新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

そうか、その手があったか!

2010-05-28 06:29:02 | ニュース

宮崎県の口蹄疫の問題、ニュースを見聞きするたびに、酪農家の方々や関連する仕事に携わっている人たちがホントに気の毒でなりません。
こんな私でも、胸を痛めています


酪農家の方々が飼育している家畜が、災害や今回のような伝染病で死んでしまった場合には、かなりの金額が共済やら何やらで補償されるはずです。
また、シニカルな人だと、「どうせ、成長したら殺されて、食肉になると決まった運命だったろう」なんてことを言うかもしれません。


でも、宮崎の酪農家の方々のニュースを見ていると、とてもそんなことは考えられません。
そりゃ、酪農家は家畜を育てて、それを売って生計を立てているわけですが、金が入ってくれば(収入があれば)それで足りるわけではないでしょう。家畜が元気に、立派に育って、高く買ってくれるひとがいること=その肉を食べて喜んでくれる人々がいることが大きな喜びなのだろうと思います。
決して、同じ金額の収入が得られるならば、食肉になろうがただ殺されて埋められることになろうが、同じことだ、なんて絶対にあり得ないと思います。
特殊な一部の人たちを除けば、普通の人なら当然の感覚でしょう。

今回の場合、飼育していた家畜が殺されるだけでなく、誰の口に入ることもなく埋められてしまうことがたまらなく悔しいでしょうし、さらに、酪農家としての自分の将来に大きな不安を抱えていらっしゃるのだと思います。


   


と、そんなことを考えていたところ、昨夜のNHK「ニュースウオッチ9」で、宮崎の酪農関連の人たちへの支援や激励の動きが全国的に広がっているという話題を報道していました。

宮崎の人たちへ手紙を書く人もいれば、義捐金を送る人もいるようです。
さらに、「ふるさと納税」として宮崎県へ送られるお金が相当な額になっているのだとか。
これにはハッとしました。
そうか、この手があったか と…。


ふるさと納税」制度についてはこちらをご参照いただきたいのですが、おおざっぱに書けば、どこかの自治体(ホントのふるさとでなくてもOK)に寄付した場合、寄付金額から5,000円を差し引いた金額が、地元自治体への個人住民税納付額の約1割を上限として還付される(税額控除される)という制度です。

例えば、年間20万円の住民税を払っている人が、どこかの自治体に20,000円を寄付した場合、20,000円-5,000円=15,000円が地元自治体から還付され(または住民税が減額され)ます。


5,000円差し引かれる(手数料か?)ことがうっとうしいのではありますけれど、この制度を使えば自分のお金を有効に寄付することができます。


今週末、ちょっと検討することにします。


【追記】宮崎県のHPを見ると、口蹄疫に関する情報とともに、義援金募集のお知らせや上に書いた「ふるさと納税」に関するページとそこへのリンクが載っていました。


100528_1_1

まず、こちらが「ふるさと納税」のページへのリンク。
宮崎県から送られてくる領収書を添付して、来年2月に確定申告すれば、個人住民税と所得税で、寄付金控除の税制優遇が受けられます。
詳しくはこちらをご覧ください。


そしてこちらが「義援金募集のお知らせ」へのリンクです。
こちらは、所得税のみ寄付金控除の対象になります。
詳しくは、国税庁のHPこちら)をご覧ください。


ご参考になれば幸いです。 (2010/05/28 20:14)

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