1円を笑うものは1円に泣く って言うじゃないですか?
大辞林 第三版によれば、一銭という少額を軽視するような者は、わずかな金銭に困ることになる。
ご存じのように”わずかな金も軽んじてはいけない”という戒めです。
元祖は「一銭」で、通貨の変遷から「一円」としても広まったと思われます。
ただ「一銭」にしろ「一円」にしろ、意味は変わりません。
これは本当はことわざではなく国の募集した標語だそうです。
「少額を軽視する」という行為は、言い換えると、「ほんのちょっとの手間を惜しむ」ということになります。
支払っていない「一円」が多ければ多いほど「人に好かれる温かい人生」とは縁が遠くなっていきます。
1人の人を傷つけたら 違う1人の人に苦しめられるというように「善意はお金で支払ってはいけない」という事でしょう。
「 1人の人を大切にして、相手の喜ぶ顔を見る為に、自分のできる事をしよう」という教えでもありました。