロシアの将来がどうなるかは分からない」 プーチン氏は10月、動員はまもなく終了すると述べた。ウクライナで連戦連敗の中、兵力不足に対応するための部分動員は国民に不評で、混乱状態にある。

しかし、ロイターが取材した動員逃れのロシア人らはさらなる厳しい措置を予想する。 IT技術者のポリーナ・クラスノバエワさんは、召集の終了で平穏になったとしても結局ほとんど何も変わらないと述べた。 夫と一緒に出国したポリーナ・クラスノバエワさん 「当局をほとんど信用していないので、今のところ帰国は考えていない。動員が終わっても、まだ治安が悪いし、ごく近い将来の計画しか立てられない。 ロシア国民である私の運命も、夫の運命も、決定を下す側にとっては何の意味もないのだろう」 アルメニアは、ロシア人がパスポートなしで入国でき、ビザなしで最長6カ月滞在できるため、動員逃れの人々にとって最も人気のある渡航先の1つだ。

若い熟練した専門家が、ロシアから大量に流入したことを受け、アルメニアの中央銀行はGDPの見通しを上方修正した。 ゲオルギー・トルブニコフさんはロシアが変わる方法は1つだけと話す。 アルメニアに逃れたゲオルギー・トルブニコフさん 「今の指導者のもとでは無理だが、方法はある。 問題は、いつ指導者が変わるか、経済回復にどれだけ時間がかかるか、新指導者に自由主義的改革を実行する意志があるかどうかだ。 それが実現しないのであれば、私たちはロシアに戻る気はない」 アルメニアは、何人のロシア人が流入したかを公表していない。ただ、カザフスタンやジョージアでは、部分動員令の発表以来、それぞれ数万人のロシア人を受け入れたと明らかにした。

私自身は「ウクライナのゼレンスキー、米国、欧州委員会がプーチンを挑発して、メディアを使ってプロパガンダ戦争を引き起こした。」と思う一方、「プーチン側の言い分を聞いてもらえなかったにせよ、国民をも犠牲にする戦争を続けるプーチンは、もはや国のトップを降りるべき」と思っています。

(この戦争、実は西側とロシアで組んでいるのではないか・・・と思ったりもします。)

 

もう一度、ロシアの人たちの声を-

「動員令を目の前にしたロシア人にインタビュー」by 1420 - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

メディアに翻弄される戦争と冷静なロシアの若者たち-5(デンマークのギュスターヴさんのロシア人への質問) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

メディアに翻弄される戦争と冷静なロシアの若者たち-3(1420から) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

 

 

なお、上の記事では、「アルメニアはGDPは中央銀行がGDPを引き上げた」と書いてありますが、ロシア人が逃げ込むのは、CISではなく、逆にロシアと仲が悪いジョージアなどにロシア人が殺到したりしています。

逃げてくる人達には、裕福層のロシア人などもいるし、自分の国にロシア人があふれることにジョージアの人たちが恐れるのは当然でしょう。

ロシア動員令から逃れるいとこを受け入れます【隣国ジョージア最新NEWS】 - YouTube

 

ロシアの国民のほとんどは、国から出たくても出られない人がほとんどだと思いますが、こういう人たちにメディアは目を向けないようです。

 

追記:

ニキ君はロシア人ですが、ノマドYoutuberです。彼はシベリア出身、中国5年、タイに1年滞在済。現在、トルコからタイのガールフレンドの元にやってきました。現在は旅費は募金を募ったりしているようですが、こういうロシア人がいることも、発見です(逃げたくても逃げられないロシア人、ウクライナ人を思うと複雑な気持ちだし、彼の家族はどうしているのだろうとか、いろいろ疑問が湧く。)。

We left Turkey - YouTube

メディアに翻弄される戦争と冷静なロシアの若者たち-1(ニキ君のVlogから) - Various Topics 2 (goo.ne.jp)

This is the place I grew up in Siberia - YouTube

5 things in Russia we see differenly after living in the US and China - YouTube

 

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