Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

ちょっと残念な進化?(パンダダルマハゼ)

2018-06-22 19:28:00 | ハゼ科

ここ何日か南寄りの強い風が吹き続けてますやんばるです。

カーチバイ(夏至南風)と呼ばれる風で、梅雨の終わりに吹く風なので梅雨明けが秒読み段階に入っているのでしょう。

といっても、ここ数日雨らしい雨に出会ってませんので、僕的にはもう明けているのではないかと思えたり…。

風は強めの南~南西。晴れ。

■■

つい先日某アイドルグループの総選挙の結果が発表されたのだとか。

テレビで放送とかもされたのでしょうか。テレビがないのでよく解りませんが…。

それより少し前、今年の子どもの日に、『こどもの本総選挙』というブックランキングが発表されました。

これは12万人以上の小学生が投票したランキング結果なのだそうです。

ある意味、本当に優れた児童図書ランキングという気もしますが。何せ対象の読者が直接選んでいるわけですから。

夏休みの読書感想文なんかも、このランキングの本を対象本にすればいいのに…とか思えたり。

あの感想文の宿題が、とても面倒臭かった記憶が色濃く残っていたりするのですよねぇ…。

まあそれはともかく、一位に選ばれた本は、『ざんねんないきもの事典』という本でした。

タイトルの通り動物のちょっと残念な進化、というかちょっとお間抜けなポイントが、イラストと文章で紹介されるという本です。

この本、僕は以前から知ってましたが、この本が紹介されるときに必ずといっていいくらい取り上げられる動物がパンダ。

それは、『パンダが一日中食べ続けているササの葉にはじつはほとんど栄養がない』という章。

パンダはクマの仲間ですから、そもそもは雑食性で肉や果物も食べられるのですが、生存競争に負けてササくらいしか生えない高山で暮らすことになったというもの。その結果、消化の悪いササを一日かけて大量に食べなければなくなったのだとか。

これはつまりパンダの生存戦略なのでしょうけど、このように言われると、確かに残念に思えてしまいますね。

動物たちの特徴がとても分かりやすくて、小学生じゃなくても面白い本です。

■■

さて…

〈ハゼ科ハゼ亜科ダルマハゼ属パンダダルマハゼ Paragobiodon lacunicolus 18年5月22日 沖縄島安和〉

ハナヤサイサンゴ属の狭い枝間を住処にする本種。

学名種小名も『隙間に住む』の意ですが、そうなったのも実はちょっと残念な進化の結果、とかだったりするのでしょうか。

〈同種同個体 同日 同ポイント〉

僕にはペアで居心地良さそうに見えますけど…。

 

コメント
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