ウォール・ストリート・ジャーナルの日本版より:
福島の事故で仏原発輸出に陰り
http://jp.wsj.com/Business-Companies/Technology/node_212878
3年程前だったか、イタリアの友人(50代主婦)が、「イタリアの周りの国に原発はある。国内になくても危険なのは一緒。イタリアは原発がない代わりに高い料金を払っているけど、これもそのうち変わるだろう」と言っていました。(彼女はベルルスコーニは嫌いですが、これはベルルスコーニの論理と同じでした。)
記事にあるように、イタリアでは原発をまた作りだそうとしていたのですが、これも一旦中止。
日本でも、今日このような記事がありました。
14基の原発新増設、見直し…太陽光など重視へ (読売新聞 3月30日)
政府は29日、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受け、2030年までに少なくとも14基の原発の新増設を目標に掲げた「エネルギー基本計画」を見直す方針を固めた。
新たな基本計画は、原発重視から太陽光などクリーンエネルギー重視へと転換する考えで、14基の原発建設計画の中断や大幅延期は避けられない情勢だ。
菅首相は29日の参院予算委員会で「太陽光などクリーンなエネルギーについて、日本のエネルギー政策をどうするべきか改めて議論が必要だ」と答弁。海江田経済産業相は閣議後の記者会見で「基本計画は、これまでと同じような形ではいかない。政府全体でエネルギー政策をどうするのか話をしなければいけない」と強調した。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110329-00001112-yom-pol
まだ今後“原発ロビー(?)”がどう動くかはわかりませんが、原発に頼らず、自然エネルギーに力を入れる方向は歓迎すべきことでしょう。
ただし、こうして自然エネルギービジネスが大きくなることでの問題-例えば太陽光発電のパネルのために使うシリコーンなどの獲得合戦など-もでてくるとは思います。