次に手にしたのは「土の科学(著 :久馬一剛)」。
いのち育む土は、単なる岩石の風化物ではなく、自然界にあるひとつの独立した自然体として捉え、ロシアのドクチャエフ的な表現を用いると「第四のキングダム」(つまり、植物、動物、鉱物、土壌とひとつの大きな分類になる)なのだという。
「大いなるかな土の徳や、如何なる不浄も容れざるなく、如何なる罪人も養わざるはない」と徳冨蘆花は土を称え、高村光太郎は「土壌は汚れたものを恐れず、土壌はあらゆるものを浄め・・・」と詠い上げている。
私達は今一度自然の中で土によって育まれた植物や動物のいのちをいただくことで生かされている事実の原点に立ち返る必要がありそうだ。
いのち育む土は、単なる岩石の風化物ではなく、自然界にあるひとつの独立した自然体として捉え、ロシアのドクチャエフ的な表現を用いると「第四のキングダム」(つまり、植物、動物、鉱物、土壌とひとつの大きな分類になる)なのだという。
「大いなるかな土の徳や、如何なる不浄も容れざるなく、如何なる罪人も養わざるはない」と徳冨蘆花は土を称え、高村光太郎は「土壌は汚れたものを恐れず、土壌はあらゆるものを浄め・・・」と詠い上げている。
私達は今一度自然の中で土によって育まれた植物や動物のいのちをいただくことで生かされている事実の原点に立ち返る必要がありそうだ。