風は北寄りでしたけど、日差しはタップリで湿度も高め…。
寒さはとくに感じなかった本日のやんばるです。
インターバルでは、スーツを半分脱いでいても快適に過ごせました。
今週はこんな感じの空模様が続きそうです。
風はやや強めの北東。曇のち晴れ。
■■
『奴』
この漢字にはたくさんの読み方があるみたいです。
『やつ』、『しゃつ』、『つぶね』、『ど』、『ぬ』、『め』、そして『やっこ』…。
今回は『やっこ』について。
といっても『奴(やっこ)』には、11個もの意味があるのだとか。
その1、下僕・召使い・家来。その2、目下の者を卑しめて呼ぶ語。その3、奴豆腐の略。
その4、奴凧の略。その5、近世の武家の奴僕。中間(ちゅうげん)のこと。その6、近世初期の侠客。
その7、遊女などが奴(武家の中間)の風をまねること。またその遊女。その8、近世の刑罰の一つ。その9、近世の身分刑の一つ。
その10、近世の魚屋の符丁。その11、奴頭(武家の中間)の髪形のこと。
いや多すぎる…。もっとも繋がり合う意味もあるようで…。
その5の武家の中間は身分の低い者だったらしいですから、その1・その2が本来の意味で、そこから中間のことも奴と呼ぶようになったよう。
武家の奴は四角形を染めた半纏を着ていたそうで、四角に切った豆腐も奴と呼ばれるようになり、その3に繋がるわけです。今でも冷奴って呼びますよね。
中間の筒袖姿を模したものが奴凧で、その4に繋がりますし、遊女や芸者が『○○奴』と呼ばれたのは奴の言行をまねたから、でその7に繋がり、その11は、その奴の髷のこと。
多くは武家の中間に関連しているようですね。すると奴=中間のイメージで、まあいいのかなと思えたり。
で、中間のイメージってどんなものが浮かびます?
僕的には、時代劇の参勤交代で荷物を運んでる人、あるいは江戸の武家屋敷で門番してる人、って感じです。
■■
さて…
〈ヨウジウオ科ヨウジウオ亜科ウミヤッコ属ヒメホソウミヤッコ Halicampus dunckeri 18年9月13日 沖縄島安和〉
学名種小名は『Duncker 氏の』の意。つまり献名です。
Georg Duncker はドイツの魚類学者です。