友人のYさんが、県立美術館で、4月13日から始まる前衛芸術家、草間彌生さんの展覧会を楽しみにしています。まだ売れていない頃からのファンだそうです。
トレードマークの水玉アート、目をキッと見開き、迫力のある立ち居振る舞い、今や世界中でフラッシュを浴び続ける83歳です。
「何を描きたいのかと聞かれても、自分には見当がつかない。気がつくと勝手に手が動いて、いつの間にか夢中になっている。描き上がったものを見直して『これを描きたかった』と初めてわかるんです」
“何年生きられるかわからない、だから毎日命がけで絵を書いている”といいます。
最近のオークションでは、現役女性アーティストとして世界最高の6億近い値がつくそうですから驚きです。
旧家に生まれながら、両親の愛に恵まれず、水玉が幻覚や幻聴に現れたという。
そんな心の病も作品にしてしまう程。
次代に伝える使命感に燃えて、毎日を精力的に生き、五階建ての個人美術館を外苑東通沿いに建設中だそうで、年末には完成するそうです。
すごいパワーの持ち主ですね。
水玉は、現物を観るほうが写真などより、数段迫ってくるものがあるようです。