薄曇り、あるいは薄晴れ…という感じだった本日のやんばるです。
台風28号はほとんど問題なさそうで、遠からず温帯低気圧になるようです。
今週は暖気が北上する一週間になりそうですね。
風は東。曇ときどき晴れ。
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普段僕らは動物の名前を学名で呼んで会話することってないですけど、恐竜の名前だけは違いますよね。
ティラノサウルスとかトリケラトプスとか、これらは学名、つまりラテン語(古ギリシャ語)ですから。
え? 普段恐竜について会話しないですか? マジっすか? 僕の周りでは恐竜は天気の次に日常的な会話の一ジャンルなのですが…。
まあ冗談はさておき、学名にはその種の特徴が織り込まれているものが多いですよね。
恐竜でいうと、○○サウルスの『サウルス』はトカゲの意味ですし、○○オプスの『オプス』は○○な顔という意味。あるいは○○ニクスという名前もあり、これは○○な爪という意味。つまりこれらは全体的な形態や顔や爪に特徴があるのでしょう。
さらには○○ドンという名前も多いですよね。『ドン』は○○な歯という意味。きっと歯に特徴があるのでしょうね。
歯は口腔内にある咀嚼するための一番目の器官で、人体で最も硬い器官なのだとか。
脊椎動物では歯を持つものは多く、人間は乳歯と永久歯の二組を持つ二生歯性。
ネズミ類のように、一組の歯が伸び続ける一生歯性の動物もいれば、サメ類のように二週間に一組ずつ新しい歯が作られていく多生歯性の動物もいます。
魚類の歯はその食性によって様々な形をしていています。
多くの魚は円錐歯を、魚食性の魚は犬歯状歯を、貝殻その他の硬い餌を捕食する魚は臼歯を、岩礁などに固着する生物を食べる魚は門歯状歯を、付着ソウ類を食べる魚は櫛状歯を、柔軟な餌を食べる魚は絨毛状歯を、持っているのだとか。
そして魚類の歯は、脱落すると何度でも新しい歯が生えてくる多生歯なのだそう。
その点は羨ましいなぁ…。
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さて…
〈テンジクダイ科ヤライイシモチ属リュウキュウヤライイシモチ Cheilodipterus macrodon 18年10月9日 沖縄島安和〉
画像は幼魚。
学名種小名は『大きな歯』の意。
本種は、両顎にある犬歯が大きいことが特徴です。