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新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

博物館をハシゴ(その2=番外編)

2010-05-10 06:40:38 | 美術館・博物館・アート

博物館をハシゴ(その1)」のつづきです。というか、航空科学博物館からハシゴした国立歴史民俗博物館(歴博)のことではなく、「その1」の最後のフレーズ、


なんだか久しぶりに所沢航空発祥記念館に行きたくなってきました。


のとおり、実際、きのうの昼、所沢航空発祥記念館に行ってしまったのですよ。
こちらは、私の家から一般道を通って30分ほど(きのうは往復とも空いていました)の距離ですし、駐車場2時間まで無料と、サイフにも優しい


   


所沢航空発祥記念館は、日本最初の空港だった旧陸軍所沢飛行場の跡地の一部に造られた広大な所沢航空記念公園(広さは約50haとか)の一角にあります。

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記念館の建物は、ジェットエンジンを模したものだとか。確かに…。


記念館は、鳥の飛び方に始まって現代の飛行機/航空管制に至るまでの技術の基礎や歴史が見られる展示「研究室」から始まっています。


100510_1_2 例えば、右の写真は、ガス気球の浮かぶ力を身をもって体験できる展示。
ガス気球が紐で床にくくりつけられていて、その紐を引っ張れば、気球の「力」を感じられるようになっています。


また、飛行機の模型に前方から風を当てると飛行機が持ち上がる展示とか、翼の角度が大きすぎると翼の表面を流れる気流が乱れる様子を見られる展示とか、こりゃ面白い


そして、お約束の「ベルヌーイの定理」の簡単な説明も。


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黒板に書かれた説明、センス良しデス。


また、星形エンジンの仕組みが判るこんな模型も


100510_1_4 模型といえば、昔、自動車教習所の構造教習で「ディファレンシャル・ギア」の仕組みを習いましたが(私が通った教習所の教官は「ディフィシャル」と呼んでいましたっけ…)、あれがさっぱり理解できませんでした
ところが、その数年後、とある機会にディファレンシャル・ギアの模型を見て、それを動かしてみたら、スルルと理解できましたデス。
見ると聞くとは大違い」、「百聞は一見にしかず」、染みる金言です。


   


所沢航空発祥記念館の「滑走路・駐機場」と名付けられたコーナーには、地上にも、空中にも実機がワサワサ


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実機だけでなく、エンジンも、レシプロエンジン(星形、水平対向)とか、YS-11で使われたターボプロップエンジンとか、


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ターボジェットエンジンとか、


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ターボシャフトエンジンとか、


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もう、私はほぇ~状態…。

もちろん、実機にもほぇ~です。
興味津々、いったいどうなっているの? と、その解明が今後の課題になったのが、このヘリコプター「シコルスキー S55」。


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操縦席の斜め下に傾けて置かれたエンジンから、どういうルート、どういう機構で、駆動力がメインローターに伝わっていくのでしょうか?

この他にも、小型機が主体(軍用機が主体?)ながら、実機がたっぷり、そして、床に置かれた機種のいくつかでは、実際に操縦席や機内に乗り込むこともできます。

こりゃ楽しい


子どもたちも楽しめる展示になっていますし(子どものみ操縦士の コスプレ可能)、所沢航空発祥記念館のある所沢航空記念公園では、広々とした芝生や森のような場所もありますので、お弁当を持って家族で出かけるのにうってつけだと思いました。


最後にこの写真。


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日本最初の滑走路があった場所からの眺めです。

いやはや楽しかった


つづき(本編に戻ります):2010/05/12 博物館をハシゴ(その3)

コメント
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