低学年の生徒に難しい問題を解かせようとすると、2つのタイプに分かれるのだそうです。
間違えて恥をかきたくないために 解くのを嫌がる生徒と、むしろ難しい方が好きだと嬉々として問題を解こうと奮起する生徒。
もし失敗すると「自分はこの程度のこともできない」と他の人に思われてしまうのが嫌で、難問には挑みたがらない。
だから「なんでそう思ったの?」と聞き返されると「あっ、間違ったのか!」「失敗した時に誰かに、何かを言われそう、思われそう」「うまくいかなかったら周りの人に冷めた目で見られそう」
しかし後者の子は、たとえ問題が解けなくてもそこから何かを学べるだろうと、失敗を恐れず難問にも果敢に挑戦していく。
生徒が自信を持って話せる程度の、基本的なところから思考を開示する訓練をすれば、良い変化が見られる子もいるかもしれない。
自信とは、失敗しても落ち込んでも大丈夫だと思えるということ。
何が起きても、うまくいかなくても、泣いても、笑っても、自分はここにいていい。大丈夫、素晴らしいままだ。
『うまくいかないことは、笑えること。』『うまくいっていないことも含めて、素晴らしい。
何歳からでもいい。過去に自由にできなかったことを思い出して、「本当はこうしたかった」を今からやってみよう。
それを何度もやっていると、次第に好奇心も情熱も、生まれてくると言う。
「芸術は爆発だ」とは岡本太郎氏の母親、大正、昭和期の小説家であり歌人の岡本かの子の言葉である。
失敗を恐れて何もできないということはある。 しかし、動いてもいないのに何を恐れるというのか。
「失敗したらどうしよう」「何かを失うかもしれない」「笑われるかもしれない」「期待を裏切ってしまうかも」・・・。
これは本当は周りがこわいんじゃない。 自分自身が怖いだけ。
お金を失う?
信頼を失う?
自信を失う?
何を、どれだけ失っても、「なくなったら即死ぬ」ということはない。
だから、失敗を恐れて何もできないのはもったいない。
行動すれば、良くも悪くも、もれなく結果はついてくるものだ。
世界的アーティストを生み出しただけあって、彼女の人生もかなり浮き世離れしたものだったようだ。