本日の東京新聞夕刊より
【モスクワ=酒井和人】ロシア大衆紙「モスコフスキー・コムソモーレツ」は18日、東日本大震災を受け、人道的見地から「北方四島を日本へ引き渡さなければならない」とするコラムを掲載した。北方領土問題でロシアメディアが日本への返還を主張するのは極めて異例。
執筆したのはロシアジャーナリスト連盟の「黄金のペン」賞を受賞したこともある著名女性記者のユリヤ・カリニナ氏。日本の領土返還要求の主張は認めていないが、日本の悲しみをやわらげるため「今すぐ無条件で渡そう」と提案。
福島第1原発の事故で人が住めない土地が増え「日本の小さな領土がさらに小さくなる」などとしたうえ、「(ロシアが)わずかな国土を慈善目的で寄付することは不可能だろうか」と訴えた。
返還により、ロシアは奪い合いではない新時代の外交をアピールできるとメリットも説いている。
日ロ関係は北方領土問題をめぐり冷却化していたが、大震災の発生後はロシアの日本に対するけん制は影を潜めている。
(中日新聞)
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2011031990111510.html
上記記事を読んで、「北方4島はもともと日本のものだ」と言う人もいるかもしれません。
そして、このコラムに賛同するロシア人がいたとしても、実現は難しいです。
しかし、私はこのコラムを書いてくれたユリヤ・カリニナ氏とこれを掲載してくれたロシアの新聞社に対し大変感謝し、素直にありがたく思います。
各国の政府や国民はいろいろ支援をしてくれていますが、中でも今回は、最近関係が冷え切っていたといわれるロシアがLNGの大量供給を指示してくれたこと、中国からも次々の援助。
頑張らなければ、なりませんね。