新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

"僕のコダクロームを持ってかないで!"

2009-06-23 21:14:19 | ニュース

けさ、職場のPCでニュースを見ていたところ、こんなニュースが目に飛び込んできました。


「コダクローム」フィルム、74年の歴史に幕 コダック
 【ニューヨーク=伴百江】米フィルムメーカー大手イーストマン・コダックは22日、フィルムブランド「コダクローム」の製造を中止し、74年の歴史に幕を閉じると発表した。コダクロームは1935年に販売を開始し、きめの細かい繊細なカラー写真を現像できることからプロカメラマンの間で圧倒的な支持を得た。しかし、デジタルカメラの普及や現像が手軽な他のフィルムへと消費者の需要はシフトし、近年、コダクロームは同社のスチル写真用フィルムの売り上げの1%に満たない状況となっていた。

 コダクロームの現像所も米国でカンザス州のラボ1カ所となり、コダックは製造を続けることは難しいと判断した。在庫が底をつくとみられる今年秋まで販売し、カンザス州のラボは来年中までコダクロームの現像を続けるとしている。 (NIKKEI NET 09/06/23 09:31)


要するに、米国の写真フィルムメーカー、イーストマンコダック社が、1935年から製造・販売してきたリバーサル・フィルム(現像するとネガではなくポジになるフィルム)「コダクローム」の製造中止を発表した、という記事です。

写真に詳しい方なら、このニュースを見聞きすると、「ついに無くなるのかぁ~」と感慨深いでしょうけれど、一部を除く普通の「市民」には「何、それ?」って感じでしょう。
リバーサル・フィルムは、スライドで写真を楽しむ習慣を持っているか、プロでない限り、普通の人にはほとんど縁がないフィルムですから…。

   

が、しかし、写真には興味や関心が無くても、「コダクローム」と聞いて、ピンッとくる一群の人たちがいます。私もその一人…。
コダクロームといえば、写真用フィルムである以上に、

Paul Simonの「Kodachrome(邦題:僕のコダクローム)のモチーフ!

なのですよ。


コダクローム!
その鮮やかな色、夏の緑!
世界中の夏の日が目に浮かぶようだよね。
僕はNikon(ナイコン)カメラを手に入れたんだぞ。
写真を撮るのって、最高!
だから、ママ、僕のコダクロームを持ってかないで! (訳:徒然煙草)


コダクローム⇒Paul Simonの「僕のコダクローム」 と連想したのは、私だけではないようで、ネットで検索すると、Paul Simonと関連づけてこのニュースを報道するソースが多いようです。

   

「Kodachrome (僕のコダクローム)」が収録されているのは、1973年発表の、

090623_1_1

ひとりごと(紙ジャケット仕様)
価格:¥ 2,500(税込)
発売日:2006-09-20

です。

原題の「There Goes Rhymin' Simon (徒然煙草訳:韻を踏みながらサイモンが行くよ)」が、どうして「ひとりごと」?

それはさておき、久しぶりに聴いてみますかね、このアルバム(掛け値無しに名曲ぞろい!)。

コメント
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