Sakana no Sanaka

沖縄本島テキスト系ダイバーの一考察

tiger cub(トラノコイソハゼ)

2018-06-15 16:49:38 | ハゼ科

雨が降り続いてますやんばるです。

梅雨の後半特有の、断続的な激しい雨。

そして本日台風6号が発生しました。

予報によると、暴風域は伴わないようですが、明日の日中に沖縄島の西側海上を通過していきそうです。

風は南東のち南西。雨、ときに激しく。

■■

『スーパーカブ』と聞いて、「何それ?」という方はたぶんいないでしょう。

もちろんホンダのモーターサイクル、すなわちオートバイのことです。

1958年に生産が開始され、シリーズ累計生産台数が1億台を越えるという、イタリアの『ベスパ』と並ぶ世界的ロングセラーのバイクです。

僕もかなり以前に乗ってました。

その名前の『カブ』は、熊や虎などの猛獣の子供を意味する英語の『cub』に由来しているのだとか。

熊の子ならば "a bear cub" 、虎の子ならば "a tiger cub" というのだそう。

ところで『虎の子』という言葉には、『大切に持ち続けて手放さないもの。秘蔵の金品』という意味もあります。

『虎の子のへそくり』とか、『虎の子の財布』なんて使い方をするのだそう。

虎は自分の子を大事に守り、非常にかわいがって育てるといわれていることから、このような言葉が生まれたのだとか。

虎は雌のみで子育てをしますが、子供は生まれて2週間は目が見えず、その間母親は子供から離れないのだそう。

それからも1年半は母親と共に生活し、獲物の狩り方や食べ方を教わるのだとか。

そしてさらに、二才半までは母親の行動圏で共に暮らし、それから自分の行動圏を確保するために旅立つのだそう。

確かに、手厚く育てられているように思えますね。

■■

さて…

〈ハゼ科ハゼ亜科イソハゼ属トラノコイソハゼ Eviota fasciola 18年5月17日 沖縄島安和〉

画像は幼魚。

学名種小名は『小さな帯』の意。

頭部から尾丙部まで並ぶたくさんの赤褐色横帯のことでしょうか。

 

コメント
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