区画整理で昨年末までにさら地を余儀なくされていたAさんが、やっとなんとか仮設住宅での生活が落ち着いたと言って、今日顏を見せてくれた。
彼女は以前から、便利の良いマンションで生活したいと言っていた。
それは戸建てだと管理が大変だし、年をとってからのことを考えると今更家を建ててもしょうがないからという理由。子供さんたちも独立してそれぞれに家があり、夫婦だけの家になるし、先のことを考えての事。これもわかる。
しかしご主人はやっぱりこの土地に建てたいようだ。それはそうでしょう。生まれ育ったところですもの。
「庭いじりの好きなご主人のためにも、絶対庭のある家を建てるべきよ。そうしないとご主人がボケちゃうよ」
「あなたがマンションで生活できるわけないじゃない!」
「ご主人に感謝してる?」
「近所付き合いもできなくなるよ」
私たち仲間3人が口々に言った。
「みんなが後押ししてくれるかと思ったのに、せっかく夢見た私の理想が壊された!」そう言って笑っていたが、やっぱり戸建て育ちの彼女は、こじんまりした家でも戸建てのほうを選ぶと思う。
仮設にいる間に話し合ってゆっくり考えて
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