百姓通信
自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!
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「範囲の経済」は、事業の多角化や商品やサービスの拡大でシナジー効果を生んだり、小さなループをもつことで必要な費用の削減を図ることで、多角化の経済性、多様化の利益を生み出すものとされている。
たくさん製造すればするほど原価が安くなり、市場の占有率も上がるとされたグローバリズムや「規模の経済」に対して用いられる考え方だが、農業もまさしく同様で、政府は規模の拡大を政策に考えているが、今後海外との競争力の差や資本力の差を考えると、資源循環型の地域内農業に根ざしたものの方が、経済合理性があるのかもしれない。

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宇宙放射線を浴びるとどうなるのか?
帰還2世代目のアサガオは異常に多くの花をつけ、今年3世代目にあたるアサガオは異常に早く花を咲かせたという。
花芽をつくる植物ホルモン“フロリゲン”の異常が原因と言われているが、ホルモン異常で収量が増えたり、栽培期間の短縮が計れるのなら、単純に考えると種子に放射線をあてた方が効率的だということになる。日本において放射線を用いた栽培(ジャガイモの保存時に)は現在、北海道のジャガイモでしか聞いたことはないが、アメリカでは結構行われている。1997年に豚肉、鶏肉、2000年に牛肉への放射線照射が認められ、市場には多くの照射食肉が出回っている。
単なる数回の実験で結論づけるのは望ましくないが、人体への影響等をしっかりみていく必要がある。

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こんにゃく粉の相場が13年ぶりの高値をつけているという。
原因は昨年の悪天候と中国からの輸入量の低下によるものらしい。
海外から比較的安く入る仕組みが出来上がると国内では価格対応出来ずに減産傾向にならざるをえず、更に昨年は猛暑と9月の台風でタネイモの品質が低下し、今年の秋の収量におそらく影響が出るであろうという国内事情と、
輸入先の中国は昨年冬の大雪の影響で絶対量の減産をしており、こちらもまともに相場に影響を及ばすであろうという海外事情。
そんなこんなで前年同期の倍の価格にはねあがってしまったこんにゃく粉の高騰は、おそらく今後すべての農畜産物の価格の有り様をあらわしており、こういう厳しい相場感の中、上下していくのであろう。
食の自給を放棄し、他に依存した瞬間に、食を取り巻く環境の裁量権を他者に委ねることになる事実をもっと真摯に考え、効率だけでない、コストだけで判断出来ない、“食”の重要性を認識すべきではないだろうか。

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湖面に浮かんでいるものは・・・
大学のウィンドサーフィン部の練習風景。
言われてみると、なんだかわかったような気がする、
でも言われないとなかなか気付かない、
イヤイヤ言われてもよくわからない。
実はみえないからこそ、感じることが出来るのでは!
みえないからこそ、一点突破が可能になるのでは!
・・そんなことを思ったり・・・。

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今朝は雨の合間を縫って農作業をみんなでおこなうことが出来た。
昼からも雨にあまり邪魔されず作業を行なうことが出来、個人的には大満足の一日だった。

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こんな近くでニホンカモシカを見たのは初めてだ。
今日は県の畜産技術センターに堆肥化のプロジェクトの打ち合わせに寄せて頂いた。
堆肥は有機農業にとって大変重要なものなのだが、なかなかその質と量がともなわない。
要らないモノの処分と考える畜産農家にとっての堆肥化は面倒な作業になりがちだが、有機農業を支えるべく良質な堆肥づくりを目指してくれる畜産農家は有機栽培を推進する者にとってもっとも大切なパートナーになる。
農業は窒素を垂れ流すことなく、メタンや亜酸化窒素を上手く利用するなかでエネルギー問題等の解決に果敢にチャレンジしていかなくてはならない時代に、まだまだベーシックな堆肥化の課題を抱えている。
ニホンカモシカは幼い頃は縄張り意識が薄く人なっつこいところがあるが、成長するに従い縄張り意識が芽生え縄張りを侵害する者に攻撃的になるという。しかし不思議なことに自然界では基本は単独で行動するニホンカモシカが、飼育された世界の中では社会性も併せ持つという。
農業界もそろそろ変な縄張り意識を捨て様々な有機的な繋がりを有効に活用すべき時代を迎えている。堆肥化プロジェクトを皮切りに、循環型で環境意識の高い農業へ徐々にステップアップをはかりたい。

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ポピー(ひなげし)の種は、花びらの散ったあと、この写真のような房に宿る。
自然が醸し出すカタチや図形は大変幾何学的で美しく、計算され尽し、何ともsimpleだ。
ポピーの種は、フランス料理では胡麻のような使い方をするという。ケシ科なので麻薬のような成分があるのかと思いきやモルヒネのような成分は極端には含まれてはいないようだ。

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昨夜のTV番組「リーガル・ハイ」でこんな台詞があった。
「かつてこの地は、一面に桑畑が広がっていたそうです。どの家でも蚕を飼っていたからだ。それはそれは美しい絹を紡いだそうです。それを讃えて人々は、いつしかこの地を絹美と呼ぶようになりました。養蚕業が衰退してからは稲作に転じました。日本酒に適した素晴らしい米を作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退した。その後はこれといった産業もなく、過疎化の一途を辿りました。市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。五年前に化学工場がやってきましたねえ。反対運動をしてみたらお小遣いが貰えた。多くは農業すら放棄した。ふれあいセンターなどという中身の無い立派な箱物も建ててもらえた。使いもしない光ファイバーも引いてもらえた。ありがたいですねー。絹美という古臭い名前を捨てたら南モンブラン市というファッショナブルな名前になりました。なんてナウでヤングでトレンディなんでしょう。そして今、土を汚され、水を汚され、病に冒され、この土地にも最早住めない可能性だってあるけれど、でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた。ありがたいことです。本当によかったよかった。これで土地も水も甦るんでしょう。病気も治るんでしょう。工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれど、きっともう問題は起こらないんでしょう。だって絆があるから!」(『もちごめのブログ』さんより引用)
というコミカドさんの台詞・・・なんとも日本の地域農業の現状を言いあてている!!

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小池恒男先生がこの春出版された著「日本農業の『再生』(家の光協会)」には、地域からどうすれば農業の「再生」が可能かについて、いくつかの視点でヒントが述べられている。
先生は、まず「再生」とは「常に新陳代謝を図り、新しい活力を得て、地域農業が維持・継続・発展されていくこと」と定義付け、
・ブランド化(命はぐくむ農法+再生産可能な価格+食味)
・販売拠点や販売手法(学び+実践+販売の一体化)
・地域から主体的に取り組む構造再編(担い手、集積、委託等)
の重要性を説き、
集落営農や行政、農協の可能性と役割の違いを理解した中での、地域における農を如何にコミュニティビジネスへ繋げていくかが大切になると述べ
また様々な政策変更に右往左往することなく「範囲の経済」を徹底的に追求するなかで、地域地域それぞれにあった政策、農法を築く必要があると結ばれている。
農の力で地方の活性を!
地域から日本の農の再生を!

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~アップルを生みだす熱狂的哲学~
〈シンプルの杖〉はアップルのコアバリューと言われている。
私達はそのシンプルさを本当に理解し、仕事に活かす必要がある。
この本はアップルがどのようにそれを実践し、維持し、強調してきたかを、具体的な話の中で教えてくれそうな気がする。
農業も行き着く先はsimpleなのだろうから。

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