昨日は「啓蟄の日」。暦の上では二十四節気のひとつで、「雨水」から15日目です。
地中で冬ごもりしていた虫が春の到来を感じて、草木が芽吹くと同時に地上へ這い出してきます。
モゾモゾ、ウキウキ。その気持ちは、私たち人間も同じでしょう。
私は今年まだ春を感じるような虫を見ていませんが、皆さんは見ましたか?
春の匂いに溢れて、日差しはぽかぽか。 家々の庭先でモクレンやこぶしが咲き誇っています。
コートやジャンパーはもういりません。
春の山を「山笑う」と形容することがあります。
冬の眠りから覚め、芽吹き始めた華やかな山の様子を「山笑う」と表しています。春の季語になっていますね。
「コロナ禍」の収束の傾向が強くなって、世の中の動きも徐々に変わってきています。
様々な行事が再開し、動き始め、「コロナ不況の冬」が続いてきた日本にも、春の近さを感じさせています。
世間もなんとなく浮き浮きとした気分になりだしました。
ただ新しい芽が出てくる春は、人の体も冬の寒さから開放されて、新陳代謝が盛んになってきます。
そこで多量に必要になってくるのが、ビタミンやミネラルなどの栄養素。
けれども自然の食べ物は、前年の秋に実ったものが多いうえに、春は発芽を迎えるので、どうしても栄養分が低下してしまうそうです。
寒暖の差も激しいので、油断することなく体調管理にもいっそう気を配りたい時節です。