百姓通信

自然と素直に向き合い、全身で風を感じて私は百姓しています。
①土づくり②循環型③無農薬・無化学肥料④永続性を大切に!

ポピー

2012-06-14 23:01:23 | Weblog
ポピー(ひなげし)の種は、花びらの散ったあと、この写真のような房に宿る。
自然が醸し出すカタチや図形は大変幾何学的で美しく、計算され尽し、何ともsimpleだ。
ポピーの種は、フランス料理では胡麻のような使い方をするという。ケシ科なので麻薬のような成分があるのかと思いきやモルヒネのような成分は極端には含まれてはいないようだ。

「日本の農業」

2012-06-14 00:35:10 | Weblog
昨夜のTV番組「リーガル・ハイ」でこんな台詞があった。
「かつてこの地は、一面に桑畑が広がっていたそうです。どの家でも蚕を飼っていたからだ。それはそれは美しい絹を紡いだそうです。それを讃えて人々は、いつしかこの地を絹美と呼ぶようになりました。養蚕業が衰退してからは稲作に転じました。日本酒に適した素晴らしい米を作ったそうですが、政府の農地改革によってそれも衰退した。その後はこれといった産業もなく、過疎化の一途を辿りました。市町村合併を繰り返し、補助金でしのぎました。五年前に化学工場がやってきましたねえ。反対運動をしてみたらお小遣いが貰えた。多くは農業すら放棄した。ふれあいセンターなどという中身の無い立派な箱物も建ててもらえた。使いもしない光ファイバーも引いてもらえた。ありがたいですねー。絹美という古臭い名前を捨てたら南モンブラン市というファッショナブルな名前になりました。なんてナウでヤングでトレンディなんでしょう。そして今、土を汚され、水を汚され、病に冒され、この土地にも最早住めない可能性だってあるけれど、でも商品券もくれたし、誠意も絆も感じられた。ありがたいことです。本当によかったよかった。これで土地も水も甦るんでしょう。病気も治るんでしょう。工場は汚染物質を垂れ流し続けるけれど、きっともう問題は起こらないんでしょう。だって絆があるから!」(『もちごめのブログ』さんより引用)
というコミカドさんの台詞・・・なんとも日本の地域農業の現状を言いあてている!!