今日は旧盆の最終日、お盆の後片付けをしましたがとにかく暑い!猛暑でしたね。
ご先祖様が里帰りしてこの世に生きる私たちと、大切な亡き人とが触れ合う大切な行事が終わりました。
昔は小さな舟形に載せて、川や海に流す送り盆が行なわれたようですが、今は環境問題から盆送りも様変わりしています。
それぞれの地域、家庭によってお供え物も異なるでしょうが、盆飾りは、義母から受け継いだ我が家の慣習に従って行っています。
お墓にお参りし、お花やお線香を供え、夜迎え火を灯します。
「キュウリの馬」と「ナスの牛」を飾りますが、今まで知らなかった事があります。
「キュウリの馬」は、迎え火の時はご先祖の精霊をお迎えする車であるので内向きに、送り火の時は外向きにお供えするそうです。
ナスの牛はお帰り用の車であり、亡き人の霊がゆっくり後ろを振り返りながらお帰りになるよう、外向きにお供えするそうです。
この頃はキュウリ馬とナス牛を飾る家庭も少なくなり、2割足らずだそうです。
例年米と生茄子、胡瓜などをサイの目に切ったものを、ハスの葉などに盛って供えていますが、これは「水子(流産や死産した胎児)」の為の供養なんだそうです。
そんな事は気にせず並べていましたが…。
お盆の期間中は、お団子やソウメン、ぼた餅など、15日の夜はてんぷらを揚げてお供えします。
それぞれの地域や家庭で盆飾りもいろいろです。
今更でしたが、意味を知ってお供えすることで、仏さまやご先祖さまへの気持ちをこめることができるのですね。
年に一度の帰宅を果たした先祖の御霊に手を合わせ、生死を越えた「つながり」の尊さを再確認しながら、大切に過ごしたいものだと感じました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます