2011年の今日、東日本大震災で未曾有の被害を受け、身近な人々との関係、結び付きを指すようになった「絆」という言葉。
辞書によれば、
① 人と人との断つことのできないつながり、離れがたい結び付き
② 馬などの動物をつないでおく綱、しがらみ、束縛
とあります。
絆は家族一人一人の心の強さ、美しさで太くなったり細くなったりするものです。
最近は絆をだんだん煩わしく感じる人が多くなっていると言うことです。
一番絆が強いはずの家族が、心が通じ合わないとなると、情けなく寂しいものですが、、、。
何らかのメリットを感じ、いい影響を与えあわなければ絆とはいえないのでしょうか?
もうひとつ、切るに切れない関係にある「腐れ縁」。
これは「腐ってしまった関係」「鎖のように切ることのできない関係」という意味が出ていました。
離れようとしても離れられないので、好ましくない関係で自嘲的、批判的な表現に使っています。
人間関係において、肯定的に捉えられる人にとっては「絆」。
世間に背を向けている人にとっては「腐れ縁」?
しかし腐れ縁も反語的に使い、「良縁であること」を言う場合もあるそうです。
腐れ縁といえども、ちょうど良い距離感を保ち、お互いを尊重すれば、無理せずに続いてきた関係は、貴重であり、幸運であると言えるのかもしれません。
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