新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

日本語は難しい、いや、ことばは難しい

2009-06-18 21:08:45 | 日記・エッセイ・コラム

先日、「愛娘」という言葉を目にしました。
意味は、「自分のかわいい娘」であることは判りますが、さて、何と読むんだ?


「自分のかわいい息子」なら、愛息:あいそく、
「自分のかわいい子ども」なら、愛児:あいじ、
「自分のかわいい飼い犬」なら、愛犬:あいけん、
「自分のかわいい馬」なら、愛馬:あいば、
「自分の愛しい非配偶者」なら、愛人:あいじん


でも、「あいむすめ」なんて言葉は聞いたことがない…。


   


このブログで何度か紹介している立川志の輔師匠の「みどりの窓口」、マクラで志の輔師匠は、「日本語は難しい、でも、だからこそ落語が生まれたんじゃないか」という説を披露しています。そして、その例として、小動物の数え方を挙げていました。

1匹:いっき 2匹:にき 3匹:さんき 4匹:よん


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話を元に戻しまして…。

ふと思い出しました


「自分のかわいい弟子」は、愛弟子まなでし です。


そう、「自分のかわいい娘」は、愛娘まなむすめ でした。


   


でも、英語でも難しい表現がありますな。

身近なところでは、「」が、性別や年齢で呼び方が変わります。
単純に「馬=horse」じゃないんですよ、これが


牡馬(♂)なら、満4歳以下は「colt」で、5歳以上が「horse」、
牝馬(♀)だと、満4歳以下が「filly」で、5歳以上が「mare」、
そして、せん馬(去勢した牡馬)は「gelding」。


なんだか出世魚(スズキやブリなど)みたいですね。
ちなみに、ボラの場合、オボコ ⇒ スバシリ ⇒ イナ ⇒ ボラ ⇒ トド  で、
これが「とどのつまり」の語源らしい…。わたしゃ、「とどのつまり」は、てっきりセイウチとかアザラシの仲間の「トド」から来たことば(これ以上デカイのはいない、という意味)だと思っていました。

コメント
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