大学内の格差 教授の終身保証やめよ 時代遅れ、若手伸びぬ 米の話

　ワシントン・ポスト紙「こんなもん いらん」第三弾。大学教授連にたいするtenure終身保証がヤリ玉に＝DailyYomiuri 4月22日付。

　（第一、二弾は4月23日、30日）主張するのは、日系政治学者フランスシス・フクヤマ氏（56）。この制度が出来たのは、大学で理事、スポンサーの気に入らぬ教授の地位を守るため。19世紀末、ウィスコンシンで進歩的な運動のリーダーのケースが知られる、という。

　いまや弊害だらけ。アカデミヤは単に金食いの守旧派なだけ。ベビーブームの影響が消え、学生が減るというのにオジサン教授がポストにしがみつく。若手を2-3人雇える分だけ貰っているのに。

　いきおい若手は本格的な研究でなく、その日暮らしの便利屋に。連邦法で大学が定年制を強制出来ない事情もある。

　手遅れにならないうちに、制度の廃止を、というのが主張だ。ちなみに、フクヤマ氏ご本人は、そのうち地位を自ら離れるようだ。どこかの国では、さてさて、いかがな状態か。自治体と同様、非正規雇用の皆さんが多い、と聞いて久しい。学問の場で、エラそうにイヤ、立派な事をおっしゃっている方々いかが。